そして、世界は形を変える(設定)



師走駆
最近適合者として実践投入された新米。対した大きさになれない自分の心獣に、少なからず劣等感を抱いている。人類政府の上官の息子。実力重視な父親によって、血族関係は隠され獅子の子落としとして艦隊に所蔵させられた

如月恋
新米の駆の面倒見役。少々空回り気味に奮闘する駆に苦笑しつつ、さり気無くフォローをいれている。時折物憂げな顔でリングに唇を落とす姿が目撃されており、駆はその顔に胸のざわつきを抱いている。双子の妹・愛が艦隊の人柱にされた過去があり、彼女を取り戻すことを望んでいる

神無月郁
駆と同じく新米の適合者。所属艦隊は違うものの、駆や恋とは親しい友人関係を築いている。時折不思議な声を聴く。しばしば水の中に浮かぶ光球に引き寄せられる夢を見ており、涙や隼には、絶対にそれに返事をしても触れてもいけないと言われている

水無月涙
郁の相棒的存在。13歳で実践投入されており、年少組の中では一番経験豊富。郁と同じく不思議な声を聴くことができる。その正体もそれに応えた末路も知っているため、無視している。心獣は海のものと近似種。郁は海以外で初めて信頼した人間で、初めて守りたいと思ったひと

睦月始
最強と噂される第一艦隊隊長。18歳以下で実践投入された初の適合者。リングや艦隊の仕組みについて疑問を抱いており、『彼ら』のことを全て信用しているわけではない。心獣・クロは、そんな始の考えに反対を示すこともせず、彼の意志に従っている。

弥生春
始の右腕と噂される。とある戦闘で眼鏡を落としたことがあり、始たち曰く人が変わったような様子だった。春本人は、そのときのことを覚えていないというが、本当かどうかは解らない。周りには隠していたが、『彼ら』に侵食されており、ほぼ艦隊と同化している

霜月隼
第二艦隊隊長。実力は始以上と噂される。始同様『彼ら』について全て信用しているわけではないが、始ほど疑いを表に出してもいない。『彼ら』については、人類の中で最もよく知っている。

文月海
隼の右腕。昔は郁たちのように不思議な声が聴こえていた。しかし最近では全く聴こえず、それが逆に海の不安を煽っている。幼いながら実践投入された涙のお目付け役だったことがある。心獣は涙と近似種

葉月陽
郁を初めとした年少組の良き先輩。夜の監視任務を受けている。軍に全て従っているわけではないのか、夜の肩を持つ行動がみられる。二重スパイ。ほぼ隼の指示によるもの

長月夜
二体の心獣を持つ珍しい適合者。軍からは実験材料として監視下に置かれている。似通っていない性格のアライグマたちは、もしかしたら己の理想の姿なのかもしれないと思っている

卯月新
始の指示で軍の動きや『彼ら』について探っている。動きが軍にばれそうになったところ、陽に助けられる

皐月葵
自分の心獣の大きさを気にしてはいない。春と同じタイプであることが少し嬉しい

月乙女
各艦隊に、祈りの姿勢でレリーフ化されている少女たち。人類の勝利のために命を賭して祈りを捧げた聖女たちだと伝えられている。正体は『彼ら』の艦隊に取りこまれた人柱。郁や海が聴いた声とは彼女たちの声であり、これが聴こえた者は同じように取り込まれる運命にある。フランス革命暦の月名からとってそれぞれ、雨の月乙女(花園雪)風の月乙女(如月愛)芽の月乙女(桃崎ひな)花の月乙女(兎川千桜)牧草の月乙女(結城若葉)収穫の月乙女(照瀬結乃)熱の月乙女(姫川瑞希)果実の月乙女(元宮祭莉)葡萄の月乙女(朝霧あかね)霧の月乙女(伊地崎麗奈)霜の月乙女(天童院椿)雪の月乙女(聖クリス)と呼ばれる

ツキウタ。

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