yes!フォーチュンプリキュア(設定)



小々田ゆめ
・サンクルミエール学園二年生。帰宅部
・茶と桃が混ざったような色の髪を、上で小さく二つに結んでいる。女の子らしくて動きやすい服装が好み。ヒールの高い靴や露出度の高い服は苦手
・ローズクウォーツのようなピンクのキュアブレスを持ち、キュアローゼンに変身する
・実はパルミエ王国の王位継承権を持つが、本人は知らない。両親の過去を知ったのは、プリキュアとなった戦いの最中で。驚きはしたものの、持ち前の能天気さで素直に受け入れる。王位継承権については全く興味がなく、楓が王位を継ぐことに反対はない
・夢中になったら猪突猛進、ロマンチストで夢見がちなところは母親譲り。芯は強く、ある意味頑固。弟やかれんからは、母娘揃って国宝級のドジというお墨付きをもらっている
・花屋のレンに好意を抱いており、事在る毎にアプローチを繰り返す。しかし間が悪いのか毎度邪魔が入って失敗に終わる。彼の正体を知って言葉を重ねていくうちに、それが恋ではなく純粋な憧れから来る好意であると気づく
・シュンとは、出会ったその日に同居することになったが、コミュ力が高いので然程仲を深めるのに時間はかからなかった。初めは仲の良い男友達程度の認識だったが、やがて少しずつ、彼への恋心を募らせていくようになる
・百井あすかは小学校の頃からの親友。誕生日には彼女作のアクセサリーを貰っており、とても大切にしている。あすかの正体と所業を知ってショックに陥るが、ハニーの叱咤を受けて再び立ち上がり、プリキュアも怪人も関係なく自分たちは友だちだと言い切った

甘井きらら
・サンクルミエール学園一年生。帰宅部
・毛先が肩につくくらいの金茶のショートヘア。カチューシャやヘアバンドを合わせている。大きな花のワンポイントがついているものがお気に入り。短めのスカートやホットパンツが好み。黄色や白の服が多い
・ベリルのような黄色のキュアブレスを持ち、キュアベリルに変身する
・フランス人のクウォーター。現在は読者モデルをしているが、いつかは母のように大舞台に立つことが夢。夢への一歩として、近々CDデビューする予定だが、そこまで歌は得意ではない
・ゆめに次ぐ天然さとマイペースさを持つ。夢へ向かって努力し諦めない心は一番強く、自分に妥協はしない。無理をしすぎて身体を壊してしまったことがあり、以来健康管理にも気をつけている。兄の重度なシスコンについては全く気づいておらず、心配性だという程度の認識
・レンを確かにイケメンだと評する。敵と発覚し自身を人質にしたレンへ叫んだ言葉は、彼の心情が変化するきっかけとなった。後に二人はハッキリとした恋愛感情を見せないものの、ゆっくりと距離を縮めていく

秋元まつり
・サンクルミエール学園三年生。文芸部所属。図書委員
・緑の黒髪をボブのように短くしている。たまにピンやカチューシャを合わせている。細身でシンプルなものが好み。落ち着いた雰囲気の色味が好みで、ロングスカートやワンピースが多い。短い丈のスカートやパンツは滅多に着ない上、着てもタイツを併用するなど絶対に素足は晒さない
・翡翠のような緑のキュアブレスを持ち、キュアジェイドに変身する
・絵本作家になることが夢で、創作活動をしてはナツキやメープルに見せて感想をもらっている。共に辛口な批評だが、励みにして精進している
・親同士が知り合いということもあり、ゆめときららの幼馴染で二人のお姉さん的存在。母のようなマイペースさはなく、ゆめやきららの天然ボケへツッコミを入れる役割。おっとりしているが中々に頑固である
・メープルは、ナツキとは違う雰囲気を持った男子という印象で、弟のような感じ。一見すると姉弟のような二人だが、口にしないだけで二人の間には通じ合っている想いが確かにあるという雰囲気を周囲には抱かせる

シュガー/佐藤シュン
・パルミエ王国からやってきた、オレンジ色のヤマネのような生物。カステラが好物
・クォーツリングを所持しており、王国を守る力の結晶であるディアモンドに変身する
・シュガー=シュン=ディアモンドだということを隠していた。シュガー=シュンということを知らせるつもりなどはなく、ゆめたちにバレてしまったのは不慮の事故による。ディアモンドの正体に関しては知らせるつもりだったが、タイミングが掴めず明かせなかった
・人間の姿は高校生くらいの少年で、髪は短く橙色に近い色をしている。橙など暖色のパーカー姿が多く、大きなショルダーバックを下げている。特に中身は入っていないが、本人曰く肩にかけていると落ち着くらしい
・小々田家にホームステイしており、コータとは同室。仲は良好で、ゲームを共に攻略するほど。楓とは幼馴染で親友。彼の意固地な性格には苦笑を漏らすが、長年の付き合いから対処方法は熟知している。シロップは先輩で、たまに配達の手伝いをしている
・礼儀作法に厳しく、ゆめの奔放さには頭を痛めることも。しかしその奔放さが彼女の魅力だと気づき、愛しさを滲ませた笑みで彼女を見守るようになる
・シュヴァルに騙され、キュアローズガーデンの閉じられていた扉を開いてしまう。騙されたことに気づき、ロンリネスに対抗する力を切望した彼の想いに呼応して、四つの薔薇が花開いた。つまり今代のプリキュア誕生の切欠になったのだが、彼はこのことを、終盤までのぞみ以外に隠していた

メープル/楓
・パルミエ王国の王位継承権を持つ、チョコレート色のヤマネのような生物。鬼饅頭が好物
・人間との混血であるにも関わらず王位継承権を持つゆめを、若干敵視している。初対面ではバリバリ敵視していたが、時が経つにつれ態度も和らぎ、好敵手のような存在として見ている。シュガーとは幼馴染で、事在る毎に競い合うような仲。こちらが食って掛かっても苦笑で躱すシュガーだけは気に食わない
・クールで冷静な印象を持つが、予想外のことが続くと自身のペースが崩れキレてしまうほど短気。特にまつりやゆめには振り回されてしまう
・人間の姿は高校生くらいの少年で、髪はシュンよりは長めのカラメルブラウン。上下共にピッタリとした服が多いが、殆どナッツとナツキの御下がり。ナッツハウスに居候中
・まつりの絵本を読んでは毒舌な批評を述べる。かれんやうららがナッツにそっくりだと評すると、嬉しそうに噛みしめていた。シュガーとは違う宥め方をするまつりにペースを崩されながらも、彼女の隣は居心地が良いと思うようになる

ハニー/花巻みつ
・パルミエ王国からプリキュアの応援としてやってきた、空色の兎のような生物。次期国王であるメープルのお世話役。ミルクの後輩で、彼女を強く慕っている。ミルクプリンが好物
・アクアマリンのようなキュアブロッシュを持ち、キュアアクアマリンに変身する
・人間の姿は毛先がカールしたロングの青黒髪をポニーテールにしている帰国子女。水無月かれんの家に居候しており、ゆめのクラスに転入生としてやってきた。初登場時は花巻みつの姿で。その後キュアアクアマリンとしてゆめたちの前に姿を現し、いきなり、プリキュアとしての自覚が足りないと叱責する
・何事にもクールで、他人にも自分にも厳格。使命感に溢れ、規律に厳しい。ゆめの能天気さには頭を痛めることが多く、あまりに彼女がプリキュアに相応しくないと思ったときはプリキュアの資格を剥奪しようとしたこともあった。しかしシュガーやメープルの説得とゆめの天真爛漫さに、少しずつ丸くなっていく
・上の理由から、元敵であった百井兄妹を仲間に加えることに最後まで抵抗を見せていた
・ゴローは、初対面のときから気持ちの悪いシスコン男としてしか認識していなかったが、とある事件をきっかけに不覚にもときめきを感じてしまう

百井あすか
・サンクルミエール学園二年生。フットサル部エース。ゆめの親友。兄が一人いる
・さっぱりとした朱色の髪の左前を、母から貰ったという赤薔薇のヘアピンで止めている。パンツスタイルばかりで、スカートは苦手
・サバサバとした明るい性格で面倒見が良く、ドジなゆめの世話を焼いている。男勝りな性格だが、宝石言葉や花言葉に詳しいといった女らしい一面も持っている
・男勝りな性格と女子校という環境下から、女性の扱いを受けることが少ない。そのため、ロンリネスの攻撃の余波から抱きしめて守ってくれたシュンに、強い胸の高鳴りを覚えた
・正体は、プリキュアの敵である組織ロンリネスに所属する怪人アンバーネ
・怪人とプリキュアの子ども。小学生のとき両親が事故に合い行方不明に。兄と共に母方の実家へ引き取られる。しかしその後、シュヴァルから事故の犯人がパルミエ王国の関係者だと吹き込まれ、復讐のためにロンリネスに仲間入り。アンバーネと名乗り、怪人として戦う
・ナツキは、怪人とプリキュアの狭間で思い悩んでいるときに、ぶっきらぼうながらも背を押してくれた人間。その後、その場の流れとはいえ彼を人質にしてしまったことに罪悪感を覚えながら、ゆめたちと交戦。ナツキやゆめの言葉に揺れる最中、シャットに胸を貫かれて倒れる
・文尾たちの判断でキュアローズガーデンへ連れていかれ、五つ目の薔薇が花開いたことで息を吹き返す
・新たにキュアスピネルとしての力と、キュアコアフを得た後も、暫くの間は元敵だったということもあり、自ら一歩引いた位置から手助けするだけに留めていたが、ゆめによって他のメンバーと打ち解けることができた

レン
・ナッツが贔屓にしている花屋の店員で、小々田家のご近所さん。古いアパートで妹と二人で住んでいるらしい
・茶色に近い朱色の髪は襟足が長いのでゴムで纏めている。褐色の肌を持つ。甘いマスクと人の良い性格で人気。妹をとても大切にしている。天然なのか間が悪いのか、ゆめの熱心なアプローチを悉く躱している
・正体はロンリネスに所属する怪人ホタリディア
・妹は百井あすかで、本名は百井レン。怪人とプリキュアの子ども
・プリキュアに対する憎悪は深く、ゆめがプリキュアと知るや妹の親友だということも関係なく倒せと言い放つほど
・アンバーネがシャットに撃たれたことで彼女に食って掛かり、返り討ちにあう。その後、あすかと同じくキュアローズガーデンへ連れていかれて息を吹き返す。そのとき、怪人としての力は失った
・ホタリディアとしての所業から、暫くゆめたちの前に姿を現すことを躊躇っていた。しかしシュンからクォーツリングを譲り受け、パルシアとして戦う力を得る
・きららとはホタリディアとして戦った際に互いの価値観を言い争ったことがきっかけで、和解した後、少しずつ距離を縮めている
・イメージcvは初代タキ○ード仮面

この話のプリキュアについて
・フォーチュン=運命
・パルミエ王国の伝説にある五人の戦士とは違う、新しい伝説となるプリキュア
・宝石が主なモチーフ。薔薇と蝶々の要素も受け継がれている
・キュアローズガーデンの薔薇の雫から生まれたピュアコレットを、ゆめたち三人はビーズと繋げてブレスレットにし、変身アイテムにしている(ゆめ命名:キュアブレス)
・ハニーは元々所持していたプローチにピュアコレットをはめ込んでいる(キュアブロッシュ)
・あすかは復活する際、キュアローズガーデンの力がヘアピンに宿った(キュアコアフ)
・変身アイテムは、変身後は蝶の形になって衣装の一部になり、各々そこから武器を取り出す
・胸元に各々のイメージカラーで蝶のようなブローチがつき、その周囲は薔薇を模したレースがついている。スカートと手袋の長さはそれぞれ違う。腰から蝶の羽根のような薄いベールが垂れている。髪飾りは蝶の形をしており、各々の名に冠された宝石がついている
・掛け声の後、各々変身アイテムを見せつけるようなポーズ。変身アイテムから溢れた光で身体を包み、蕾が開くように、蛹が羽化するように、弾けてコスチューム化する。それぞれの名乗りのとき「Yes!」で一拍手
・身内や身近な人に怪人たちの手が伸びないよう、正体は隠し、変身も隠れて行う
「プリキュア、バタフライエクリュージョン!」
「希望によって輝く運命!未来へ羽ばたけ五つの光!Yesフォーチュンプリキュア!」

キュアローゼン(小々田ゆめ)
「愛に光れ桃色蝶々、Yes!キュアローゼン!」
「咲き誇れ、夢の花!」
「桃色乙女の恋心、棘にはご用心だよ」
・愛情のプリキュア。イメージカラーはピンク
・髪は鮮やかなマゼンタ色。左右でお団子にし、一房肩甲骨ほどまでお下げが伸びている。お団子は蝶の髪留めで止めている
・ローズクォーツのキュアブレスは、変身後に手首でリストバンドのような形になる
・必殺技は蝶を纏わせたパンチ、プリキュア・ローゼンショット
・ロッド型の武器ルミエールトーチで、プリキュア・ローズクレイヴを放つ

キュアベリル(甘井きらら)
「幸せ煌めけ黄色の蝶々、Yes!キュアベリル!」
「舞い上がれ、想いの欠片!」
「黄色い乙女の不屈の心、甘くみないで下さいね」
・幸福のプリキュア。イメージカラーはイエロー
・より明るい金色の髪は、少し伸び内巻になる。ピンのように左右に蝶の髪留めがつく
・ベリルのキュアブレスは、変身後にチョーカーとなる
・必殺技は星を纏わせた二度蹴り、プリキュア・ベリルステップ
・リボン型の武器エタンセルリボンで、プリキュア・ジョーヌカッターを放つ

キュアジェイド(秋元まつり)
「優しく輝け緑の蝶々、Yes!キュアジェイド!」
「紐解け、希望の祈り!」
「緑の乙女の慈しむ心、お一ついかが?」
・優しさのプリキュア。イメージカラーはグリーン
・鮮やかな緑色の髪は後ろの一房だけ腰の下まで触れるほど長くなる。カチューシャのような蝶の形をした髪留めがつく
・ジェイドのキュアブレスは変身後、腰のベルトの飾りになる
・必殺技は敵を閉じ込め押し潰す、蕾を模したシールド、プリキュア・ジェイドベール
・銃ブリリアントライフルで、プリキュア・ヴェールストライクを放つ

キュアアクアマリン(ハニー/花巻みつ)
「勇気よ閃け青色蝶々、Yes!キュアアクアマリン!」
「羽ばたけ、奇跡の翼!」
「青色乙女の揺るがぬ闘志、その身に刻みなさい」
・勇気のプリキュア。イメージカラーはブルー
・明るさを増した青い髪はストレートになり、腰まで伸びる。左側で高く結い上げられ蝶の髪留めで止められている
・アクアマリンのキュアブロッシュは変身後、左大腿の飾りベルトになる
・必殺技は水を纏わせたアッパー、プリキュア・アクアマリンフォース
・剣エクレールソードで、プリキュア・ターコイズクラッシュを放つ

ディアモンド(シュガー/佐藤シュン)
・クォーツリングで変身する鉄壁の騎士。イメージカラーは白
・純白の騎士の出で立ちで、足元まで覆うマントを翻す。目元はワンレンズ型のサングラスのようなもので覆われている。髪色は少し暗めになる
・盾ディアシールドで攻撃を防ぐ
・特に技名や口上はない
・パルシアへ変身道具を譲渡するので、彼が登場すると入れ替わりで退場する

キュアスピネル(百井あすか)
「勝利を灯せ赤色蝶々、Yes!キュアスピネル!」
「芽吹け、情熱の色!」
「赤色乙女の熱き鼓動、触ると火傷するわよ」
・勝利のプリキュア。イメージカラーはレッド。追加戦士で、最後に仲間入りする
・髪色は鮮やかな炎色。少し逆立ち、大きな蝶の髪留めがつく
・スピネルのキュアコアフは変身後、左手の甲の飾りになる
・必殺技は炎を纏わせた蹴り、プリキュア・スピネルバーニング
・フルーレ型武器リットフルールで、プリキュア・ルビートラストを放つ

パルシア(百井レン)
・純潔の騎士。イメージカラーは灰
・銀と灰の間のような色をした騎士の姿。マントは大腿までと短め。左目だけ覗く仮面で顔を覆っている
・パールリングは変身後、手甲の留め具になる
・剣盾パルソードで攻撃を防ぐ
・特に技名や口上はない

ロンリネス
・敵組織。世界を暗黒で覆うことを望み、そのためにキュアローズガーデンを狙う
・恨み辛みという負の感情が力の根源

サムイナー
・ロンリネスが扱う怪物。泣き顔のように下がった眼が特徴。ラプリンシアの涙から生まれる
・その鳴声は、聞く者の内なる恐怖を甦らせるような響きを持つ
・物体に宿ることで怪物化する。また複数合体することで巨大化もする

ラプリンシア
・ロンリネスのリーダー。フワフワとした白髪と大きな赤色の瞳、真っ白な肌を持つ美少女
・いつも閉ざされた塔の最上階にいる。対面できるのはシュヴァルだけである。サムイナー数匹と飯事のようなことをして遊んでいる
・誰よりも寂しがりやで暗闇を好み、太陽などの光を嫌う。世界を暗闇で覆うのは彼女の願い

シュヴァル
・ロンリネス最高幹部
・何を考えているか解らないと言われやすい。ラプリンシアと一番近しい存在。彼女が世界の全てで、その願いを叶えたいと思っている。そのためなら、どんなことも厭わない
・自ら騎士と名乗るだけあって剣の腕はロンリネス一。
・人間の姿はニット帽を目深にかぶった男。岸上と名乗る
・百井夫婦を事故に合わせた犯人。それによってパルミエ王国とプリキュアへの憎悪を百井兄妹へ植え付け、仲間に引き込んだ。しかしアンバーネに負の感情が消えかけたことを切欠に、元々戦力となり難いホタリディア共々サッパリと切り捨てた
・上記のように、ラプリンシア以外に対しては至極非情

ポイズン
・ロンリネス幹部
・目元を覆う仮面をつけた怪人。いつも無口で、幹部会議でも発言せず一人部屋の隅に佇んでいる。幹部内でも彼と親しくする者はおらず、詳しい素性を知る者もいない。使われなくなって久しくなったロンリネス本部の旧棟へ、足蹴く通っているという噂もある
・名の通り、毒を使った戦法を主とする。時折、マジシャン染みた行動もとる
・ホタリディアとアンバーネをそれとなく気にかけており、シャットやシュヴァルが二人を手にかけたときは怒る姿も見せた
・本名は百井京介。嘗てはムカーディアという名の怪人であった。文尾とのぞみたちの働きによって転生。しかし怪人の力を全て失うことはなかった。そのためシュヴァルに目をつけられ、妻子を人質にロンリネスの仲間にされる。旧棟の一室には眠り続ける妻・百井りんがおり、定期的に彼女の様子を見に訪れている
・シャットが百井兄妹を手にかけたことで、ロンリネスを裏切りゆめたちに情報を流すも、りんを引き合いに出され正体を明かすには至らなかった。その後、最終決戦間近になって漸く、りんの存在と自身の正体を明かした
・初めは敵側で、騙すためにりんに近づいた。転生して再会した後は敵対する理由がなくなったとはいえ、プリキュアとなれ合うつもりなどなかった。しかし折角なのだから仲良くしようと近づいてくるりんにいつしか心を許し、結ばれるに至った。怪人だったが愛を知った。ロンリネスに所属しているのも家族を守るためである

テンソ
・ロンリネス幹部
・獣型の怪人。ゆめが変身する切欠となった怪人で、幹部の中でも三下の部類
・光よりも闇を美しいと思い、世界を自分基準の「美」で埋め尽くしたいと考えている
・アンバーネに好意を持つが、声をかけては素気なくフラれることを繰り返している。彼女と一番親しいホタリディアを、二人が兄妹であるということを知らずに敵視している。因みにアンバーネからはナルシストだと思われている
・人間の姿はチャラチャラとした恰好の青年。古森と名乗る
・アンバーネを手にかけたシャットに憤るが、シュヴァルの存在に怯えてその場は渋々引き下がる。キュアスピネルに生まれ変わった後も、彼女を諦めきれずロンリネスへ戻って来るよう言い寄っている
・シュヴァルに怯えて好きな人を救えなかったことを気にしており、最期はキュアスピネルを庇って果てた

シャット
・ロンリネス幹部
・幹部唯一の女性。銀の髪が美しい獣型の怪人
・規律や時間に厳しく、何事も几帳面に取り組む。ホタリディアとアンバーネ、そしてポイズンは組織の統一を乱しかねない存在として常々目を光らせている
・人間の姿は銀色のスーツを着たキャリアウーマン風の女性。猫田と名乗る
・シュヴァルに好意を抱いているが、感情の起伏と表情の変化が乏しいため、それに気づく者は少ない。彼の忠誠心を尊敬し、その手助けになるようなことをしている

ホタリディア
・ロンリネスに所属する昆虫型の怪人。正体は花屋の店員、百井レン
・プリキュアたちとは比較的初期の頃から戦闘を繰り返している
・怪人の力を強く受け継いでいる。プリキュアの血のせいもあってか、ロンリネス内では最弱の部類。怪人としての力を使うと、身体を壊しやすい
・アンバーネとは兄妹の関係で、あすかの項目で述べたような事情から互いに互いを案じている。兄妹関係を知るのはロンリネス内でも僅かで、二人は恋人ではないかという噂が流れている。そのためにテンソからは疎ましく思われているが、その理由を当事者たちは知らない

アンバーネ
・ロンリネスに所属するプリキュアに似た恰好の怪人。正体は百井あすか
・怪人の血を引いているがプリキュアとしての力の方が強く、ロンリネスに溶け込めないでいる
・唯一の家族は兄のみだという感情が強い。プリキュアに対する憎しみもあるが、本当にこれで良いのだろうかという迷いもある。ゆめは大切な親友で、彼女がプリキュアでなければ良いと思っており、兄から指摘を受けても実際目にするまでは信じていなかった

小々田のぞみ
・ゆめの母。サンクルミエール学園常勤講師
・シュンがホームステイを始めると、入れ替わるように長期休暇をとって姿を消す。ゆめたちには旅行へいくと言っていた
・シュンからプリキュアが目覚める切欠を告白されており、それが数年前から行方不明になった親友夫婦とも関係していると察した。それを止めるため、更にこれ以上被害を広げないためにも、自らキュアローズガーデンへ行きそこの主として事態の収拾を図っていた
・りんから子どもの写真を貰っていたので、レンとあすかの顔は知っていた。しかしりんと親友だったことを教えることはなく、ゆめにあすかと友だちでいるようにとだけ言った

小々田コージ(ココ)
・ゆめの父。サンクルミエール学園非常勤講師。パルミエ王国国王
・家事洗濯は得意で良い主夫。国へ定期的に帰ることを条件に、のぞみとの結婚と人間界での生活を許可された
・妻から事情を聞かされることはなかったが、彼女にも何か考えがあるのだと黙ってそのときを待ちながら娘たちを見守っている
・百井兄妹については聞いており、こちらも見守ることを選ぶ

小々田コータ
・ゆめの弟。小学六年生。サッカー部
・年の割にしっかりしており、ドジばかり踏む姉を冷ややかな目で見つめている
・姉やシュンたちが何かしていることは察していたが、強い危険性はなさそうだと静観している。シュンに、ドジな姉だから無茶しすぎないように見張っていてほしいと頼む
・シュートの威力はサムイナーの手を弾くほど
・幼い百井兄妹の写真を母の部屋から見つける

甘井うらら
・きららの母。有名な舞台女優。芸名、春日野うらら
・海外ロケのため、長らく家を空けている。しかし子どもたちの身に起こったことを聞き、何とか都合をつけて帰って来る

甘井シロー(シロップ)
・きららの父。パルミエ王国からの郵便をココやナッツへ配達する役目を担う
・新たなプリキュア誕生の事実を王国へ伝え、キュアローズガーデンからの報せをのぞみへ届けた

甘井ゴロー
・きららの兄。高校一年生。放送部
・重度の無自覚シスコンであるが、きららも本人もシスコンだと思っていない
・メープルときららの仲を疑い、ハニーと共に、出かけた二人の尾行をしたことがある。その際、ロンリネスに襲われてハニーを庇った。適度にフェミニストだが、妹以外の女に興味がないのも事実

秋元こまち
・まつりの母。小説家
・〆切が近くなると仕事場に籠ってしまう。性格と肌の調子の少々荒れるので、まつりたちはその時期になると彼女には近づこうとしない

秋元夏(ナッツ)
・まつりの父。アクセサリーショップ、ナッツハウスの店長
・ビーズや宝石で作った手頃な値段のアクセサリーを販売している
・店に飾る花をレンの店から買っている。レンとあすかが兄妹であるとは知らなかったので、二人と百井夫婦の関係も知らなかった
・ゆめと共に来店したあすかがりんに良く似ていたため、まさかと思う。しかしそれを直接確かめることはせず、薔薇をモチーフにしたアクセサリーを贈る。そのアクセサリーは後に、ナツキとあすかの仲を深める切欠にもなる

秋元ナツキ
・まつりの双子の兄。男子校に通う中学三年生
・二卵性なので顔はあまり似ていない。まつりと違いクールで落ち着いており、天然さの欠片もない
・まつりは嘘が下手なうえ、ナツキは嘘を見抜くのが得意なので、プリキュアのことは早い段階で知っていた。しかし直接言及することはなく、父母たちと同じように妹を見守るスタンスをとっている
・悩んだ様子のあすかに声をかけ、事情を知らないながらもぶっきらぼうな言葉で彼女の背を押した。その場にいたというだけでアンバーネに人質として捕えられる。殆ど気絶していたため詳しい事情は知らないが、勘は良いので大体を察している

水無月かれん
・医師
・小さいながらも自ら一から基盤を作った診療所、水無月クリニックを経営する。戦いで傷ついたゆめたちや、息を吹き返した百井兄妹が入院した

美々野くるみ(ミルク)
・人間界で暮らすココとナッツに代わり、シロップによって彼らの意見を聞きながら王国の政を執り行っている
・たまに人間界に来ては、かれんの従妹と偽って彼女の家に泊まっている

文尾
・何でも屋「ブンビーカンパニー」の社長、だが社員たちからは全く敬意を払われていない。のぞみたちとは現在も交流があり、彼女たちの頼みで情報収集を行っている。ゆめたちにはすっかり懐かれ、会社は彼女たちの家出先等に使われている

希望ヶ丘かなえ
・ブンビーカンパニー社員。暗いピンクの髪をハーフアップしている。ゴスロリが好み
・元ダークドリーム。鏡の国のクリスタルの欠片とキュアローズガーデンの花弁によって転生した
・ツンデレ。ブンビーに対してはツンばかりで、彼へのデレも含めてのぞみにはデレデレ。のぞみが大好き。その娘であるゆめも可愛がっている

空木るん
・ブンビーカンパニー社員。暗い赤のショートヘア。りんセレクトのボーイッシュな服が多いが、たまにかなえから押し付けられたゴスロリ服を着せられる
・元ダークルージュ
・嫌なことは我慢しないことを豪語している。りんの姉パワーに圧し敗けし、世話を焼かれていた。文句を言いつつもそれが嫌ではなく、彼女が失踪したことで寂しさを感じている

小春日くらら
・ブンビーカンパニー社員。暗い金の長髪を腰まで伸ばして三つ編みしている。首元や足元の露出度が高いファッションを好む。社員の中では一番お洒落に気を使っている
・元ダークレモネード
・プライドが高い。きららの歌の酷さが勘に障ったらしく、自ら特訓をつけてあげた

冬元みやこ
・ブンビーカンパニー社員。暗い緑の髪をボブにしている。ゆったりとしたロングスカートなどの服を着ている
・元ダークミント
・防御より攻撃重視派。技が防御タイプなのであまり役に立てないと落ち込んでいたまつりに、防御を攻撃に変える方法を授けた

寒無月かりん
・ブンビーカンパニー社員。暗い青の髪を腰まで伸ばし、結ばずに垂らしている。首元までピッタリと閉じられるような身体の線をハッキリ見せるタイプの服装が多い
・元ダークアクア
・体裁や見得を下らないと思っている。規律を重んじ意固地になるハニーを一笑に付した


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