イノセンシア・サーガ(APH)



大航海時代のようなスチームパンクのような、そんなフワッとした設定のファンタジーパロ。
・BGM:stone cold
・ルーフェリとトニョ菊←ポルを中心に好きなCPと組み合わせを適当に。
・枢軸と連合、トマト一家辺りが主に登場。
・名前は適当。

ストーリー
ルートヴィッヒの父が亡くなった。若い頃に負った古傷から菌が入ったことによる病死だった。彼には数年前から家を留守にしている兄がいる。所在地も連絡先も分からない彼へこのことを伝えるべきか迷っているとき、兄の知人だと名乗る青年が訪ねてくる。
「俺、ギルベルトに聞きたいことがあるんだ!」フェリシアーノと名乗った彼が見せたのは、兄ギルベルトの筆跡で書かれた幾つもの手紙。兄が家族には一切連絡をとらず、見ず知らずの青年と文通していた事実に、ルートはショックを受ける。しかしフェリシアーノの「初恋の人に会いたい」という純粋な想いと、自身の「兄と再会したい」という思いに突き動かされ、フェリシアーノと共にギルを探す旅へ出る決意をする。
手がかりは、フェリシアーノに届いたギルベルトの手紙。最後の手紙には、港町から投函されたことを示すスタンプが押されていた。ギルはそこで占術が有名な島国アセアへ渡ったのではないかと推測した二人は、アセア行の船へ乗る。しかしアセアへ向かう海路の途中、海賊に襲われてしまう。
「そこに堕ちた太陽のクルーがいるじゃねぇか」太陽を自称する海賊アーサーに敵対する海賊と勘違いされたルートたちは逃げ回るしかなかった。そこへ、別の海賊が割って入る。「……手前はこの海域に立入禁止だろうが、なんでいる」「今は特別や。商船の警護船としてやから」アーサーが探していた張本人、海賊アントーニョだ。彼の船に拾われ、何とかアーサー海賊団から逃げることができたフェリシアーノたちは、その船内で奉公にでた双子の兄ロヴィーノと再会する。アセアの神子と知り合いだというトーニョ先導の元、彼らはアセアに降り立つ。
そこで王の使いだと名乗る香と澳門に案内され、神子・菊と出会った。菊はギルの友人で、一年前、確かに彼はアセアを訪れたと告げる。ギルはその後、大陸は音楽の都ウィンドルの腐れ縁へ会いに行ったらしい。菊は大陸まで安全な船を貸すと言い、しかしその準備に三日待ってほしいと頼んだ。ルートたちは有り難くその申し出を受け入れ、アセアで三日間観光と休息することにした。
すぐに菊と打ち解けたフィリシアーノは、アセアの大地を踏むことなく商船の警護に戻っていったトーニョたちと何かあったのかと訊ねた。菊は少々沈黙した後、三年前にとある事件が起きて以来、義兄であるヤオたちが出入りを禁じたのだと答えた。フェリシアーノはそれ以上何も問いただすことができず、大陸の話に移った。生まれてから国を出たことのない菊は、ギルからも聞いていた大陸に憧れていた。共に行かないかとフェリシアーノは誘うが、菊は神子という立場から国を出ることはできないと言う。
三日後、ヤオが用意した船は二人旅にしては大きな船。警護部隊を乗せるための大きさだと言うヤオは少々不服そうながらも、今回だけだと菊の背を押した。「あのギルベルト(馬鹿)から踏み倒していった宿代と飯代と宴会代、きっちり耳揃えてかっぱらってくるアル」「別に宿屋じゃない的な」「それにしては経費が嵩み過ぎましたからねぇ」
さらに菊を加えた三人が乗り込んだ船で待っていたのは、苦笑いを浮かべるトーニョたち海賊団だった。「アセアの王から直々に依頼が下ったとあればねぇ」「仕方ねぇだろ、コノヤロー」「……久しぶりやんなぁ、菊」「……お元気そうでなによりです、アントーニョさん」ぎこちなさを抱えながらも、船は大陸へ向かう。
その頃、海軍にはアセア国海、アーサー海賊団テリトリー内で海賊船の諍いがあったと報せが入っていた。ここ数年大人しかったアントーニョ海賊団がまた動き出したという情報に、アルフレッドは顔を顰める。イヴァンとの派閥争いに身を焼きながら、彼はトーニョの船へ刺客を送る。

……というところまで考えたんだ。以下はキャラ設定。

フェリシアーノ・ヴァルガス
初恋の男の子を探している。文通相手のギルベルトが知っていると聞き、会いにやってきた。しかし彼は数年前から家を留守にしていると知り、ギルベルトの残した手紙を元に、ルートと共に足取りを追う旅へ出る。

ルートヴィッヒ・バイルシュミット
フェリシアーノの訪問がきっかけとなり、父が亡くなったことを伝えるため、兄を探しに旅をする決意を固める。幼少時の記憶がない。フェリシアーノの探す初恋の男の子は、彼。元々双子で生まれる予定だったが、母の胎内で一つになる。そのせいか心臓が二つあった。しかし大きな事故にあい、片方の心臓が潰れて以来、ガキ大将のようなやんちゃさが消え、生真面目一本な男に成長した。

本田菊
島国アセアの神子。太陽神の神託を受ける神子と呼ばれる。占いが良く当たると評判だが、本人と身内曰く、夢で予知するだけ。トーニョに恋慕しているが、過去の事件の責任を感じ、会わないようにしている。

アントーニョ・フェルナンデス・カリエド
かつて太陽の化身と謳われた海賊。やんちゃ(本人談)していた頃にやらかしたらしく、菊に面会謝絶されている。現在は無茶な戦いを控え、商船の警護ばかりやっている。菊を船に乗せていきたいという思いが強まり、誘拐しようと屋敷に忍び込むが警備兵に見つかり逃走、その際一人を斬り捨ててしまった。

ポール
トーニョの従兄弟。菊を初めに見つけたと自称している。賞金稼ぎまがいのことをやって生計を立てている。トーニョをライバル視しており、菊を賭けての戦いを望んでいる。多分出てくるのは番外編。

ロヴィーノ・ヴァルガス
トーニョの船に乗るフェリシアーノの兄。初恋の男の子についてギルから聞いており、フェリシアーノにもう二度と会えないことを伝えるか迷っている。奉公先はとある海軍の家だったが、暇を出され路頭に迷っていたところをトーニョに拾われた。

ギルベルト・バイルシュミット
ルートの兄。現在は行方不明。アセアを訪れた後、大陸の友人(ローデリヒ)を訪ねると言っていた。菊と絶交された直後のトーニョと出会い、菊のことを聞いてからアセアへ向かっていた。

フランシス・ボヌフォア
トーニョの船に乗る料理人。海賊に大切なひとを殺されてしまったことがあるらしい。それでも海賊船に乗っているのは彼自身の意思であり、トーニョたちのことは好きらしい。

アーサー・カークランド
太陽を自称する海賊。生粋の海賊。アルたちを育て、菊と知り合った頃は丸くなりかけた(紳士)。しかしアルたちが離れ、トーニョとのことが原因で菊と暫く交遊が途絶えてからは、無慈悲な海賊(ヤンキー)になっている。トーニョを堕ちた太陽と蔑み、毛嫌いしている。アセアの海域をテリトリーにすることで、他海賊団からアセアを守っている。その業績のため、海軍からは色々大目に見てもらっている。

アルフレッド・F・ジョーンズ
海軍。元々はアーサーに拾われ育てられていた孤児。正義のヒーローに憧れ、アーサーの元を離れて海軍へ入った。海軍に合格したことを心のどこかでアーサーならば祝福してくれると思っていたが、実際は違った。今は何とかして彼を討ち取ろうと考えている。実はロヴィーノの奉公先。

マシュー・ウィリアムズ
海軍。アルフレッドの兄弟。彼と共にアーサーの船を降りた。アルより数年遅れて海軍に入る。菊とアーサーの交遊が途絶えた初期、残忍になっていく彼の姿に恐れ、アルより早く討ち取れねばと思う。しかし結果敗北し、歩けるが走ることはできなくなった。アーサーの狂気は止まらず、アルの彼に対する負の感情を爆発させるきっかけにもなった。

イヴァン・ブランギスキ
海軍。アルフレッドが未だにアーサーとのつながりを持っていると疑っている。が、単に生理的に気に入らないからちょっかいをかけているだけ。海賊に故郷を襲われたことがある。海賊と仲良くなるには、力を思い知らせるしかないと思っている。

ラン
商船の船長。トーニョ、ポールと知人。トーニョが警護している商船は大体彼の物。ポールからは乗船賃を貰って乗せている。アセアの王家とパイプをもっており、商売相手として度々アセアを訪れている。他、乗船員にベルベルとルクスがいる。

ローデリヒ
音楽の都ウィンベルで、メイドのエリザベータと共に質素に暮らしている音楽家。ギルベルトとはエリザと揃って腐れ縁で、三か月ほど彼の滞在を許した。そのとき、ルートが訪ねて来たときの伝言を預かる。

ワン・ヤオ
極東の島国アセアの王。部下に親族の香、ヨンス、湾、澳門がいる。ワンは王と書く。家族は全員大切にしているが、それでも一番可愛がっていると言われるのが菊。事件を起こしたトーニョも騒がしかったギルもあまり好いていない。しかしアーサーが一番生理的に嫌いで、海域警備を任せてはいるが、信用していない。


時系列としては、
ルート(5)とフェリシアーノ(7)が出会う。

アーサー(19)がアル(10)とマシュー(10)を拾う。

ヴァルガス家が引っ越す。フェリシアーノ(9)
イヴァン(13)の村が焼かれる。

ルート(9)が事故にあう。
トーニョ(15)と菊(18)とポール(15)が交遊を始める。

アーサー(23)が菊(19)と出会う。

アル(15)とマシュー(15)が海軍に入る。

事件勃発。トーニョ(19)がアセア出入り禁止になる。
ギル(23)とトーニョが出会う。

何となくアーサー(27)と菊(23)が疎遠になる。

ロヴィーノ(16)がアル(18)の元へ奉公にやってくる。

フランシス(27)の村が海賊に襲われる。

マシュー(20)とアーサー(29)が戦う。
ロヴィーノ(18)暇をだされる。

ルート(18)とフェリシアーノ(20)が出会う。

何となく決めている物語開始時の年齢は、
17歳以下 香、湾、ヨンス
18歳 ルート、ルクス
20歳 フェリ、ロヴィ
22歳 アル、マシュ、ベルベル
24歳 トーニョ、ポール、イヴァン
25歳 ラン、澳門
27歳 菊
28歳 ギル、ローデリヒ、エリザ
30歳 フランシス
31歳 アーサー
40代 王耀
アーサーは正直すまんと思っているけど、新大陸兄弟育てたところ組みこみたかったので……

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