デジモンフロンティア02



▽舞台設定
・フロンティアから2年後。
・主人公は友樹と信也。
・40話に登場した彼らが、残りの十闘士に進化する。
・善の心が基になった十闘士というご都合設定流用。
・なので、原作アニメと違い土・鋼・木・水はオリデジ。
・登場人物たちの苗字、家族設定、2年後の成長姿、性格、輝二たちの進学先、友樹の兄の名前等々、捏造過多。
・拓也推しなので神原兄弟贔屓。

▽粗筋
伝説の十闘士の戦いから2年後、氷見友樹は小学5年生になっていた。ある日、氷見友樹のクラスに、神原信也が転入してくる。2年前から親しくしている神原拓也の弟だと気づいた友樹は、彼と仲良くなろうと声をかけ続ける。
そんな折、木村輝一から源輝二が昏睡状態であると連絡を受ける。さらに、信也から神原拓也が行方不明になっていることを聞く。氷見友樹と木村輝一は、兄からのメールを貰った神原信也と共に、嘗てデジタルワールドの入り口になったターミナルへ向かう。同時刻、差出人不明のメールに導かれ、天城勝春・谷地鉄平・津島照男・香坂千晶もターミナルを訪れていた。彼らは線路の奥から飛び出してきたデジモン・フレイモンとそれを襲うダークナイトオンに遭遇する。ロップモンたちの加勢を得て何とか振り切りつつ、子どもたちは再びデジタルワールドへ旅立つのだった。


氷見友樹(小学五年生)
スピリット:氷(チャックモン⇔ブリザーモン)
ディースキャナー:水色と緑色
今回の主人公。身長は平均値。他人から冷たくされても挫けない程度には逞しくなったが、涙脆いのは相変わらず。最近、本格的にサッカーを始めた。拓也を実の兄のように慕っており、その弟である信也とも仲良くなりたいと考えている。2年前から愛用している帽子は、今回の冒険の初めに失った。それ以降、神原拓也のものをかぶっている。

神原信也(小学五年生)
もう一人の主人公。神原拓也の弟。父親の仕事の都合で、氷見友樹のクラスへ転入してきた。兄のゴーグルを首から下げ、愛用のヘッドフォンをつけている。ヘッドフォンは冒険の序盤に地下のターミナルで失くす。人見知りで内弁慶のあまり、対人関係を苦手としている。その様子は、クールだと周囲では好印象。兄と同じくサッカーをやっており、クラブエースを務めるほど。フレイモンとは目的が一致したための協力関係でしかない。ブラコンの気配があり、友樹には軽い嫉妬心を抱いている。

フレイモン
炎の闘士見習い。神原拓也を助けたいと望んでおり、そのために神原信也のパートナーとなる。片言でしゃべるが、一般常識は欠けている。氷・風・土・木のスピリットを所持しており、それを使って友樹たちは進化した。信也と共鳴することでパワーアップが可能。

天城勝春(小学五年生)
スピリット:鋼(ミラージュモン⇔レイジモン)
ディースキャナー:灰色と青
氷見友樹のクラスメイト。リーダーシップがあり、学級委員を務めている。デジタルワールドから帰還して以来、悟ったように大人びた。落ち着いた言動のせいで、年上に見られがち。
小学生組の中で身長が一番高く、バスケ部でエースを張る。女子人気は高い。父は大学教授で、彼自身も中々に博識。兄弟はおらず、両親とも働きの鍵っ子。現在、友樹との仲は良好だが、いじめていた過去のせいで胸を張って親友と言えない。エンジェモンのことを今でも気にしている。

ミラージュモン
「鋼」のヒューマンスピリットで天城勝春が進化した姿。緑を基調とし、仮面と鎧を纏った騎士のような出で立ちをしている。右手は槍、左手は盾になっている。足はなく、地面近くに浮かぶ球体と反発するようにして立っている。

レイジモン
「鋼」のビーストスピリットで天城勝春が進化した姿。翼のようなマントを羽織った、賢者イメージの姿。梟を彷彿とさせるが、飛ぶことはできない。マントと腕は一体化しており、広げて針のような羽根を飛ばす。

谷地鉄平(小学五年生)
スピリット:地(コロボモン⇔ハイドモン)
ディースキャナー:茶色と紺色
友情に厚い、天城勝春の友人。人を小馬鹿にする性格はあまり変わっていない。何かと氷見友樹を信頼している勝春には、少し不満がある。香坂千晶には異性としての憧れを抱いている。バスケ部に所属しており、レギュラーではないものの、そこそこの腕前。ガキ大将属性の兄が一人いる。柴山純平を慕っている。

コロボモン
「地」のヒューマンスピリットで谷地鉄平が進化した姿。尖がり帽子を目深にかぶり、身長の倍以上ある大きさの斧を担いでいる。コロボモン自体は鉄平より一回り小さい。

ハイドモン
「地」のビーストスピリットで谷地鉄平が進化した姿。四足歩行で牛に似たロボットのような容姿を持っており、角は四本、何れも鋭く尖っている。角を発射して攻撃する。

津島照男(小学五年生)
スピリット:木(イドゥモン⇔シーパモン)
ディースキャナー:緑と黒
氷見友樹のクラスメイト。塾に通っているため天城勝春の次に頭が良く、中々に機転が利く。普段は気が弱く、すぐ谷地鉄平に意見を通されてしまう。そのくせ後先考えず衝動だけで行動する面もあるため、実は意外と危なっかしい。時代劇が好きで趣味も若干爺臭い。天城勝春と同様、知識量は多い。喧しくミーハーな姉が二人いるためか、少々女性が苦手。

イドゥモン
「木」のヒューマンスピリットで津島照男が進化した姿。黒と深緑を基調とした忍者の出で立ちで、顔は白い仮面で覆われている。仮面は無機質な目と口が書かれており、技の発動時やダメージによって表情が変わる。

シーパモン
「木」のビーストスピリットで津島照男が進化した姿。刃物の爪を左右の手に持つ狐の姿をしており、ズボンを履いて二足歩行する。大きさはコロボモンと同じほどだが、一番身軽で木々の間を飛んで移動し、敵を翻弄する。

香坂千晶(小学五年生)
スピリット:水(ニンフモン⇔ローレラモン)
Dスキャナー:水色と桃色
氷見友樹のクラスメイト。紅一点だが気が強く、押しの強さも男子に負けていない。織本泉に憧れて髪を伸ばしている。不甲斐無い男子、特に谷地鉄平と津島照男の尻叩き役。天城勝春をイケメンと認めてはいるが、恋愛感情はない。小学校低学年の弟がいるため、面倒見が良い。

ニンフモン
「水」のヒューマンスピリットで香坂千晶が進化した姿。透明な二対の羽根を持った妖精のような容姿で、目元や手首に花飾りをつけている。

ローレラモン
「水」のビーストスピリットで香坂千晶が進化した姿。膝下と肘から指先にかけてコバルトブルーの鱗で覆われ、薄い衣の服を纏った姿。殆ど喋ることはできない代わりに、様々な効能をもたらす歌を紡ぐことができる。

木村輝一(中学一年生)
スピリット:闇(レーベモン⇔カイザーレオモン)
Dスキャナー:黒と灰
織本泉や柴山純平と同じ中学校。家事が得意で、旦那様にしたい男子No.1。闇に飲まれた経験があるので、悩んでいる者が放っておけない。天然タラシで、織本泉のことを素面で素敵な女性だと言ったことがある。本当に恋愛感情があるかは不明。源輝二が昏睡状態陥ったことを聞き、情報を得るためにターミナルへやって来た。そこで謎のメールを貰った友樹たちと合流し、一緒にデジタルワールドへ旅立つ。

ロップモン
ケルビモンの生まれ変わり。ターミナルでの初対面時以来、信也と行動を共にすることが多い。ウイルスに関しては敏感で、気配を察知することが得意。プロットモンのことが気になり始めている。

プロットモン
オファニモンの生まれ変わり。聖なる力が三匹の中で一番強い。

パタモン
セラフィモンの生まれ変わり。三匹の中では一番のんびり屋で呑気。後述のパタモンと区別をつけるため(でもないが)腹巻をつけている。

ボコモン&ネーモン
今回の旅も子どもたちに同行する。ネーモンは鉄平の後をついていくことが多い。ボコモンは以前の旅をまとめた記録本を発行しており、デジタルワールドではちょっとした有名。

パタモン
エンジェモンの生まれ変わりで、こちらの方が理性的で目つきが鋭い。成長期だが頭の回転が早く、また飲み込みも早い。最近は数分だが、エンジェモンに進化出来るようにもなった。同じように頭の回転が早い勝春と行動を共にすることが多い。

ストラビモン
スピリットの番人。光の闘士見習いでもある。スピリットと輝二の魂を守っていた。フレイモンに冷たく接し、友樹たちを初めはスピリットの継承者と認めていなかった。試練によって友樹たちを認め、所持していた雷・闇・水・鋼のスピリットを与えた。その後、光のスピリットに戻ったことで輝二の意識も戻った。

織本泉(中学一年生)
スピリット:風(フェアリモン⇔シューツモン)
Dスキャナー:紫とピンク
六年生の一年間はイタリアにいたが、また帰って来た。包容力の増した良いお姉さん。髪は短くした。木村輝一とは結構良い雰囲気だが、神原拓也にも世話を焼きたがるため、しばしばどちらが本命か仲間内で話題になっている。現実世界に現れたデジモンたちと戦うため、携帯に宿った風のスピリットを使用する。

柴山純平(中学二年生)
スピリット:雷(ブリッツモン⇔ボルグモン)
Dスキャナー:青と黄
性格は良いのに間が悪いため、貧乏くじを引くタイプ。最年長の自覚も増えたが、ヘタレなのは相変わらず。谷地鉄平や小学生組の相談役である。手品の腕が上達した。

源輝二(中学一年生)
スピリット:光(ヴォルフモン⇔ガルムモン)
Dスキャナー:青と黒
唯一皆とは違う名門校へ進学した。髪は切ったが、バンダナは手放せないでいる。悩みがなくなり以前より笑うようになったせいか、女子の追っかけが激しいらしい。神原拓也が行方不明になったと同時期に、原因不明の昏睡状態へ陥る。闇の勢力によって魂を奪われかけていたが、ストラビモンが守っていた。

氷見直樹(大学三年生)
氷見友樹の兄。理工学部専攻でプログラマーを目指している。自作のプログラムを幾つか作成しており、それをパソコンに入れていつも持ち歩いている。未だに実家暮らしなので自炊力は皆無。いつの間にか逞しくなった弟に驚きながらも、信頼を寄せている。場に流されて巻き込まれる不憫な性質。怪我をしたギルモンを助けた。神原拓也とは知り合いらしい。

ギルモン/デュークモン
ロイヤルナイツ。同じロイヤルナイツでウイルス種のロードナイトモンは良き友。ルーチェモンからロードナイトモンは選ばれし子どもたちに倒されたと聞いていた。しかし、ルーチェモンに疑惑を抱くようになる。それを邪魔に思ったルーチェモンにより、力を奪われる。逃げるうち、リアルワールドへ迷い込み、氷見直樹と出会う。

神原拓也
学年:小学五年生
スピリット:炎(アグニモン⇔ヴリトラモン)
Dスキャナー:赤と黒
神原信也の兄。物語の一か月前、サッカーの練習に出掛けたまま消息を絶った。奇しくもそれは弟の誕生日で、バースデーケーキの予約をしていたらしい。氷見直樹と面識がある。自作の鼻歌をよく歌っており、知り合いに音楽データ化してもらったというその一つは、神原信也の誕生日プレゼントだった。ルーチェモンに魂を囚われ、闇のデジモンのエネルギーの一部にされていた。

タクヤ
記憶を失い、デジタルワールドを彷徨っていた少年。神原拓也に瓜二つ。正体は神原拓也の魂の欠片と、炎のビーストスピリットが混ざり合ったもの。ルーチェモンにより、闇のエネルギーを作り出す装置にされていた。

テリアモン
タクヤに懐き、彼と一緒に行動している。ヤシャモンは友達。時たま誰かに呼ばれているように感じる時があり、行き倒れていたのも自分の中の足りない何かを埋めるため、それを探している途中だった。拾った信也のヘッドフォンがお気に入りだが、うまく耳に当てられてはいない。

ヤシャモン
タクヤの護衛兼監視を務めるデジモン。クールで任務に対してストイック。テリアモンに懐かれてしまい、困惑している。

シェイドモン
タクヤの影に潜む謎のデジモン。正体はルーチェモンの部下で、タクヤの力を闇のエネルギーに変換していた。

ルーチェモン
記憶もデータもそのままに復活。『紅き双頭龍』復活を目論んでいるらしい。エネルギーを得るため、神原拓也と源輝二の魂を奪う。源輝二はストラビモンに阻まれて失敗したが、神原拓也を手に入れることには成功する。

ダークナイトモン
ルーチェモン腹心の部下。初期から選ばれし子どもたちの行く手を阻む。

マグナモン
ロイヤルナイツ。他に比べて席について日が浅いため、他を先輩と呼び慕う。ロードナイトモンとデュナスモン、デュークモンが十闘士に倒されたと聞いて激怒する。常に真っ直ぐで熱い性格。

ドゥフトモン
ロイヤルナイツ。敵討ちに然程熱心ではない。策士家。デジタルワールドの平穏の為に十闘士を倒すことは賛成のようだ。

アルフォースブイドラモン
ロイヤルナイツ。気が弱く優柔不断。仲間が倒されたことを一番悲しんでいる。だが十闘士を倒すことに疑問を持っており、それをしばしばドゥフトモンや後輩のマグナモンにまで叱咤されている。

カリョモン
ルーチェモンが切り札だと話すデジモン。黒い炎のような翼を持ち、どことなくガルダモンに似ている。



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