記憶が世界を巡るRPG(ツバサパロ)



▽旅の同行者
異なる次元から集まった旅人たち。彼らは大切なものを対価に、様々な次元を渡る術を手にする。ある者は大切なひとを救うため、ある者は元の世界に戻るため、ある者は元の世界から逃げるために。彼らの旅路は導かれたものであったが、選んで進んだのは彼ら自身である。

スレイ
カムランを拠点として活動する考古学者。幼い頃の記憶はなく、雨の日にゼンライに拾われてイズチで育てられる。現在は既に廃村となったカムランへ移り住み、一人で暮らしている。ミクリオに親愛以上の感情を抱いている。

ミクリオ
イズチに住まう天族。スレイと幼馴染として育った。カムランに移り住んだスレイを、イズチに戻るよう度々誘っている。とある事件で一切の記憶を失う。本来の世界では人間の子どもで、霊応力の強い神子。

ロゼ(ウィクエク=ウィク)
セキレイで暗殺者として、人殺しを繰り返していた。元の世界へ帰ることが優先する目的だが、スレイたちが放って置けないと羽根捜しに手を貸す。育ての親の仇を探している。「レグヌム」で使用した巧断は風属性のデゼル。

アリーシャ(マオメク=アメッカ)
恩師マルトランを封印し、祖国ハイランドから逃げ出した亡国の王女。「笑顔のアリーシャ」という意味の真名を持っているが、ロゼには「そぞろ涙目のアリーシャだ」とからかわれている。自分について多くを語らず自己否定ばかりだったが、旅を通して変わっていく。

エドナ
次元の魔女と呼ばれる存在がスレイたちへ与えた次元転送装置、に宿った精霊。元々は「レグヌム」でアリーシャに力を貸した精霊で、大地を操作する力を持つ。スレイたちが二番目に訪れた世界で少女の姿となり、以後その姿のまま旅に同行する。

ライラ
イズチの長であるゼンライの補佐を務める天族。一度だけ次元を渡る術を持っており、それを用いてスレイたちと共に次元の魔女のもとを訪れた。本来の世界では「湖の乙女」と呼ばれる特別な天族で、「とあることに関する記憶」の剥奪と「本来のものではない役割」を担うことを対価に、原因となったスレイたちの傍にいた。

ザビーダ

デゼル

▽エレンピオス
科学が発達した世界。その一角に立つ、何でも願いを叶えてくれる店を求め、様々な次元、種族のモノたちが訪れる。

ミラ
次元の魔女と呼ばれる存在。本人は大精霊と名乗っている。スレイたちから対価を貰い、次元転送装置(ノルミン)を与える。

ルドガー
ミラのもとで働く青年。大きな額の借金があるらしい。正体は、スレイの願いによってできた次元の軋轢が原因で生まれた存在。

▽とある次元
次元の狭間にあると思われる不可思議な空間。各次元を映す大きな鏡、とある少年と瓜二つの少年が浮かぶ水槽が特徴的。

ヘルダルフ
スレイたちの旅を監視し続ける男。スレイとミクリオが関与する何かの力を用いて世界を手中に収めたいようだが、真意は不明。

サイモン
ヘルダルフを主と呼び、傍に控える少女。彼女自身の真意は図れず、ヘルダルフの元に幽閉されていた「もう一人のスレイ」を開放する。

▽イズチ
スレイとミクリオが育った世界。牧歌的な雰囲気を持つ集落で、建築物も石と木で造られている。遺跡が多く、宗教的とまではいかないが、アニミズムの考えが重要視される傾向にある。天族と呼ばれる特殊な一族は、人間と霊的存在を繋ぐ神子の役割を担っている。

ゼンライ
イズチの長。スレイを拾ったミクリオの祖父。二人が種族を超えて想いあっていることを察し、幸せになってほしいと思っている。一人暮らしを始めたいと言うスレイにカムランを進めたが、いつでもイズチに戻って来られるようにもしている。本来の世界でミクリオとの血縁関係はない。

ミケル
偉大なる魔法使い。導師見聞録を執筆した考古学者として、スレイとミクリオの憧れとなっている。故人。本来の世界ではミクリオの伯父。

ミューズ
イズチの巫女。ミケルの妹で、彼と共に天災からイズチを守って命を落としたと伝えられている。本来の世界ではミクリオの母。

マイセン、カイム
イズチに住まう天族で、スレイとミクリオの友人。襲撃者に奮闘するも、重傷を負ってしまう。「レグヌム」では居酒屋の店員として登場、仲の良い姿を見せている。

▽ハイランド
厚い雲に覆われ、竜巻の多い国。荒れた天候になったのは、王族に異端の血が混ざったためだと言われている。

マルトラン
アリーシャの師。その出生から忌子として幽閉されていた彼女を外へ連れだし、王族の一人としての知識や武術を教える。流行り病にかかり、狂気に侵されてしまう。民を守るには殺すしかなく、その役目をアリーシャに頼むが、情を捨てきれなかったアリーシャの手に寄って眠りにつくことになる。封印から目覚めた後、ロゼの手に寄って本当の眠りに就いた。

▽セキレイ
和の要素が端々に残る国。小国が乱立する世界で、治安は悪い。そのため、風の骨を筆頭にした義賊の活躍が民衆より望まれている。

風の骨
ロゼを頭領とし、エギーユ、アン・トルメ、アン・フィル他で構成される暗殺団。数年前、前頭領のブラドが何者かに殺され、壊滅しかけたことがある。

▽レグヌム
王都ということもあり栄えている。巧断という守護霊のような存在が全国民に憑いている。それは他国・他次元からの訪問者であっても例外ではないらしい。それぞれ何かしらの特殊能力があり、一部の若者はその力を使って縄張り争いをしている。前世の自分が今世の自分を守護してくれているという考えがある。

クレス
「レグヌム」で教師を勤めている。過去にミラへ対価を渡し、願いを叶えてもらったことがあり、そのよしみでスレイたちに手を貸す。ミントと共にアパートを経営し、スレイたちの拠点として提供した。

ミント
「レグヌム」でアパートの管理人を勤めている。クレスと同じく、元ミラのお客様。元法術師で今でも霊的能力は残っている。

ルカ
「レグヌム」でミクリオの羽根探しに協力した少年。スパーダに憧れていたが、自信の無さから自分の巧断は弱いと思い込んでいた。スレイたちが旅立つ際には、スパーダからチーム加入に誘われた。巧断のアスラは普段は禍々しい腕しか姿を見せないが、暴走した際には魔王のような全身を具現化させた。

スパーダ
巧断の力を使い、ちょっとしたチームを作っていた青年。貴族の七男坊で、それほど堅苦しい生活を強いられているわけではないが、度々ある行事には参加しなければならない。家柄の違いから、ルカとは距離を置いていた。巧断のデュランダルは剣の姿をしている。

イリア
勘違いからスレイたちに攻撃をしかけた少女。ルカとスパーダの友人で、付き合いの悪い彼らに焦れたことと、珍しく女性を連れていたルカに嫉妬したために出た暴挙。巧断のイナンナは女性の姿をしており、水を操る強力なもの。

▽シルヴァラント
世界に宿るマナの力を用いた魔術が存在する世界。領主に各街の治世が任されており、領主が私利私欲のために圧制を強いていないか、各地を回って監視する「天使」と呼ばれる役職がある。

ジーニアス
「シルヴァラント」に住まうハーフエルフ。悪政を強いる領主クヴァルに反発を繰り返し、天使の訪れを待ち望んでいた。スレイたちを暗行御吏と勘違いして家に連れていく。

リフィル
「シルヴァラント」の領主の悪政に反発していたジーニアスの姉。領主の罠にハマり、一年前から意識不明のままだった。

ミトス・ユグドラシル
純度の高いマナを持つ種族。少年と青年、二つの姿を持っている。領主の罠によって従属を強いられていたが、ロゼたちによって解放される。その礼に領主を自国へ連れて行った。

コレット
「シルヴァラント」を訪れた天使。領主の張った結界に手を焼いていた。

ロイド
「シルヴァラント」を訪れた天使の護衛。証である紋章は彼が管理している。

ゼロス
「シルヴァラント」を訪れた天使。

▽ウェルテス
真っ青な海が眩しい島国。巨大な遺跡船には、少女の幽霊が出るという噂がある。近ごろ子どもたちが行方不明になる事件が多発しており、遺跡の少女が子どもたちを攫っているのではないかと囁かれている。

セネル
マリントルーパーと呼ばれる自警団員。遺跡の少女をステラと呼んでおり、彼女の無実を証明するためにも子どもたちを捜そうと躍起になっている。突然島に現れたスレイたちを経過していた。

シャーリィ
セネルの義妹。スレイたちに宿を提供し、情報を与えた。セネルを心配している。霊的能力があり、セネルが再会を望んでいたステラの霊体を見ることができた。

ステラ
遺跡に出没すると言われている少女。子どもたちを魔法によって集めていると噂されていた。正体は数年前に死去したシャーリィの姉。霊体となってセネルたちを見守っている最中、羽根の力によって引き寄せられる子どもたちに気づき、それを報せようとしていた。

▽クリフォト/オールドラント
大正時代を彷彿とさせる街並み。人々は役所で名前と職業、住居を登録し、好きな人生を送ることができる。中でも人気なのは鬼児(おに)と呼ばれるモンスターを狩る鬼児狩り。そんなクリフォトは実は仮想世界で、オールドラントにある娯楽施設の目玉。

ルーク
「クリフォト」の鬼児狩り。スレイの噂を聞き、店に乗り込んできた。

ティア
「クリフォト」の鬼児狩り。ルークの相棒であり、お目付け役のようなポジション。

ガイ
「クリフォト」の鬼児狩り。スレイたちの店を気に入り、彼らに度々情報を齎した。

実渕玲央
「桜都国」の情報屋。男だが女物の着物を好んで着ている。大槌を軽々と振り回せる。

根武谷永吉
「桜都国」で実渕の護衛を務める。強い鬼児を倒せるだけの腕前を持つ。一言多い。

葉山小太郎
「桜都国」で実渕の護衛を務める。強い鬼児を倒せるだけの腕前を持つ。根武谷に巻き込まれて実渕の鉄拳を喰らってしまう。

福田寛
「桜都国」の鬼の塔と呼ばれる場所の管理人。別の世界では黒子たちと共にアメリカへ修学旅行に訪れた。

河原浩一
「桜都国」の荒木雅子が歌うバーで働くバーテンダー。別の世界では黒子たちと共にアメリカへ修学旅行に訪れた。

カノンノ(イアハート、グラスバレー)
「クリフォト」の市役所、すぐやる課の受付。アバターなので市役所役員は全て彼女。

パスカ・カノンノ
「クリフォト」の酒場で歌い手をしている。「オールドラント」で「クリフォト」の開発に携わっており、本来の姿は別にあるらしい。

ジェイド
「オールドラント」で「クリフォト」の開発と管理を務めている。

オスカー
「クリフォト」で確認されていたイレギュラー。鬼児を操って鬼児狩りたちを襲っていた。目的は最強の鬼を探しだし、その正体を探ること。実はミラの顧客で、右目を対価に義眼型の次元転送装置を手に入れている。スレイたちのものと違い、好きな世界へ行ける代わりに回数が限られている。「ベルベット」と「ラフィセット」の行方を追っているらしい。

▽ティル・ナ・ノーグ
どんな呪いでも無効化する「魔鏡」が優勝賞品とされる武術大会が開かれていた。スレイたちはその優勝賞品が記憶の羽根ではないかと思い、大会に参加することに。

イクス
スレイたちに大会のことを教えた青年。ミリーナにかかった呪いを解くために、大会に参加する。

ミリーナ
願いが叶うと言われる遺跡へ行き、死の呪いにかかってしまう。イクスとずっと一緒にいられるようにと願いたかった。

▽セインガルド
中華的雰囲気を持つ長屋が立ち並ぶ区画ラグナと、教会が中心となる区画クレスタがあり、それぞれ対立している。それは同時に女性と男性の対立でもあった。それぞれ互いに住人が相手の区画へ立ち入ることを禁じている。原因は、それぞれの区画で祀っている石像がこの地に天災をもたらすと考えているため。

リアラ
ラグナを住処とする曲芸団の頭領。クレスタと不仲な関係が続くことをあまり良く思っていないようで、ときたま思いつめたような表情を見せる。

フィリア
リアラと共に曲芸団に所属する。薬品による発火を用いた曲芸を得意とする。ルーティが隠している想いに気づいており、素直に吐露できない彼女を案じている。

カイル
クレスタを取り纏める騎士。クレタスと争うことを快く思っていない。実はリアラと恋仲であり、お互いの対立から隠れるように愛を育んでいた。

▽アトワイト
女王が統べる騎馬民族の国。真っ赤な月が昇る夜にのみ、空に浮かぶレンズへ招かれ、どこかにある国とレンズをかけて戦うことを繰り返している。勝利した方がレンズを手にし、一つ願いを叶えることができるらしい。セインガルドの過去で、スレイたちの行動によって書き変わった歴史は、セインガルドの情勢にも影響を与えた。

ルーティ
アトワイトの女王。自身も武具を持って戦場を駆ける武王。敵国の王であるスタンと想いを交わしていた。ある日彼の死を察し、以来羽根の幻である彼との戦いを続けてきた。スレイたちとの交流で戦いを終わらせることを決意し、不可能と知りつつもスタンの蘇りを願った。

スタン
アトワイトと対立する国の王。とある日から羽根の力による幻が現れる。レンズ崩壊後、ルーティと共に神として祀られるようになった。

リオン
ルーティと共に戦う騎士。スレイたちを警戒していた。最後はスレイの言葉を聞き、ルーティとスタンの遺品、並びに二人の姿を模した石像を片時も離すことないよう祀った。

▽テルカ・リュミレース
エアルと魔導器によって発展した世界。民主制ではあるが、ヒュラッセイン・カンパニーの影響は大きい。スレイたちが訪れたときは、空中移動型魔導器によるレース大会が開かれた。その優勝賞品は記憶の羽根。

エステル
ヒュラッセイン・カンパニーの若き社長。レース大会の主催者。実は夢を渡る力をもっており、スレイたちの旅の目的と訪れを知っていた。彼らが無事羽根を手にすることができるよう、影ながら尽力した。

ユーリ
エステルの友人。警備会社の社員で、レース大会で不正が行われるという情報のもと、レース参加者を調べていた。レースには彼も出場している。

フレン、リタ、カロル
エステルとユーリの友人。リタとカロルは警備会社の社員。レース大会の不正者を暴くため、参加者を調べていた。

▽ユークリッド
法術という魔法が存在する、煉瓦で舗装された街並みが美しい街。勇者伝説があり、勇者のパートナーである法術士の力が込められた本があるとされる。本には羽根が封じられており、それを求めてスレイたちは王立図書館へ忍び込む。

ディオ、メル
王立図書館で受付をしている。スレイたちが大切な本を盗みだしたことを知り、強力な術技で追いかけた。

▽ウェイストランド
雲に覆われた空は、はるか昔に晴れることを忘れてしまった。雨雲からは万物を焼く酸性雨が降り注ぎ、荒野は変異種が闊歩する。生き残った僅かな人々は監獄と大聖堂に別れて暮らし、互いの所持する水や陣地を巡って争っている。

ベルベット
監獄を守護するチームのエース。実はこの世界の生まれではなく、別次元からやってきた。監獄の地下にある水槽で眠るラフィセットの目覚めを待っている。喰魔という種族故、傷の治りは早く長命。暴走したスレイによって瀕死に陥ったデゼルを生かすため、交換条件で血を提供した。

ラフィセット
監獄の地下の水槽にあった羽根の力に引きずりこまれ、五年間眠りについていた。自身のせいでベルベットに辛い旅を共にさせ、スレイたちに悲しい思いをさせてしまったと気にしている。

シリアーズ
監獄を守護するメンバーの一人。夢で未来を予知する力を持つ。ベルベットやスレイたちのことも予知していたらしい。常に冷静な態度で、ロクロウたちを諌めている。

ロクロウ、マギルゥ、エレノア
監獄を守護するメンバー。突然現れたベルベットを受け入れ、仲間として共に生活してきた。現れたときと同じく唐突に別れを告げたベルベットに驚きながらも、その出立を祝福して見送った。荒廃した世界を再生させることを、スレイたちに誓う。

アルヴィン
大聖堂を守護するメンバーのエース。正体は各次元を渡り歩き、依頼品を集めるトレジャーハンター。オスカーとはその旅路の途中で知り合ったらしく、ベルベットに警告する。

ジュード
大聖堂を守護するメンバーの一人で、リーダー的存在。アルヴィンを信頼しており、旅立ちを聞いたときは気持ちを沈ませていた。

ヴィクトル、エル、ミュゼ
大聖堂を守護するメンバー。ヴィクトルは年端もいかないエルの保護者的存在で、少々過保護。ミュゼは霊的能力を所持しており、監獄側に起きた異変を察していた。

▽ウィンドル
四人一組で戦うチェスゲームが行われている世界。治安はあまり良くない。チェスゲームも、金と人命が賭けられた非合法的なもの。優勝者には次元を一度だけ渡れる力を手にすることができるという。

アスベル
チェスゲームの主催者。父から領地と共にチェスゲームの管理を継いだ。先代の頃から、廃人を排出してしまうチェスゲームをヒューバートたちとどうにかしようとしているが、今のところあまりうまく行っていない。

ヒューバート
アスベルの弟。チェスゲームを快く思っていない。精神面ではまだ幼く、凄惨なバトルからは目を背けてしまうこともある。

パスカル
アスベルの友として、チェスゲームに関わる機械の製作に力を貸している。アスベルはスポンサーで、彼は無償で支援すると言っているが、彼女本人が恩ばかり受け取っていられないと協力している。

ソフィ
アスベルがチェスゲームを行うとき、駒として参戦する。人間離れした身体能力は、三対一でもひけをとらない。実は優勝賞品でもあり、彼女には一度だけ次元を渡る力が宿っている。

テイルズ

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