01


うつら、うつらと微睡む思考。
そんな全てがあやふやな中で、一つの閃きが頭の中を駆け抜けた。同時にここ最近身体にまとわりつくように重だるかった心身の疲れも、今にも閉じそうになる瞼の重さも吹き飛ぶ。

「そうだ。何で俺だけ我慢しなければならない」

ガタッと椅子を鳴らして立ち上がる。
目の前の机の上には決裁済みの書類と未決裁の書類の束が積み上げられている。
右手に握っていたペンを机上に放り出し、ここ数日夜中の購買や書類提出に行く時以外は開けられる事の無かった扉を見つめて肩を震わせる。

「…そうだ、簡単なことだ」

何で最初に思い付かなかったのかと、肩を震わせて笑い、次の瞬間にはぴたりと口を閉じた。
事務処理で凝り固まった肩を解す様に、ぐるりと肩を回した俺はぱきぱきと関節の鳴る音に心地好さを覚えて瞳を細める。
書類の積み上げられた生徒会長専用の机を迂回し、扉に向かって赤絨毯を踏み締める。

「…ぶっとばしてやる」

不穏な台詞を口に、数日振りに陽のあたる扉の外へと出ようとして、ドアノブに手を伸ばした。
その時、扉の外側から部屋の鍵が解除される音が鳴った。

ピーッと鳴った音に、現在この部屋の鍵を開けられる人間は自分の他に二人いるとほんのちょっとクリアになった頭が弾き出す。俺以外には風紀委員長、生徒会顧問。そのどちらかだと考えたのは数秒。
目の前で生徒会室の扉が開かれる。

「おい、野上、いい加減にしやがれ!」

そう怒鳴り声を上げて目の前に現れたのは、制服を適当に着崩した風紀委員長だった。

「っ、のがみ…?」

奴は目の前に立っていた俺に驚いたのか、普段はこちらを睨み付ける様に鋭い眼差しを丸くしている。

まぁ、こいつが何を怒っているのか知らないが、威勢の良いその姿に安堵する。

しかし、遮光カーテンで陽の光を遮り、豪勢なシャンデリアの光に慣れていた目に自然光が痛い。加えてここ最近は明かりの消された廊下を歩き慣れていたせいか、目の前の明るい廊下に違和感を覚えた。

風紀委員長である武本(たけもと)を押し退けて生徒会室から出ようとすれば、驚きから立ち直った武本に腕を掴まれる。

「待てよ。無視とは良い度胸だな?」

「俺は忙しい。離せ」

振り払おうとした手が振り払えない。
こいつ、握力強いな。
苛立ちを通り越して冷静な頭がそう分析して、告げて来る。
何故かそこで、僅かに妙な間を開けた武本が俺をじっと見つめて、口を開く。

「どこに行くつもりだ?」

「どことは、…決まってるだろう。奴らをぶっ飛ばしにだ」

その瞬間を思えば、胸がスカッとする。重怠く感じるこの身も、頭も軽くなったようにふわふわとした。

自然と込み上げて来た笑みがくつりと零れる。

「あー…、いくらお前でも、そりゃアウトだ。むしろもう無理だ」

「何の話をしている?俺はもう行くぞ」

「俺の手も振り払えないくせに何言ってやがる」

お前が行くのはこっちだと、強引に武本に腕を引っ張られる。

「おい、ふざけるな!離せ!殴らせろ!」

「てめぇこそ、ふざけんな!人の気も知らねぇで勝手に一週間も生徒会室に籠りやがって」

ピーッと武本のカードキーで再び生徒会室には鍵が掛けられ、野上はそのまま武本に引き摺られるようにして風紀委員室に連れて行かれた。

 




先々週辺りに編入して来た癖の強い編入生のせいで、ここ数日風紀委員も立て込んでいた。と、言うのもこの編入生というのが学園の理事長の甥にあたり、これまでどれだけ溺愛されて育てられたのか世間知らずも良い所で。校内の至る所で問題を起こすわ、編入生の可憐な容姿に惹かれた役職持ちの生徒達の職権乱用のせいで、学園内の風紀は乱れきっていた。
そんな中で、風紀委員達は編入生をちやほやする役職持ちの中に学園の中で一番の影響力を誇る生徒会長である野上の姿が無い事には気付いていた。むしろ風紀委員達は生徒会長のその常識的な判断に胸を撫でおろしていた。安堵していた。

「おい、最近、誰か野上生徒会長様の姿を見た奴はいるか?」

そう我が風紀委員長、武本の言葉を聞くまでは。

「え?何を言ってるんですか?」

「会長なら…」

いつ、見たっけと風紀委員達はその姿をいつしか校内で見かけなくなっていたという異常事態に気付き、顔色を変えた。

「い、委員長が会長と最後にお会いしたのはいつですか?」

「奴が編入して来てすぐ備品を壊した日だ」

「それって、先々週じゃないですか!」

「だから、お前らに聞いてる」

ただでさえ鋭い眼光を細め、厳しい眼差しを向けて来る武本に、風紀委員達は至急情報収集に回りますと風紀委員室を飛び出して行く。
武本は自分の机の上に置いてあった書類を手に取り、苛立ちを隠すことなく舌打ちをすると椅子から立ち上がる。

「野上…てめぇ、覚えとけよ」

武本はブレザーの右胸に付けていた風紀委員長を示すピンバッチを委員長席に置くと、風紀室を後にする。

 




数時間後、
とある空き教室には可憐な容姿を持つ編入生とその取り巻き。生徒会副会長、書記に会計、庶務の五人の人間が不良達に囲まれ、怯えていた。

「何なんだよ、あんた達…」

「F組の人間が僕達に何の用ですか?」

「こんなことしてただで済むと思うの?」

この学園にはF組という、素行不良や成績不振の生徒達が集められたクラスが存在していた。しかし、彼ら役職持ちの生徒会役員はF組に直接関わることもなければ、対極にいる人間と言ってもいい。理事長の甥である編入生もまた、彼らの様な不良と言われる人間には接したことすらなかった。

昼休みも終わりに近く、生徒会の人間しか利用できない筈のガーデンテラスで昼食をとり、のんびりと校舎一階の廊下を歩いていた所を脅すような形で、この空き教室へと連れて来られたのだ。

だんまりを決め込み、何も喋らない不良達を、気丈にも睨み付けて権力を振りかざそうと副会長が口を開きかけたその時。

「全員いるな?…てめぇら、良くやった」

副会長達生徒会役員には聞き覚えのある低い声が、不良達を褒める様に言った。
空き教室の扉へ顔を向けた役員達の顔が驚きに染まる。

「なっ、貴方は…!」

「風紀委員長…」

「え、なんで…」

「どういうこと?」

編入生だけが助けが来たと顔色を明るくさせた。
その様子に武本は元から鋭い双眸を更に細めると口端を吊り上げ、手振りで彼ら包囲していた不良共を動かす。少しだけ包囲網を緩め、武本は編入生達の目の前に立った。

「よぉ、てめぇら。よくも学内を掻き回してくれたな。俺の手を煩わせやがって」

「な、何を。何で、貴方がそちら側にいるんです?」

堪は悪くないのか、副会長は武本の視線から編入生を庇う様に武本の前に立つ。

「そちら側ねぇ。俺はもともとこちら側だぜ」

風紀委員長、武本の所属は始めからF組だ。

「野上から聞いてねぇのか?」

武本は野上の指名を受けて風紀委員長になった身だ。もっともF組の人間を役職持ちに指名するなど野上でなければ考えられない所業だ。あいつは実力主義な所がある。

「まぁ、俺の事はどうでもいい」

武本は役員達にどう思われようと関係ねぇと強引に話を進める。

「そうだな、…とりあえず、一人一回は殴らせろ」

「は?」

「何でだよ!」

コイツはおかしいと、さすがF組。すぐに暴力に訴える気ですかと、編入生プラス役員達はぎゃんぎゃんと騒ぎだす。
それに武本は片耳を手で押さえると、先程の軽い口調から一転。威圧するように役員達を睨み付けると、冷笑を浮かべて上から抑え付ける様に言葉を吐く。

「それが嫌なら今すぐ辞表を書け。俺が裁可してやる」

これ以上、俺達に迷惑をかけるな。学内を混乱させるな。

「てめぇらが選べるのはこの二つだ。大人しく辞職するか、俺に殴られるか」

役職持ちでなければ混乱は抑え込める。生徒会も新たな人材を雇えるだろう。

「風紀委員長が暴力に脅しなんて、貴方こそ、辞めるべきでしょう」

提示した選択に素直に頷かない副会長に武本はくつりと肩を揺らして笑う。

「お前の目はどこまでも節穴だな。今の俺が風紀委員長に見えんのか?」

武本は何もついていない己の右胸を指して言う。

「あいつも馬鹿な人選をした。その点で言えばてめぇらもか」

風紀委員長という肩書を外してしまえば、武本にはF組のトップという名前だけが残る。

「あいつと違って俺はな、自分の気に入らねぇ奴を殴るのに躊躇する理由はねぇんだよ」

武本は風紀委員長という身分に未練もない。加えて、元から素行不良のF組。人は殴り慣れている。特に何処をどうすればいいのかも、よく分かっている。
痛みが長引くようにしてやろうかと、口端を吊り上げて笑った武本に役員達は大人しく辞表を書く道を選んだ。
そして、胸元に輝く生徒会役員を示すピンバッチを武本に奪われる。

「っこんな真似をして、後できっと後悔しますよ」

負け犬の遠吠えらしい副会長の台詞に武本は皮肉気に笑みを深めて、鋭く光る眼光で見返す。

「させてみろ。楽しみにしてやる」

そう挑発すれば、副会長は僅かに堪えたものの武本から視線を逸らしてしまう。

この辺り、野上ならば真っ向から睨み返して来るんだがなと、物足りなさを感じる。同時に別の事が武本の頭の中を過ぎり、自分らしくない考えが浮かぶ。武本はそんな自身に舌打ちをして、仕方なくその考えを口に出す。

「次だ。俺はてめぇらがどうなろうと構わねぇんだが、後で文句を付けられるのも癪だ。一つ救済案をくれてやる」

辞表を書くか、殴られるか、と不良のトップらしく横暴に振る舞う武本の言葉に当然ながら副会長達は怪訝な顔をした。

「…何ですか」

「まだあるの…」

「もう帰りたい」

編入生などはすっかり武本の放つ暴力的な気にあてられ、副会長達の背後で委縮している。
武本はそんな普段の威勢を無くした編入生に冷めた視線を向けながら、現在学園内を取り巻いている様々な問題に終止符を打つよう様に言った。

 

風紀室に戻った武本を待っていたのは、顔色を悪くした風紀委員達だった。
武本は机上に放置していた己のピンバッチを右胸につけ直すと、椅子には座らず、机に寄り掛かって報告を聞く。

「会長はここしばらく授業にも出席していませんでした」

「寮の部屋にも帰って来た形跡はありません」

「会長の親衛隊達も野上様のお姿を拝見したのは先週の食堂が最後だそうです」

学園の噂話は編入生やその取り巻きが度々起こす騒ぎで持ちきりで会長の事については何も触れられていない。その時点で異変に気付くべきであった。

「野上の奴は生徒会室か」

生徒会役員がこれだけ騒ぎの中心にいるくせに、学園の運営は滞っていない。他の委員会や教職員からも苦情は入っていない。何より、武本のいる、風紀委員会にも生徒会からの決裁済みの書類は回ってきていた。

「だと、思われます」

「唯一確認出来たのは会長のカードキー使用履歴です」

「何時だ?」

鋭い一瞥に風紀委員は手元の紙を捲って答える。

「昨夜、いえ、今朝の三時近くに購買で食料品を買っています」

購買は校舎内と寮の両方にあり、二十四時間営業をしている。ただし、校舎内にある購買は夜九時を過ぎると無人レジに切り替わる仕組みになっていた。

「なるほどな。そういう絡繰りか」

どうやら野上の奴は寮にも帰らず、生徒会室で仕事を裁いているようだ。加えて、奴の持つカードキーなら、決裁した書類を夜中の内に各委員会室に届ける事も出来る。昼間に目撃者がいないのもこのせいか。

「だからって、…ふざけんじゃねぇぞ、野上。何で俺を頼らねぇ」

全ての謎が解け、武本は吐き捨てる様に低い声を漏らす。
ぶわりと武本の身から溢れ出した殺気にも近い威圧感に風紀委員達は硬直する。

「野郎を引き摺り出してくる。てめぇらはどっかいってろ」

周囲の様子に目もくれず風紀室の扉を睨み付けた武本はそう言葉を残すと扉を開けて風紀室を出て行った。

「っ、一旦、解散とします」

残された者達の中にいた風紀副委員長の宣言により、風紀委員達は素早く風紀室から退散して行く。

そして、数十分後。
言葉通り、野上生徒会長を一週間振りに生徒会室から引き摺って来た武本が風紀室に戻って来る。

室内に誰の姿も無い事を確認して、風紀室の鍵を閉めた武本はうるさく喚く野上を応接室のソファに投げた。

「おら、ちったぁ静かにしやがれ」

「ふざけるな、俺は用があるって言ってるだろ!」

こんな所で寄り道している暇はないとソファから身を起こそうとした野上を、体重をかけてソファに縫い付ける。

「っ退け!」

「嫌だ」

顔を近づけて至近距離から睨み合う。
抑え付けた野上の腕は筋力が落ちているのか、触った感じ細くなっている。顔色もあまり良いとは言えず、睨み付けてくる目の下に薄く隈が出来ている。
組敷いた身体は薄く、前よりも確実に細くなっている。なにより俺の拘束から逃げ出せないほど、全体的に力が落ちている。

「ちっ、話になんねぇな」

目の当たりにした現状に武本の中で苛立ちが募る。
身体は確実に弱っているくせに鋭さを失わない眼光で尚も武本を睨み付けてくる野上に、武本は熱くなりすぎる前に自分の思考を停止させる。

「分かった。おい、一度だけ殴らせてやる」

「あぁ?」

「その代わり、後で慰謝料をもらうぜ」

やれと言って、武本は顔を上げて押さえつけていた野上の腕を離す。
殴って良いと言われた野上は深く考える事無く、ふわふわと覚束無い頭で、とりあえず許可が出たので良しとして拳を握った。

容赦の無い拳が武本の右頬を打つ。

「っ、…てぇ」

しかし、元から寝不足に加え、疲労して体力も筋力も落ちていた野上の拳は喧嘩慣れしている武本から見れば、痛みはあるもののたいして威力のあるものではなかった。

「ほんと、てめぇは…めんどくせぇキレかたしやがって。…頭は戻ったかよ」

殴られた右頬を押さえ、ぎろりと見下ろしてくる武本に野上は振りかぶった左拳をソファの下にだらりと落とす。自分でも気づかぬ内に妙なテンションで振り切れていた思考は僅かに落ち着きを取り戻していたが、未だ頭はどこかぼんやりとした重だるさで目が据わっている。

「全然スッキリしない」

「だろうな。どうみても今のお前に必要なのは連中に殴り込みをかける暇じゃなくて、睡眠だ」

「……なんで生徒会室に武本がいるんだ?」

「はぁ?てめぇは…っ」

どう見ても普通ではない様子の野上に悪態を吐きそうなった武本は無理矢理言葉を呑み込むと溜め息に変え、己の下でぼんやりと首を傾げた野上に己の懐から四通の紙を取り出して見せる。紙面には『辞職願』と波打つ文字で書かれており、その紙を武本は野上の眼前に突き付け言った。

「奴らはもうお前とは無関係だ。さっさと忘れて新しい人員を補充しろ」

緩慢な動作で持ち上げられた野上の手が辞職願を掴む。ジッと辞職願を眺める野上に武本は無造作にポケットに入れていた、生徒会役員を示すピンバッチを取り出す。

「これも返すぜ」

野上の視線がバッチに移り、辞職願の紙がソファの下に投げ捨てられる。

「おい、何しやがる」

「…用済みの紙屑だ」

武本が手にしているバッチさえあれば、他は必要ないとでも言うような態度だ。

「ったく、てめぇは…俺の気遣いを無駄にする気か」

きらりと光る役員バッチを野上の掌に落としながら、武本が不満を零せば、野上の視線が興味深げな色を湛えた。

「へぇ、…気遣い。お前が俺に?」

「はっ、柄じゃねぇのは自覚済みだ」

ただ武本はこんな事態になっても何も言ってこなかった野上に、何も気付かなかった自分自身にムカついてしょうがなかった。
しかし、怒りだけに支配されて冷静さを失えば、それは権力を乱用する連中と同じ。武本は学内の人気投票で選ばれただけの生徒会役員共とは違い、その実力を野上に買われて風紀委員長に指名された人間だ。野上に無様な姿は見せられない。
だからこそ、後で問題が起こらぬ様に自主的に辞職願を書かせた形をとり、ピンバッジを返却させた。
更に一般人に戻った役員共の身柄の安全と監視の目を付ける為に、わざわざ編入生の親衛隊を作らせ、個々人での身動きを封じた。
そうざっと経緯を説明してやれば、何が可笑しいのか野上は喉を震わせ、低い声で笑った。

「やっぱり、俺の目に狂いはないな」

「あぁ?」

何の話だと、再び通じなくなった会話に武本が眉を顰めれば、下から伸びて来た野上の手が強い力で武本の襟首を掴む。ぐっと首を絞められる様に下方へ引っ張られて、武本は慌てて野上を潰さぬようにソファに手を付いた。

「お前っ、今の自分の態勢を考え…っ!」

するりと直ぐに襟首から離された手が武本の胸に移動し、武本が注意する間に制服の胸元にきらりと光る風紀委員長のバッチが生徒会役員のバッチに付け替えられる。それも刻まれた刻印が示すのは…。

「お前は今日から俺の…、副会長だ」

風紀委員長も悪くはないが、遠いと野上は意味不明な言葉を続ける。

「ちょっと、待て。一旦落ち着いて考えろ」

言うだけ言って一人満足気な顔をして、武本から手を離した野上は残りのバッチをポケットの中に落とすとソファに身体を預けてうとうとと寝始める。

「おい、野上、寝るんじゃねぇ!これはどういうことか説明しろ!」

今度は逆に武本が野上の襟首を掴み、前後に揺さぶったが、野上が起きる事はなかった。

「ふざけんなよ、てめぇ」

起きたら絞めると舌打ちをして、武本は仕方なくソファから離れる。しかし、野上を風紀室に一人残していけるわけも無く、苛立たし気に向かい側のソファに腰を下ろすと、無防備に眠る野上の寝顔を睨み付けた。

「俺に隙なんかみせんじゃねぇ。襲うぞ、野上」

そう、武本は野上に指名された人間だ。生徒会役員の様に強制的では無く、武本には拒否権もあった。風紀委員長にならないという選択肢もあったのだ。




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