弊図書館について
▽当図書館について
・『真実一路ヲ浄化セヨ』より開始。
・司書室に在中する人間は二人。どちらか一人が錬金術師で、一人は司書であるらしい。二人いるため、助手文豪を置くことは少ない。
・床に錬成陣が書かれ、壁一面本が詰まった本棚になっている円形の部屋がある。有碍書はその部屋の中央に潜書先の本(本棚の中で黒い靄を纏っているものを選ぶ)を置き、錬成陣の所定の場所に文豪たちが立つことで、錬成陣に溶け込むようにして行われる。終わるまで入室禁止。
・有魂書は、六畳ほどの狭い部屋で行う。書庫で保管されている白紙の本へ、錬金術師特製の薬(洋墨)を振りかけ、錬成陣の布が敷かれた台座へ置く。文豪は意識を本へ沈ませる。無事完了すると本は文豪の著書となっている。
・文豪が一人転生すると、錬金術師たちの手元に文豪を象徴する色の石がはまった歯車が一つ現れる。それは、後述の《結姫群青》が背負っている『文豪図鑑』の所定の頁へはめ込むことで、文豪のパーソナルデータが記される。
・基本的に文豪一人につき一部屋。八畳一間、家具つき。
・食堂は当番制。浴場、トイレは共同。

▽特務司書について
・一人は中性的な容姿をした十代の子ども《結姫群青》。灰色のグラデーションがかった前下がりの髪、群青の瞳。青い硝子玉と歯車の飾りがついたループタイをつけている。服装はサスペンダ^−と体型を隠すポンチョ、ニーハイ(噂によると、灰児の趣味であるらしい)。文豪たちの情報を記した図鑑は、ベルトで括って背負っている。名を呼ぶのは灰児のみで、文豪たちからは『姫』、『結姫』と呼ばれている。
・もう一人は二十代前半ほどの青年《御影灰児》。曇り空のような髪、銀色の瞳。黒いTシャツに制服のジャケットを羽織っている。首から口元までを黒のウォームアーマーで隠しており、滅多にその下を見せない。食事は群青と二人、司書室で籠って摂る。群青以外に『灰児』呼びを許していないため、文豪たちからは『助手』『御影』と呼ばれる。


▽当図書館所属の文豪たちについて
・当図書館に所属する文豪たちの立場、それぞれの関係性を簡素にまとめたものである。ただし、下記の情報が彼らの全て、絶対であるということはなく、関係性も変化していく可能性がある。
・入手順に書き連ねていく。【】内は入手した大体の時期とそのときの感想。

〇壱 織田作之助
初期文豪。会派一の長。特務司書の一人を『姫さん』、もう一人を『助手さん』と呼ぶ。それが広まり、他の文豪たちも『姫』『助手』と呼ぶようになった。生前年齢が最年少であることを鑑み、基本的に他の文豪たちには敬語、『(苗字)先生』呼び。親しくなると名前呼びになることも。正岡と並んで病弱の部類、風邪を引きやすい。
【声優につられたところが大きい。二〇一八年八月現在実装済み文豪の中で南吉と並んで前世が最年少、身体弱いのを隠している等々、萌えポイントが破壊的すぎた。あと犀先生との関係性が可愛いと思う】

弐 徳田秋声
初期文豪。司書たちの異様さより、こちらのペースを乱す織田に頭を痛める日々が続いた。そのお蔭か大分図太くなった。
【ツンデレかな】

参 萩原朔太郎
肆 横光利一
伍 中島敦
陸 尾崎紅葉
漆 中原中也
鉢 小泉八雲

〇九 志賀直哉
会派二。小林の今生の師。似非カレー事件以来、織田とはそこそこ良好な仲。『以前』の蟠りも、それほどない。司書たちを『姫』『助手』と呼ぶ。最近の目標は小林を肥えさせること。そのため志賀が料理当番のときはカロリーが高めだと少々不評。織田も餌付けしようと画策するが、あまりうまくいかない。
【始める前から気になっていたキャラクター。多喜二との回想見て落ちた。見た目王子さまなのに綺麗すぎない感じがめちゃくちゃ好き】

拾 谷崎潤一郎

拾壱 宮沢賢治
会派一。新美の繋がりで織田と親しくなった。司書たちを『お姫さん』『助手さん』と呼ぶ。助手に春画を渡して怒鳴られたことがある。以後、変なちょっかいをかけることはなくなったが、助手に特殊性癖があると勝手に思っている。幼い見た目をしているため中原に過保護な扱いを受けてしまうことが、最近の不満。
【めっちゃ可愛い。マントの裏側が銀河なの素敵だなあ】

森鴎外
石川啄木
武者小路実篤
高村光太郎
三好達治

壱七 山本有三
会派一。談話室でお茶を飲んでいると、お悩み相談会が自然と開かれてしまう。司書たちを『お姫』『助手くん』と呼ぶ。久米とはそこそこ良好な関係らしいが、本人的にはまだ負い目が払拭しきれない。図書館内の人間関係を大体把握している程度に観察眼が鋭い。たまに島崎から情報提供を求められるが、笑顔で交わしている。
【この人の声優目当てで始めた。久米さんとの絡み増えてほしい】

田山花袋
永井荷風
菊池寛

弐壱 小林多喜二
会派一。志賀直哉が有魂書へ潜書した際、転生した。織田はこの図書館でできた初めての友人。彼の影響を受け、後々『姫サン』や『助手』と呼ぶようになる。志賀や姫に胃袋を掴まれつつあるこの頃。何となく人気のない場所で日向ぼっこをしていることが多く、一部からは猫のようだと言われている。
【志賀さんが連れてきてくれたときは叫びそうになった。声優と見た目で気になっていたが、潜書時間と耗弱絵の元ネタを知って沼った。今では立派な推し文豪です】

江戸川乱歩
久米正雄
国木田独歩
新美南吉
坪内逍遥
正岡子規
若山牧水
北原白秋
島崎藤村

参壱 室生犀星
会派三の筆頭。織田の今生の師。親友の萩原共々、織田を甘やかしている。最近庭いじりが楽しい。司書たちを『姫くん』『助手くん』と呼ぶ。萩原は手のかかる弟、織田は子どものようだと笑っている姿を目撃されている。しかし彼の師曰く、子どもを見る目にしては甘い色をしているらしい。
【声優さんが好きだし見た目も好みで気になってはいた。オダサクとの関係性に激しく萌えました。あと衣装が一々ツボ】

堀辰雄
二葉亭四迷
太宰治
芥川龍之介
×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -