『今年ももう師走だな。』
雷「そうだね。一年が経つのは早いなぁ。」
三「茶ぁ啜りながら何言ってんだよ、年寄り臭い。」
『「三郎うるさい。」』
三「(何で私だけ…。)」
『そういえば八左ヱ門は?』
雷「ハチは委員会。」
『また脱走か…。それにしては援護要請がないな。』
三「いや…毒蛇が冬眠する頃合いだから挨拶に行くんだと。」
『へぇ…なら外に居るんだろうな。(後で甘酒を持っていってやろう。)』
雷「外かぁ…寒そうだね。そろそろ雪が降る頃だよね。」
三「雪か…今年はどのくらい積もんのかねぇ。」
『沢山積もったら雪合戦でもしようか。三郎対私達五人で。』
三「ちょっとお姉さん、それは無理じゃないかな。」
『成せば成る。成さねば成らぬ、何事も。なっ、三郎。』
三「想像して笑い堪えんの止めろ。」
雷「今日も平和だなぁ…。」