空鯨よ、歌を詠え・設定(ACTORS)



世界観
レトロな雰囲気の街。異能力が存在しているが、広く認知されているわけではない。数年前、実質的に街の実権を握っていたマフィアが壊滅。原因は不明。以来、帝国軍・自警団・他小規模マフィアが実権を握ろうと小競り合いを繰り返している

光司陽太
上京したての新人。水月に実力を見ぬかれ、あれよあれよの間に探偵社所員に。その能力故か、自警団他から狙われている
【非公開日誌】所持する日記帳に記した事柄・事象・物体を現実のものにする。ただし、生き物の創造や場所・時間の移動は不可能

鑑香水月
探偵社所長。日々繰り返される警察や自警団の小競り合いから民間人を守るために、探偵社を結成した。陽太の異能力を見抜き、探偵社へ誘う。数年前に壊滅したマフィアと何か関連があったらしい
【虎視眈々】異能力を発動してから、声を三秒以上聞いた者の意識・神経を支配する。複数人対象も可能。意志の摩り替えも可能だが、滅多なことで使わない。これによって燎の異能力もコントロールしている

五月女燎
探偵社所員。家を飛び出して放浪していたところ、水月に拾われ、半ば無理矢理探偵社に所属させられた。唯一水月にだけは逆らえない
【いろは唄】設定した目的が果たされるまで、動き続けることを止めない。痛覚が鈍く、ある程度までの傷ならすぐに治癒する。気絶しても身体は動き続け、バーサーカー化してしまう。水月の声には反応するよう、動機付けされている。颯馬や陽太の声でも正気に返ることはある

葛野大路颯馬
探偵社所員。経理担当。水月を尊敬している。燎の素行には眉を顰めており、それが基でしばしば彼と口論になっている。新人・陽太の教育係として行動を共にする
【シリョクケンサ】千里眼。全ての核を見極める。また、どこに異常があるのかを見つけることも可能。連続で使用すると視力を落としてしまう

東本桂士
探偵社所員。中々姿を見せることはない。自宅から電話をかけて情報を伝えたり指示を受けたりする
【心臓デモクラシー】心臓を他者のものと入れ替えたり、別所で保管できたりする。普段は自室のホルマリンに浮かべている。胸を刺されたときそこに入っているのは、敵や犬猫のもの

臼杵鷲帆
度々探偵社と喫茶店を訪れる謎の男。壊滅したマフィアの構成員だったらしく、水月とも親しい。何かを探っており、それが原因で帝国軍から追われている
【ショットガン・ラヴァーズ】銃器による攻撃を受けず、跳ね返す

丸目千熊
探偵社が常連の喫茶店店長。三毛に店のスペースを提供し、その代わり彼と甲斐にウエイターとキッチンを任せている
【十面相】最大十個の人形を生み出し、操れる。触覚以外の神経は繋いであるので探索にも使用できる

円城寺三毛
喫茶店店員。やる気のないウエイター。情報屋が本業
【KiLLER LADY】あらゆるものを自分の支配下におく。対象は物質から犬猫、果ては人間まで様々。自身より格上だったり精神力が高かったりすると支配下にはおけない。三毛はこれによって街中に配下をおき、情報を集めている

秋月甲斐
喫茶店店員。カレーが得意なキッチンスタッフ。自称三毛の助手
【風待ちハローワールド】探索装置にも引っかからない結界を作りだす。内部は創造主にとっての居心地よい世界となっている

清洲鷹翌
自警団団長。元ギルド。町の治安維持を目的としているが、要はマフィア。人生は面白みがないと意味がないと豪語しており、ギルドを抜けたのもそのため
【恋愛勇者】三分間、身体能力が上昇する。使いすぎると五日くらい寝込む

花隈竜之介
自警団の参謀。何を考えているのか分かりにくい。陽太の能力を最も求めている人物で、時間がないと焦っている。元ギルドで、鷹翌は今も昔も相棒
【天ノ弱】嘘を真に、真を嘘に入れ替える。水月のように、人の強い意志を変えることはできない。雨に濡れるとリセットされる。しかし自分にかけた異能力はリセットされない

魚津鯆澄
自警団団員。マフィアの抗争で家を失う。鷹翌に誘われて自警団に。自分の実力を磨くために戦っている珍しい人間
【ロストワンの号哭】自分が名を呼んだ相手へ、その人にとって最も大切な人の姿の幻を見せる。彼自身が卑怯な手だと思っており、あまり使うことはない

高天神一兎
自警団団員。貧困街出身。元々聡明だったこともあり、『生き残るための最善』だけを尽くして今まで生きてきた。自警団は初めてできた居場所で、失うことを恐れている。異能力のため、竜之介の企みを唯一知っている人物
【トゥインクル】テレパシー。送受信が可能で、相手の攻撃の先読みもできる。あまり情報量が多いとパンクするが、元々許容量は多い方なので極稀

小田原牧
自警団団員。壊滅したマフィアと関係があったらしい。鷲帆とも知り合いで、時たま密談している。
【シザーハンズ】敵意を向ける者のみを斬り裂く鎌鼬を繰り出す

一乗谷羚
ギルドを束ねる団長。政財界の流通を整えるために結成された組織で、財政を影で支える人物たちによって構成されている。彼自身も多数の企業を経営する富豪。壊滅したマフィアと親交があったらしく、それの代わりに街を守ろうとしている。自警団をただの荒くれ者の集団だと捉えており、鷹翌たちを軽視している。水月とは古い友人
【shiningray】手から発する光に触れた物の復元。傷を癒したり、破損部分を修復したり

飯盛駆
ギルド。七尾ほどではないが、竜之介に懐いていた。大切な妹がおり、彼女に危害が加わるようなことがあると理性を失う
【バイビーベイビーサヨウナラ】重力操作

七尾士狼
ギルド。竜之介に懐いていたので、彼が自警団になったときは驚いた。彼を倒すのは自分だと息巻いている
【ELECT】電撃を発生させ、操る。本人は電気による攻撃を受けても平気

五本松大・霧山一
ギルド。羚の直属の部下で、彼の護衛を務めている
【ジャバヲッキー・ジャバヲッカ】異能力ではなく、二者間で鉄パイプのような棒を渡し合いながら攻撃を繰り出す戦闘方法。本気になった異能力者には劣るが、ある程度は戦える

麻布汐
帝国軍。街の治安を何とか正そうと奔走している。人を信じやすく、自警団を本当に街の治安維持組織だと思っている
【夕立のりぼん】雨を降らせ、幻を作りだす

鳴子郁
帝国軍。汐の部下。自警団を怪しんではいるが、汐の意思を尊重しようと思っている。何かあったとき、自分と穂が食い止めれば良いという考え
【モザイクロール】自傷することで傷を癒す

志戸穂
帝国軍。汐の部下。影虎が苦手。千熊の喫茶店の常連で、三毛の顧客の一人でもある
【ネトゲ廃人シュプレヒコール】ネット回線の支配・同化

長野影虎
帝国軍。汐の上司。壊滅したマフィアのことを恨んでいるらしい。鷲帆の行方を必死に探し、捕縛しようとしている
【リセット】触れた異能力の無効化。これによって彼はマフィアの幹部とも互角に渡り合ったという

湯山靖隼
壊滅したマフィアに所属していたらしい少年。暗殺業で暮らしていたところ、千熊に拾われ、暖かい世界に触れる。しかしそれによって、自身のコンプレックスを助長させてしまった
【夢喰い白黒バク】相手を眠らせ、悪夢を見せる

芦原倖乎
壊滅したマフィアで暗殺術を仕込まれていた少年。マフィア壊滅後は気の向くままに放浪していた
【Black Board】相手を異空間に閉じ込める。暗闇に閉ざされたその世界を自由に動けるのは、創造主だけである。白い部屋もあるらしいが、そこへ続く扉は固く閉ざされているため、詳細な内部情報は不明

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