フェチ×人狼×探偵×パロ
・毛探偵パロのようなもの。説明文が多い。
・影薄コンビと無冠とキセキが狼人間。
・含有CP:月黒、降黒、黛黒、火黒(じゃれ合い程度)

都内の片隅に、その事務所はある。
路地裏というには少し広い道幅だが、表通りと比べると薄暗くごちゃごちゃとした印象を受ける。それは、軒先に並んだ小物のせいでもあるだろう。編み笠をかぶり、『CLOSED』の札を首から下げた信楽焼の狸が門番となる扉は、その中に並んでいた。
『誠凛探偵事務所』
そう書かれた鷲型のドアプレートが揺れている。

降旗光樹は、探偵事務所で働く学生アルバイトだ。中学卒業後家を出て、知人の家でルームシェアをしている。中卒で働いてやろうと荒れていた時期もあったが、やはり学歴社会では最低でも高卒でなければ苦しい。ということで専門学校に籍を置き、学費と生活費を稼ぐために割のよいバイトを探していたところ、求人情報誌の隅にひっそりと載っていたこちらの探偵事務所の情報を見つけたのだ。
『事務職員募集。条件:エクセル等パソコン技能あり、アレルギー(特に動物)なしの人』
エクセルについては理解できるが、アレルギー(特に動物)とは? と疑問に思いながらも、給料などの条件が良かったのですぐに応募。晴れて採用され、今に至る。
狸の首の札をクルリと回し『OPEN』に変えて、数分後、本日初めのお客様が扉を開いた。
応接用のソファセットが並ぶ広々としたワンルーム。奥にひっそり佇む扉は、この事務所に住み込んでいる上司たちの部屋だ。隣接する給湯室でお茶を淹れ、降旗はソファに座る客人の前へそれを並べた。
「どうぞ、日向さん」
「ああ、サンキュ」
カッチリとしたスーツを着た日向は、この探偵事務所の所長と知り合いの刑事だ。所長も元刑事で、現役時代は同期として切磋琢磨していた仲とか。所長が退職した後も、度々事務所を訪れては関わっている案件について相談をしている。
いつもは一人か、部下を連れてきているが、今日は初めて見る顔が彼の隣に座っていた。虎のような迫力ある見た目に降旗はビクビク肩を揺らしてしまったが、お茶を出したことに対してペコリと丁寧に頭を下げてくれたので、少し怯えも落ち着いた。
日向の向いに座った所長の伊月は、降旗からもらった茶を啜って、整った眉を歪めた。
「で、今日の要件はそいつか?」
「ああ」と頷いて、日向は喉をお茶で潤す。湯呑を机に置いてから、何かを探すように彼は辺りに視線を回した。
「僕のこと探していますか?」
「うお!」
突然聞こえてきた声に、大仰に肩を飛び上がらせたのは大人しくお茶を啜っていた新顔だ。挙手したのは伊月の隣に座る青年で、彼は降旗が机に置いた専用のカップを持ち、湯気を呼気で揺らしていた。
「黒子、そうそう……」
日向が同意するうちに、新顔はギュッと眉を寄せたまま身を乗り出す。「おい、火神」日向の言葉も無視し、新顔は目を閉じるとクンクン動かす鼻を青年の頭へ近づける。
「……お前、匂いが薄いが、狼なのか?」
「はい」べし、と新顔の頬を掌で押し返し、青年は頷く。
「そういう君もですね。えっと、」
「火神だ。火神大我」
「火神くん。僕は黒子テツヤです」
互いに自己紹介し、黒子はペコリと頭を下げる。そんなやりとりを眺めていた降旗は、「もしかして」と日向の方を見やった。
「そう。コイツが、アメリカから譲り受けた日本警察最後の警察犬だ」
あまり使いたくない言葉だが、と小さく付け加えて日向は肩を竦める。ふうん、と相槌を打ちながら、伊月は黒子と会話を続ける火神の横顔を見つめた。

秘密警察犬(シークレット・ドーベルマン)とは、中世ヨーロッパより秘密裏に受け継がれ続けた狼男の遺伝子を持つ、現代の狼人間。姿形等、基本的には人間と同じだが、一つの特性に執着し、その執着した特性から情報を抜き取ることができる。それによって犯人を追い詰める姿は、まさに警察犬(オオカミ)。以前は多くの秘密警察犬が日本警察に所属していたが、カリスマ性ある秘密警察犬の一人をトップに反逆を起こし、多くの秘密警察賢が殺処分、もしくは逃走してしまったらしい。
その後唯一残っていた日本の警察犬も、一身上の都合により退職。現在は探偵事務所職員として、必要時に警察へ捜査協力するということで落ち着いている。
「だが、やっぱり警察所属の狼人間がいないことが、上も不安だったらしくてな。コイツのDNAデータは、日本警察が保管していたものなんだ。受精とある程度の教育だけ、アメリカに依頼したってところだな」
「よくもまぁ、そんなことがまかり通ったな」
「そこらへんの細かい外交情勢は、知らん。俺の管轄じゃねぇし」
ケロリと言ってのける日向に、降旗は思わず口元を引きつらせてしまった。
「彼も狼人間……ってことは、黒子みたいな感じなんですか?」
「ああ、鑑識能力も中々だ。確かアイツは、」
「ちょっと火神くん、擽ったいです」
降旗の疑問に答えようと首を回した日向は、思わず湯呑を取り落としそうになった。向いに座る伊月の手元で、嫌な音が聞こえた気がするが無視したい。
身を乗り出した火神は腕を伸ばして黒子の項に触れると、自分の方へ引き寄せるように掌で押す。そうして近づいた柔らかい水色の髪へ鼻を埋め、ゆっくりと呼吸をする。吸い込んだ匂いを堪能するように目を閉じる彼の呼気が地肌に触れてむず痒く、黒子は身を捩って肩を手で押していた。
日向と共にその光景を目にした降旗は顔を真っ赤にし、慌てて駆け寄ると自分よりも大きな火神の肩を掴んで引っぺがした。
「成程、匂いフェチか」
「あ、ああ……」
「日向、ハラスメントの教育はしっかりな」
ニコリと笑って、伊月はヒビの入った湯呑へ口をつける。キュッと口を結んだまま、日向はコクリと首を動かした。

秘密警察犬は、元を辿れば中世ヨーロッパを騒がせた犯罪者、特に人食いの罪を犯した死刑囚たちの遺伝子を用いている。彼らは記憶や情報を得る際、脳に快感が走る。その依存性は特に高く、さらなる快感を求めて記憶や情報を得ようとする。それは記憶元となる媒介に強く依存し、一度そうと決めると他のものには目もくれなくなる――俗的な言い方をすれば、フェティシズムに目覚める。死刑囚たちは媒介を血肉としたために、人食いと呼ばれたのだ。
現在、血肉で情報をとることは禁止されている。初めて鑑識をする際、何でデータをとるかが重要になっており、間違って血肉を口にしてしまった場合は否応なく処分される。
そのことを考えれば、火神が既に匂いで動機付けされていたことは、幸運だろう。
そこまで淡々と説明した黒子は、喫茶店で向かい合って座っていた降旗が黙り込んでしまったことに気が付いて首を傾げた。ぐし、と赤くなった鼻を手で拭った降旗は、黒子の視線に気づいて慌てて顔を背ける。
「降旗くん……」
「いや、悪い。やっぱ簡単に処分とか聞くとどうも……」
ズビ、と鼻を啜って降旗は目元を袖で拭った。
「大変な仕事だよね……。黒子も火神も」
「いえ、僕は自己都合で退職した身ですし……。それよりも、これから警察犬として訓練を積んでいく彼の方が、大変な道のりだと思いますよ」
カップの縁を指でなぞりながら、黒子はケーキカウンターの方へ視線を向ける。日向と並んでショーケースの中のケーキを眺める火神の瞳は、幼子のようにキラキラと輝いていた。
「でも大丈夫だろ。黒子に伊月さんがいたように、火神には日向さんがいるんだしさ」
秘密警察犬は、基本的に人間の刑事とコンビを組む。黒子の場合は伊月で、火神の相棒は日向ということになるらしい。
「そうですね……」
コーヒーゼリーをトレイに乗せた伊月が、何やら日向に話しかけている。並んだ二人の背中を見つめ、黒子は口元を緩めた。

「火神の実地訓練の一環として、ウチの探偵事務所に顔見せに来たってことは分かった」
伊月はゴクンとコーヒーゼリーを飲み込む。
「警察への捜査協力は、今までと変わらずでいいんだな?」
「ああ。その過程で黒子の鑑識方法を見学できたらなおよいかな、って程度」
どちらの本業も疎かにする気はない、と日向は手を振る。
「まぁ、そうでなくても、今のところ俺らとお前らが追っている相手は同じだからな。嫌でも顔を合わせるさ」
「……そうだな」
コーヒーゼリーにスプーンを刺し、伊月は眉間へ皺を寄せた。
伊月と黒子は、元警察だ。退職を決めたのは黒子が先で、伊月は彼を一人にできなくて、後を追うように退職し、探偵事務所を設立した。探偵を選んだのは、黒子の退職理由に貢献できると思ったからだ。
テロリスト集団『洛山』。その頭領であり、嘗て警察犬大量処分の原因となった狼人間を、捕まえるために。

日向からまだ相談があるからと、伊月は喫茶店に残った。降旗は退勤時刻も近く、夕飯の買い物もあるからと途中で別れた。そうして一足先に帰宅した事務所前で、意外な顔が待っていた。
「あ」
「よお」
暇潰しの本を閉じ、早く開けるよう顎を動かす。当然と言わんばかりの態度が少々癇に障ったが、怒鳴り散らす性分ではなかったのでため息一つで済まし、黒子は事務所の扉を開錠した。
「それで、本日はどういうご用件ですか、黛さん」
黒子が勧めるより早くソファに腰掛けた黛は、浅く腰掛けて息を吐いた。脱力した彼に呆れつつ、黒子はチラリと辺りに視線を動かす。
「……赤司くんは?」
「今日はいねぇよ」
「おや、『影』が勝手に行動して良いんですか?」
「今日はオフってことで」
常に激情は心に秘め、表情は崩さず、多くも語らず。そう言い聞かされてきたことは変わらないだろうに、黛は『影』としては聊か不真面目な傾向があった。かといって、前任者である自分は果たしてどうかと言われれば返す言葉もないわけで。
また一つため息を吐いて、黒子は朝から稼働させっぱなしのポットから、お湯を急須に注いだ。
「前回は赤司くん同伴だったじゃないですか」
降旗が淹れたままだった茶葉をお湯に通し、少し黄ばんだ色の茶を湯呑へ注ぐ。それを二つ用意して応接セットの方へ向かうと、黛は腰を持ち上げて座る姿勢を正した。
「あれはアイツが勝手に俺の身体を使って、この事務所に忍び込んだだけだろ」
あのときは吃驚したと、黛は眉を顰める。目が覚めたら、この事務所のこのソファで横になっていたのだ。最後の記憶は、自分の部屋でライトノベル片手に転寝していたというものだったから、余計に。一般人なら夢遊病か誘拐かと慌てるところだが、黛には犯人がすぐに思い至った。
「……赤司くんの影、まだ続けているんですね」
黄緑色の湖面を見つめながら、黒子はポツリと呟いた。
赤司征十郎。テロリスト集団『洛山』の頭領であり、嘗て秘密警察犬として働いていた狼人間。突然多くの狼人間を先導して反旗を翻し、日本警察を混乱に陥れた犯罪者。
「そりゃ、お前がこんなところにいるからな。俺はどうせ代わりだよ」
赤司は、魂と身体を分けて存在することができる特殊能力を持っていた。魂だけでは活動できず、喋ることすら叶わない。黛千尋は、そんな彼に身体を貸し、同志たちに彼の言葉を伝える役割を持つ『影』だった――嘗ての、黒子と同じように。
黒子が生を受け、育ったのは警察の管理する施設だ。そのとき既に赤司は魂だけの存在であり、黒子はそんな彼の『影』として時々身体を貸すことがあった。赤司曰く、魂を入れる身体にも相性があり、相性が良ければ魂の力と言うべき精神力も回復するが、悪いと逆に消耗してしまうのだと。黒子はまさに、赤司と相性が良い身体であった。
だから日本警察から逃げ出す際、赤司は黒子も連れて行こうとした。それを拒否したのは、黒子自身だった。態と足を傷つけて、赤司が入っても身体を動かせないようにした。その傷はまだ生々しく服の下に残っている。
左の膝をそっと撫で、黒子は目を伏せた。
「赤司くんは、何をしようとしているんですか」
「アイツの目的は今も昔も変わらない。日本警察の破滅と、自分が率いる『洛山』の治安部隊としての台頭――それによる、理想的な社会創造だ」
「……無茶苦茶ですよ」
「だよな。俺もそう思う」
黛は茶を啜り、口内を潤した。
「ま、そのためには日本警察が隠したっていう、赤司の本体を捜し当てなきゃいけないんだけどな」
チラリと黛の瞳が黒子を映す。知っているかと問う瞳に、黒子は首を振って答えた。
「本当に知らないんですよ……。僕が赤司くんと出会ったときに、既に彼は今の状態でした」
当時の職員の話では、黒子たちが生まれるより前にも一度、赤司は日本警察に対して暴動を起こしていたらしい。そのときの赤司は無傷では済まず、傷だらけの身体から魂だけで逃げ出すしかなかった。日本警察がその身体を回収し、どこかへ厳重に保管しているとのこと。
「鬼の首を取ったと思っていた日本警察だが、赤司は魂だけの存在で警察に潜り込みお前を見つけた。そしてお前を通じて当時の秘密警察犬を掌握し、あの事件が起きた……」
随分お粗末な話だとぼやいて、黛は背もたれに頭を沈ませた。黒子は湯飲みの縁を指でなぞる。
「……警察の腐敗は否定しません。それは赦されることではない。けれど、赤司くんの言う『革命』で傷つき、混乱してしまう社会や人があるのなら、見過ごすことはできません」
黛は身体を動かさず、視線だけ黒子に向けた。
「……さすが、正義の味方サマは言うことがご立派だな」
「黛さんこそ、赤司くんみたいな過激派に味方するほど情熱的とは思いませんでした」
「俺の場合は成り行き八割、興味が二割」
「酷い偏り具合ですね」
そういうところが、赤司とある意味かみ合っているのかもしれない。
「ま、良いこともあったな」
小さくぼやいて、黛は手を振る。その意味を察して黒子はまたため息を吐く。それからソファを立ち上がると、黛が開いた足の間にストンと腰を下ろした。黒子を後ろから抱きしめる形になった黛は、腕を回してグリグリと彼の項に額を擦りつける。
「はあ……」
(深いため息だ……)
いつものことなので言及せず、黒子は自身の腹に回された手をとった。一回り大きな手を両手で広げ、親指で揉むように撫でる。手の平の窪み、手の甲の筋。それからぐいっと指の方まで滑らせて、隙間に指を絡める。
そうしていると不意に耳や頬に体温を感じて、ピクリと肩を揺らしてしまった。
「楽しいか、それ」
「割と」
黒子のフェティシズム、もといデータ収集元は手だ。所謂手フェチである。大きめで筋張ったものだと尚良し。伊月や降旗は、彼らの器用さが表れたような綺麗さがある。黛は彼らほどではないが、肉体仕事もする故か、少し固めの皮膚の感覚が気に入っている。
「楽しいですか」
「割と」
黛のもう片方の手は黒子の頬から顎のあたりを揉み、もう片方の手の代わりというように黛の頬が黒子のもう片方に触れる。普段のパーソナルスペースが広い
黛は肌や皮の手触りを好む。黒子と同じように普段は手からデータをとるが、彼曰く首や頬でも可能らしい。最近は、黒子の頬の感触が好みなのだと言って、こうして唐突に事務所へやってきては、気の済むまで頬を揉んでいく。
情報を抜き取るとか抜き取られるとか、そういうことは抜きにした、純粋な息抜きだ。
いろいろと考えなければいけないことはあるが、この時間だけは無心で好きな感覚に身を浸らせることができた。
「あー……」
無意識に零れた黛の声が、それを物語っている。グリグリと首筋に感じる頭蓋骨の形は固く黒子の好みではなかったが、まあ今は凝りを解してくれていると考えれば良いだろう。じんわり身体を包む温もりに、黒子は「くぁ」と欠伸を溢した。


「ただいまー……て、また来てたんですか」
「よお」
「おかえりなさい、伊月先輩」
「おー……。今日も、食べていきますか?」
「うん」


明かりの落ちた室内へ、足音を忍ばせて入り込む。ただいま等と言うことはしない。どうせ同居人は残らず寝ている時間の筈だからだ。あのあと帰宅した伊月公認のもと食卓を囲って、十分ゆっくりしてから帰路についたから、すっかり夜も更けている。「くぁ」と欠伸を溢して、黛はこのままベッドに沈んでしまおうと自室のドアノブに手をかけた。
「やぁ、おかえり、千尋」
背後から声をかけられる。そんなこともあるだろうな、とどこかで予感していたから驚くことはしない、が、首周りに絡みついて気道を抑えつけられるとは思わなかった。ケホ、と僅かに息が詰まる。自然と顎が持ち上がり、後頭部の方から伸びてこちらを見下ろす赤い毛並の狼と眼があった。
「随分遅い帰りだな」
「……」
「ああ、門限等と堅苦しいことは言わない。僕が言いたいのは、随分と奔放で良いご身分だなということだ」
「……」
黛は口を固く引き結んだまま何も言わない。それでも狼は、全てを見透かすような瞳を逸らさない。
「こういうときは『影』の役割を持ち出すのだな。都合の良い使い方をする」
そう言い聞かせたのは自分だろうに。黛は口には出さない。どうせ、声で情報を得る赤司にとって、こちらの心の中の声など全て筒抜けなのだ。だからこそ、『影』として自由な言葉を制限された黛と滞りなく意思疎通ができるのだが。それは同時に、黛から赤司へ隠し事や企てなど無意味だということだ。
それをそのまま反論として心の中で呟いて見せると、狼姿の赤司はフッと笑みを零した。
「そうだな。精々、可愛らしく尻尾を振っていておくれよ、僕の影」
首の圧迫感が消えて、途端に赤い狼の気配も失せる。
魂のみの赤司は、睡眠を必要としない。だから夜は大抵部屋に籠って読書をしているか、街を散策しているかして、時間を潰している。それが今日は、黛だっただけの話。
跡も残っていないだろう首へ手をやって、黛は小さく息を吐いた。
狼が牙と爪を短くされた犬の飼い主なんて、とんだお笑い草だ。
「けほ」
既に聞きとがめる者が去った暗い廊下でも言葉を発さず、黛はただ一つ咳だけを落とした。


◆軽い時系列
・赤司が秘密警察犬として勤務する。
→苦手な「嘘」に塗れて精神不安になる秘密警察賢が増える。
→赤司を中心としてカルト的に秘密警察犬が独自組織を名乗り始める(IN警察署内)
→赤司もとうとう腹に据えかねて第一次暴動を起こす。(このとき逃げ出した狼人間の中に黛の親がいた)
→身体を捨てて魂だけで逃走。身体は警察側が秘密裏に保管。
→保管する赤司のDNAを使用して秘密警察賢が数人生まれる(黒子ほか青峰あたりはいたかも)
・黒子が伊月と相棒を組んで秘密警察犬として勤務を始める。
→実地訓練時から魂の赤司と交流を始める。ここで影としての才能を見出される。
→赤司IN黒子の口車によって新しく生まれた秘密警察犬もカルト的信者に。
→第二次暴動勃発。赤司は黒子も連れて行こうとしたが、黒子が抵抗したことで失敗。(黒子の代わりの影として、黛を見出す)
→怪我を理由に黒子が退職。後を追って伊月も退職。
→二人で探偵事務所を始める。
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