ポケスペ性転換 小ネタ
「「ぎゃあああああ！！！」」
「…うるさい」
「どうしたの、急に大声出して。ゴールド、ルビー」
「どうしたもこうしたもないッスよ！」
「どうしてそんな泥だらけで平気なんですか！」
「ん、ああこれ？シルバーと修行しててさー。すごいのよ、コイツのオーダイル！」
「それは身に染みて知ってるっす。というか、シルバー！こっち来て！座って！」
「レッドさんもです！」
「は、はい…(何か怖い)」
「…」
「ったく、何でお前はそう身嗜みに無頓着なのよ、シルバーちゃん」
「別に必要ないでしょ」
「あるって。女なんだから少しくらい着飾ったって罰は当たらないっしょ」
「…だが…」
「折角綺麗な髪なのに」
「…」
「ああもう、髪までぐしゃぐしゃじゃないですか。しっかり手入すれば綺麗なのに」
「そんな暇ないしさ。自分のよりピカ達の毛繕いするよ」
「…解りました。今度からレッドさんの毛繕いは僕がします」
「え、いいってそんなの」
「僕がしたいんです。それに勿体無いですよ。レッドさん、元が良いのに」
「はは。俺なんかよりグリーンの方が綺麗だって」
「…(あれとはまた違う種類なんだけどな)」
「出来た」
「？…これは」
「花のコサージュ。母さんに貰ったんだけど、俺には可愛過ぎて似合わないからあげるよ」
「…ありがとう」
「ま、ブルー先輩にでも見せて褒めて貰いな」
「兄さんに…」
「出来ました！うん、流石僕！」
「ルビー、口元ベタベタするんだけど…」
「拭いちゃダメですよ、それグロスですから」
「お、流石はオシャレガール。綺麗っすよ、レッド先輩」
「髪とかしてグロス塗っただけですけどね」
「…綺麗ですよ」
「そうなのか？」
「？何してるの」
「あ、グリーン先輩」
「じゃーん、見て下さいよ！」
「僕プロデュースのレッドさんです」
「…遊ばれたわね」
「うん…」
「どうしたの」
「いやルビーに塗られた…グロス？それが気になっちゃって…」
「リップ系は慣れるまで時間かかりますもんね」
「袖で拭っちゃダメッスよ。汚れちゃうっす」
「うー」
「…レッド」
「ん？グリー…」
ちゅ
「「「！！！」」」
「…これで少しは薄まっでしょ」
「ん…本当だ。あ、グリーンにも付いちゃった？」
「構わない。丁度唇が乾いていたところだから」
「ならいいけど」
「…あれは天然なんですか、確信犯なんですか。乾燥した唇にはリップクリームでしょ、グロスじゃないですよ」
「…俺が知るわけないでしょ」
「あんなに顔近づけて額寄せ合って…親友とかライバルとかの次元超えてません？」
「…後輩、一つ教えておく」
「シルバー先輩？」
「何も考えるな気にするな。あそこに兄さんがいないだけまだマシ」
「ああ…マサラ組三人揃うとお花畑通り越してお菓子の国状態だもんね…」
「？イエローさんは？」
「あの人はトキワ組だ」
性転換しててもしてなくても恋愛感情抜きでいちゃつくマサラ組は可愛い。グリレブルは最早デフォルト