▽ 1
「あれ?輝一君だ。」
私、双神 昴は、駅へ行く途中に、電柱の側で何かを見ている輝一君を見つけた。
その見ている先を追ってみる……。
青いバンダナとジャージの子だった。輝一君に似てる。
(…似てる……。)
私は、輝一君に聞きたくて、小声で声をかけた。
「何してるの?輝一君?探偵ごっこ?」
「昴?!。」
輝一君は、予想通り驚いてくれた。
「そんなに驚かないでよ。あ、あの子曲がったよ?」
「え?!あ!」
いく方向が同じだったし、面白そうなので、輝一君についていった。
「何処までついてくるのさ?」
「ん?。たまたま、この方向を通るからねぇ…?。」
怪しんでいますが、本当だよ?だって、駅で約束してるからね。
それに、ストーカーの理由知りたいしね。
「邪魔なんてしないよ?」
と、笑顔で言うと、輝一君は、折れてくれた。
それから、電車に乗り、離れた場所から、輝一2号(名前知らないし似てるから)を見る。
「そういえば、何でこんなことしてるの?」
あの子?だれ?と、聞いたら、した向いてしまった。
「あ…ごめん。無理に話さなくていいよ?」
いけないこと、聞いたかな……?。
「アイツは、輝二…。」
「輝二?ひょっとして…?。」
そういえば、この前、何か変な例えで相談されたっけ?いきなり、生き別れの兄が現れたらどう思うかとか……。
「うん…弟だよ。降りようか。」
「う、うん。」
突っ込まない方が……良かったかな?。
でも、この駅が待ち合わせした場所なので、私も、ついていった。
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