「先輩!」

『おお…どうした伝七。』

「目が赤いですけど…あ、一年は組に泣かされたんですね!!」

『え?いや、ちが』

「どうしたんだ?」

「彦四郎!先輩がは組に泣かされたんだ!!」

「何だって?!」

『いや、だから…』

「先輩が泣かされたって本当か?!」

「先輩、もう僕達が来たから大丈夫ですよ!!」

『いや、だから勘違いだって…。』

「「「「僕達が先輩を護りますから!」」」」

『〜〜〜お前達は本当にいい子だなぁ!』

ぎゅうううう

「わあっ?!」

「せ、先輩?!」

「わああっ!」

「きゃー!」

『あははは!大丈夫、本当には組に何かされた訳じゃないんだ。』

「本当ですか?」

『あぁ。私がお前達に嘘をついたことあるか?一平。』

「ありません!」

『だろう?』

「なら大丈夫なんですね?」

『あぁ、大丈夫だぞ彦四郎。』

「なら良かったです!」

『ふふ、心配してくれてありがとう、伝七。』

「は組に何かされたら僕達に言って下さいね!」

『頼もしいな、左吉。ありがとう、四人とも。お前達も先輩に何かされたら私に言ってくれ。私が仕返ししてやるからな!』

「「「「はい!」」」」



(やっぱり先輩は頼りになる憧れの先輩だ!)




  
 
 
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