虹村×アヤノの幸福理論



▽色のこびりついた話

参考:http://www.nicovideo.jp/watch/sm21074500

思い出していたのは またチームのこと
「俺はキャプテンだから」堂々と立っていよう

強豪校 広い体育館で 練習をしよう
次の勝利へ向けて
集められた 彼らの色には隠されている力がある

ベンチに下がる影の代わりに立って
俺は告げる「とにかく勝つぞ」って
揃い始めた鮮やかな色で
面白いチームになりそうだ

チームワークを悩んでは 今日も背中叩き上げ
「ほら、見ていろ」大弾幕指し示して
「これが帝光だ」

キセキ色、輝き始める 今は小さな光だけど
「少しでも、前に進めたら」って
今日も信じていよう

最善を尽くそう、先にある未来が
どれだけ苦しくても
「キャプテンはお前だよ」 赤色の背を押した

春風巡り 才能開いたキセキは
理不尽な強さ 一人で戦うごとに
信じ続けた 影法師の不安は
誰も見えないまま、黒くなる

終わってゆく 気づいてたけど
もう季節は巡って
「嫌だ、嫌だな。離れるのは」
バスケを終える時間が来る

「キセキ色、お願い。これ以上
彼らの笑顔を奪わないで」
項垂れる頭を撫でる 素直に喜べるよう

「虹色、それが俺ならば皆の未来を彩れるか」
不器用で、情けない 先輩からの応援歌

俺が辞めた あのバスケットボール部は
ちゃんとみんなで 笑っているのかな

きっと、俺は忘れられちゃうな だけど、
ちゃんと「キャプテン」になれてたか

思い出してみよう あの好きだった部活
「青春」ってなんだか不思議
明日もまた、走りたいな

KUROKO

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