ずっと続けばいいと願いつづける。





『私は夕凪椿、よろしく。』

「おれ、竹谷八左ヱ門！よろしくな、椿！！」





『お前か？私の顔を使って悪戯をしているというのは。』

「え？ぼく、しらないよ！」

『人真似しても無駄だぞ、鉢屋三郎。』

「ちぇ。なんで分かるかな。」

『知ってるとは思うが、夕凪椿だ。よろしく、三郎。』

「…あぁ、よろしく、椿。」





『不破雷蔵。』

「…だぁれ？」

『あ、ごめん。私はい組の夕凪椿。三郎の友達だ。』

「はちやくんのお友達なの？僕もなかよくなりたいな！いい？」

『勿論！よろしく、雷蔵。』

「よろしくね、椿！」





「なぁ！とうふ好きなのか？！」

『んぁ？あぁ、まぁ…。』

「おれ、同じクラスの久々知兵助！よろしくな！」

『夕凪椿だ。よろしく、兵助。』





『あ、えーと…兵助と同室の…。』

「尾浜勘右衛門！よろしく！」

『夕凪椿だ。よろしく、勘右衛門。』

「うん！」





叶わないと知っていつつも。





(こうして私達は出逢った。)