ツバサパロ(設定)



火神大我
駆け出しの考古学者。氷室辰也の弟分で、彼と共に世界中を旅していた。現在は主に「誠凛国」の遺跡発掘に関わっている。その国の第二王子・黒子テツヤに好意を抱いており、彼を助けるため関係性を対価にして次元へ旅立つ。

黒子テツヤ
「誠凛国」第二王子。火神大我の幼馴染で彼に好意を抱いていた。躰に記憶する力を持ち、それを狙った花宮真の策略によって記憶を羽根にして各次元に飛ばされる。

赤司征十郎
「帝光国」の魔導士。王であり恩師である虹村修造を封印し、彼から逃げるために相田リコの店を訪れる。元々は隣国の王子だったが、双子で生まれたがため迫害され塔の上と下に分けて幽閉される。花宮真の策略により兄(俺司)を喪い、それを自分のせいだと思い込む。

青峰大輝
「桐皇国」の忍。己の強さだけを求め他人を斬り捨てることを厭わない。そのため主である桃井さつきに罰と称して相田リコの元まで飛ばされる。母を殺されており、その敵相手を探していたが、後に花宮真の仕業と判明する。

黄瀬涼太
相田リコから火神大我たちに旅の同行者になるよう言われた魔導士。次元転送の魔法は彼しか使えない。実は偉大なる魔法使い木吉鉄平に造られた存在。本来の姿は犬で、セットで造られたテツヤ二号とは瓜二つらしい。

相田リコ
次元の魔女と呼ばれる存在。火神大我たちから対価を貰い、黄瀬涼太を紹介する。木吉鉄平の細やかな願いにより蘇ってしまった死人。写身である火神大我と黒子テツヤの最後の望みを叶えると、役目を終えたかのように姿を消した。

荻原シゲヒロ(連載版)
相田リコの元で働く青年。昔から妖が見えていることを気にしていた。『妖が視えなくなる』願いを叶えるためにバイトしている。両親は事故で死んだらしい。実は荻原シゲヒロ(読み切り版)の罪によって生まれた存在。

木吉鉄平
偉大なる魔法使い。生前から『強すぎる魔法使いの自分』を嫌っていた。相田リコが蘇ったのもその強すぎる魔力のせいである。荻原シゲヒロの願いで理が崩れた後は欠けた空席を埋めるために「誠凛国」へ行き、王となる。

日向順平
「誠凛国」の現国王。黒子テツヤの義兄。彼を可愛がっている愛情の裏返しか、よくからかって遊んでいる。特に彼が好意を抱いている火神大我が気に入らないらしい。「おは朝共和国」では自警団リーダーとして登場。火神たちとはバイト先のお好み焼屋で出会う。

伊月俊
「誠凛国」の神官で日向の幼馴染。弟大好きで意地悪しがちな日向の宥め役。彼を絶対に死なせないと心に決めている。「おは朝共和国」ではお好み焼き屋の店員として登場。

氷室辰也
火神大我を拾い、育てた青年。考古学者で、「誠凛国」には遺跡発掘目的で訪れた。本来の時間軸では「誠凛国」の神官で、アレックスの弟子。

アレクサンドラ=ガルシア
本来の時間軸での誠凛国の神官で、伊月俊の前任。「カルム」では伝説上の姫君として登場、黒子テツヤを通して彼らに迫る危険を報せようとした。

花宮真
すべての元凶にして黒幕。相田リコ復活を目論み、そうすることで先祖の木吉鉄平よりも優れた魔法使いであることを証明したかった。

古橋康次郎
花宮真に付き従う。相田リコ復活の過程で作り出された存在であるらしい。封印から目覚めた荻原シゲヒロを相田リコのもとへ転送したことで、花宮真に殺される。

瀬戸健太郎
雪国の小さな町で診療所を開いていた医師。評判の良い人物だったが、正体は花宮真の部下で、子どもたちに治療と偽って催眠を施し、黒子テツヤの羽根を手に入れようとしていた。その後も何度か火神たち一行の前に姿を現す。

桃井さつき
「桐皇国」の姫巫女で青峰大輝の主。未来を夢で見る先見の力を持つ。殺生を止めない暴れ者の青峰大輝を、相田リコの元へ送った張本人。「ピッフル国」ではレースを主催する大企業の社長として登場する。

若松孝輔
桃井さつきに仕える忍者。青峰大輝とは同僚。「ピッフル国」では桃井の友人として登場、大会の警備を担当していた。

原澤克徳
「桐皇国」の帝。桃井さつき同様、怪談好きで配下の忍者を集めては話して聞かせていた。

虹村修造
「帝光国」の王。隣国の王子であった赤司征十郎を引き取り、彼に姓と、力を抑える紋章を与える。少しずつ狂い国民を虐殺していく自分を自覚し、赤司征十郎が殺してくれるのを待っていた。結局、赤司征十郎の手によって永い眠りについた。

紫原敦
赤司征十郎に造られた存在。誰かモデルはいるらしい。「帝光国」の水槽で眠る虹村修造を見張る役目を受けた。「インフィニティ」でのチェスゲームの優勝賞品である異世界へ渡れる品が、彼とそっくりの見た目をしていた。

諏佐佳典
「東京」で都庁を守るメンバーのリーダーを務めていた。正体は双子の吸血鬼の片割れで、黒子テツヤの羽根の力によって眠りについた片割れ・小堀浩志の目覚めを待っていた。小堀至上でその他は割とどうでも良い。彼の血を受けた笠松幸男を酷く嫌っている。

小堀浩志
「東京」の地下水槽に沈んでいた黒子テツヤの羽根の力に引き込まれ、四年間眠り続けていた。双子の吸血鬼の片割れで、過去笠松幸男に血を分けている。彼から逃げつつも、その動向を気にしている。

笠松幸男
火神大我に体術を教えた男。自分が望む、好きな次元へ移動できる能力を相田リコから受け取っている。吸血鬼を狩る吸血鬼ハンターで、双子の吸血鬼を探している。黒子テツヤの羽根を持ち逃げした。

今吉翔一
「東京」でタワーを守るメンバーのリーダーを務めていた。実は笠松幸男とは義兄弟の関係。彼から双子の吸血鬼の話を聞き、諏佐佳典に興味を持つ。本職は各世界の貴重な物を対象としたハンター。

緑間真太郎
「おは朝共和国」で歴史教師を勤めている。過去に相田リコへ対価を渡し、願いを叶えてもらったことがあり、その伝手で火神たちを助ける。彼の口調は「おは朝共和国」の古語。「東京」ではタワーを守るメンバーの一人として登場。

高尾和成
「おは朝共和国」でアパートの管理人を勤めている。緑間真太郎と同じく、元相田リコのお客様。元神子で今でも霊的能力は残っている。緑間真太郎にゾッコン。「東京」ではタワーを守るメンバーの一人として登場。同じく神子であった。

降旗光樹
「おは朝共和国」で黒子テツヤの羽根探しに協力した。自警団の日向順平に憧れていたが、自信の無さから自分の巧断は弱いと思い込んでいた。火神たちの旅立ちの際には、日向順平からチーム加入に誘われた。別の世界では黒子たちと共にアメリカへ修学旅行に訪れた。

鳴海大介
「おは朝共和国」で日向順平のチームと敵対していたチームのメンバー。彼と小競り合いを繰り返しており、火神大我を彼の仲間と勘違いして襲う。

小金井慎二
「おは朝共和国」で勘違いから黄瀬涼太と降旗光樹を攫った。日向順平の旧友で、バイトが忙しく付き合いの悪い彼に焦れて出た暴挙。「桜都国」では鬼の塔と呼ばれる場所の管理人として、「東京」では都庁メンバーの一人として登場。

パパ・ンバイ・シキ
「新協国」に住まう秘術師見習い。悪政を強いる領主に反発を繰り返し、暗行御吏の訪れを待ち望んでいた。火神たちを暗行御吏と勘違いして家に連れていく。

谷村祐介
「新協国」で領主の悪政に反発していた反乱軍のリーダー。パパ・ンバイ・シキの秘術の師匠。領主の罠にハマり、一年前から意識不明のままだった。

宮地清志
高い秘術の力を持つ種族。「新協国」領主の罠によって従属を強いられていたが、青峰大輝によって解放される。その礼に領主を自国へ連れて行った。「秀ノ国」では願いを叶えるために戦う王として、「陽泉国」では神として登場する。

森山由孝
「新協国」を訪れた暗行御吏。領主の張った結界に手を焼いていた。「ピッフル国」では桃井さつきの友人として、「東京」では都庁を守るメンバーの一人として登場する。

中村真也
「新協国」を訪れた暗行御吏。証である紋章は彼が管理している。「ピッフル国」では森山由孝のボディーガードとして、「東京」では都庁を守るメンバーの一人として登場する。

早川充洋
「新協国」を訪れた暗行御吏。「ピッフル国」では森山由孝のボディーガードとして登場。

石川英輝
「カルム」で一番の大地主。素気ない言動から誤解されがちだが、その実は誰よりも村と住人のことを思っており、行方不明の子どもたちを影ながら探していた。

望月和宏
「カルム」の自警団団長。石川の隠れた優しさを知っており、それとなく灰崎を宥める。

灰崎祥吾(中学時代)
「カルム」の自警団団員。短気の傾向がある。事件を早く解決しようと、躍起になる。

津川智紀
「桜都国」の鬼児狩り。「あかいわんこ」と名乗った火神の噂を聞き、店に乗り込んできた。「ピッフル国」ではレースの参加者として登場する。

春日隆平
「桜都国」の鬼児狩り。津川のお目付け役のようなポジション。「東京」ではタワーを守るメンバーの一人として登場する。

岩村努
「桜都国」の鬼児狩り。火神たちに度々情報を齎した。「東京」ではタワーを守るメンバーの一人として登場する。

実渕玲央
「桜都国」の情報屋。男だが女物の着物を好んで着ている。大槌を軽々と振り回せる。

根武谷永吉
「桜都国」で実渕の護衛を務める。強い鬼児を倒せるだけの腕前を持つ。一言多い。

葉山小太郎
「桜都国」で実渕の護衛を務める。強い鬼児を倒せるだけの腕前を持つ。根武谷に巻き込まれて実渕の鉄拳を喰らってしまう。

福田寛
「桜都国」の鬼の塔と呼ばれる場所の管理人。別の世界では黒子たちと共にアメリカへ修学旅行に訪れた。

河原浩一
「桜都国」の荒木雅子が歌うバーで働くバーテンダー。別の世界では黒子たちと共にアメリカへ修学旅行に訪れた。

黛千尋
「桜都国」の市役所、すぐやる課の受付。アバターなので市役所役員は全て彼。「東京」では都庁を守るメンバーの夢見として、「レコルト国」では図書館の司書として登場する。

荒木雅子
「桜都国」の酒場で歌い手をしている。劉の同僚で、本当の姿は別にあるらしい。

劉偉
「桜花国」で「桜都国」の開発と管理を務める。

福井健介
「陽泉国」で芸をしながらあちこちを回っている旅団のリーダー。守り神の石像を先祖代々大切にしている。

土田聡史
福井率いる旅団に在籍する芸人。炎を操る芸を得意とする。自分の気持ちに対して、素直にも我儘にもなれない福井を心配している。「東京」ではタワーを守るメンバーの一人として登場する。

岡村建一
福井率いる旅団が本拠地とする土地の神主。福井の持つ石像と対になる守り神の石像を祀っている。

木村信介
宮地の右腕。彼を守り、国のために戦うことを誇りにしている。火神たちの言葉を受け入れ、大坪と宮地の形見と彼らに似た像を引き離さないよう後世に伝えた。

大坪泰介
「徳ノ国」の王。敵対関係にあった「秀ノ国」の王・宮地と逢瀬を重ねていた。しかし病でこの世を去り、以後黒子テツヤの羽根の力によって生まれた虚像で戦場に現れるようになる。

樋口正太
「レコルト国」で黛千尋と共に図書館の司書を務めている。その魔法は協力で、秘蔵書を持ち逃げした火神たちを苦しめた。

水戸部凛之助
「東京」で都庁を守るメンバーの一人。小金井慎二を守るように傍らにいることが多い。

相田景虎
「インフィニティ」で登場する、チェスゲームを取り仕切る元締め。決勝戦は彼と彼の駒とのバトルになり、勝利すると異世界へ渡る力を得ることができる。次元の魔女の顧客らしく、チェスゲームも彼女への対価に関係しているらしい。

中谷仁亮
相田景虎の部下。彼とは腐れ縁で、かしこまった態度をとるほどではない。武内源太ほどあからさまではないが、チェスゲームに対して良い感情は持ち合わせていないよう。しかし必要なことと割り切っているのか、規則には従っている。

武内源太
相田景虎の部下。彼とは腐れ縁で、砕けた態度で接する。チェスゲームを不快なものだと公言しており、試合状況が見るに堪えなくなると仕事を放棄する。

柏木(読み切り版)
相田景虎が使用するチェスの駒。どこか日向順平と似ている。正体は機械人形で、戦わせるために造られた。

荻原シゲヒロ(読み切り版)
木吉鉄平の遠い血縁。両親の夢見を聞き、相田リコに誠凛国への次元移動を依頼する。その時黒子テツヤと出会い好意を寄せていく。死の紋に貫かれる彼の姿に、世界の理を破壊するほどの願いを抱いた為、その対価を払う名目で花宮真に囚われる。

黒子テツヤ(読み切り版)
「誠凛国」第二王子。次期神官で、浄化の儀式の最中、異世界からやってきた荻原シゲヒロと出会う。花宮真の策略で死の紋を刻まれ、荻原の願いで切り取られた時間の中に囚われ続ける。

KUROKO

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