黒子×サマータイムメモリー



▽バスケをする話

参考:http://www.nicovideo.jp/watch/sm21859119

昨日も今日も練習で 同じコート走った
吐きそうなほど疲れて 徐に目を閉じた
「それ」はどうも簡単に勝利してしまうようで
開花した才能に 嘆いてたんだよ

王者ぶった作戦で 無邪気な遊び持ちかけて
「行こうか、今日も勝利だ」
立ち上がって手を取った
理不尽なんて言ったって独りぼっち誰も見ない
迷った僕は憂鬱に なりそうになってさ

一人コートの外で 滲む色を睨んだ
君はさ、こう言ったんだ
「勝つことが全てだ」
込み上げる感情や 吐き出したい言葉さえも
頭に浮かんでは消えてた
「大嫌いだよ」

体育館に集まって 「楽しいね」って単純な
あの頃を思い出して バスケをしよう
拳を突き出して 「バスケが好き」笑ってた
君はどんな顔だっけ
どうしよう、思い出せないよ

痛いくらいに幸せは 虹のように消え去った
選んだ[[rb:誠凛>今日]]は平凡で
けれど負けはしないさ
昨日も今日も全力で 走り続けてきた
今になってようやく 言えるようになったよ

進む試合の時間 強豪への逆転劇
赤い虎が輝いた 「俺たちのドラマだ」
もどかしくて何度でも 無力さ噛みしめてた
キセキなんていわれる未来を
「俺たちで掴もう」

「懐かしんで終わったって 体育館もコートも
あの日に立ち止まった 夢の続きも」
ひたすらに駆けてった 少年たちの青春が
また何処かで零れ落ちた
「また戦おう」

「大好きだ」って笑ってた 想い出は透明だ
泣かないように、吸い込んで
「さよなら」しよう
体育館で始まった 奇跡のような日々
「また僕たち集まって バスケをしよう」って
何度でも 走ろう

KUROKO

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