「椿ー!」
『寄るな触るな近付くな変態!!』
「ひ、酷い…!」
「そういうのを自業自得っていうんだよ、三郎。」
皆で馬鹿やって笑って。
「椿ー…ここ分かんねぇ。」
『おい八左ヱ門、これ四年の問題だぞ。』
「でも分かんねぇんだって!」
『よく進級出来たな、お前。』
勉強してからかって笑って。
『だーっ!馬鹿兵助、それは俺の冷や奴だ!!』
「ひはへー(知らねー)。」
『上等だテメェ表出ろや!!』
「おおお落ち着いて、椿!兵助も悪気は無かったんだよ!!」
『離せ勘右衛門!アイツには悪意しか渦巻いてねええぇぇ!!』
馴れ合って喧嘩もして笑って。
「椿先ぱーい!」
「大丈夫か?椿。」
みんな笑って笑って笑って。
「初めまして!東雲優莉です!」
何処で狂ってしまったんだろう。
(諸行無常か、よく言ったものだな。)
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