カゲプロ孤児院組×再教育
再、今日行く。
小さな部屋で向い合う 僕たちの赤い未来
諦念感に目を瞑り 大人（せかい）を遠ざける
運命から逃げ出して 過去をひた隠した
「僕らなんて化物だ」 このセリフ何度目だ
世界（すべて）を知った彼女は
昨日の放課後、教室で
泣きそうな顔をして 赤いマフラー
首に巻いた
真っ赤な瞳が夢を埋める
昨日の僕らが泣き叫んだ
「助けてくれ」の声を
正義の手が掬い上げた
捻くれた心で夢を嫌う
明日の僕らが血を流した
「どうして」と嘆いて
幸せな思い出 浸った
なんたって
虚偽に満ちた心は 何も昔からじゃない
幼少年の僕たちが 膝抱え蹲る
ゴミ溜めみたいな暗い部屋
閉じこもってる彼にも
その昔大切な 一人の少女が
いたのでした
クールぶった合図で今日を駆ける
僕らの明日が鳴き叫んだ
「助けてくれ」と嘆く
孤独な声を引き上げた
狂気染みたエゴが今日を殺す
僕らの明日に血が流れた
「返して」と叫んで
積まれた思い出 廻した
変わることなく 永遠にライアー
僕ら以外幸せな世界
伝えられない 仮面の本心
教えてください 教えてくれよ
こんな世界 本当はイヤイヤ
逃げ出したい声だけがハイファイ
言うこと聞かない奴は団長に 言いつけるぞ
陳腐な言葉で夢を醒ます
僕らの願いが鳴き始めた
「助けてくれ」の声を
伸ばした腕で抱きしめた
子ども染みた作戦（せいぎ）で世界（きょう）を変える
昨日の僕らが走りだした
「涼しいな」と笑い合って
重ねた手と手を 握った