旧24
04.22

今日の世にもはアレが良かった「7歳になったら」をちょっといじくった感じで妄想してみた←


あと1日で7歳になる新一はその日自分そっくりの子供に出会う。なんと彼は新一と全く一緒の名前、同じ年、そして同じ誕生日なんだそうだ。しかし彼は自分と違い小さい頃から親と離れ離れになってしまい施設で育ち時々しか親に会えないという。
彼と話せば話すほどまるで双子のように息が合いとても楽しかった。しかしそれと同時に自分と同じ顔、同じ名前、同じ誕生日なのになんでこんなにも境遇が違うのかもどかしく思う新一だった。そんな彼と遊ぶ時間も親に行くように勧められた塾の時間になり別れることになった。
「また会おうな…えっと新一?」
「う、ん。」
「じゃあな!!」

そう言って新一は走り出した。

「あのな!!俺の本当の名前は…―――って言うんだ!!」

別れ際に後ろから彼から言われた言葉はよく聞こえなかった。

翌日、誕生日だからと言うことで遊園地に連れてきて貰ったがその日の両親の様子がおかしく正直楽しむ所ではなかった。不思議に思った新一は両親に思い切って訪ねてみた。

「父さん、母さん…今日何かあるの?」

すると父さんはとても複雑そうに笑い「新一はとても賢い子だからね…」と頭を撫でながら今日何があるのか教えてくれた。
「今日は7歳の誕生日だからね、もしかしたらお前とは最後になるかもしれないんだ。これだけ言えばお前は分かるだろう?」

何故父がそんな事をいうのか分からなかったがもしかしたら自分はこの両親と離れなければいけないかもしれないという事だけは分かった。その内に知らない建物…研究所のような所に連れて行かれた新一は昨日出会った彼と再会する。
なんと彼は新一の細胞から生み出されたクローンだという。この世界では教育に失敗した時のためにクローンを用意しより優秀な方を生かしもう1人は処分するのだという。
そして新一は選ばれなかったのだ。たった少しの差で…
しかしこれで彼がもう寂しい思いをしないのだと思ったらそんなに辛くはなかった。

「それでは回収します」

「しん…いち」
「これからはお前が父さんと母さんの息子なんだ。」
「でも…」
「だからお前が大きくなったら父さんと母さんを守ってやってくれ。俺の分まで。頼んだぞ――と」
「…っ!!」

要らなくなった子供の回収車は泣き叫び両親の名前を呼ぶ子供達でいっぱいだった。
新一はただ静かに目を閉じた………








この後別世界に飛ばされて生きることになる新一。あれから10年が経ち何故か新一だけ違う世界での記憶があり、ある日あの回収車を街で見かけてその組織の人間になり内部を調査しこっちの世界の組織とあっちの世界の組織を壊そうとする。
そして17歳の誕生日の1日前に突然目の前に彼が現れた。

「なん…で、お前が此処に?」
「お前を、新一を取り戻すために。なぁ俺と一緒にこの組織をぶっ潰さないか?」

彼が自分を覚えてくれていたことに胸が熱くなる、しかしそれと同時にどうしても気になる事があった。

「父さんと母さんは?」
「うん、元気だよ。………多分。」
「多分?」
「あぁ、俺がこの組織をぶっ潰そうと思った時からあんまり会ってねぇからな。」
「そん…な、父さんと母さんを守って約束したじゃねぇか!!!!」
「んなこと言われても俺にとっちゃ新一の方が大切だからに決まってるじゃねぇか。あの日お前に俺の本当の名前を呼ばれた時から俺の世界の全てはお前だけだった……新一だけだったよ。」
「か…いと。」


そう言い俺を抱きしめ耳に舌を這わせてくる快斗を引き剥がそうとするも適わない。そして彼は耳元で呟いた……






「やっと…手に入れた。」









とかそういうようなお話はどこに行けば読めますか^^??
あれしかし途中から快斗なんで病んだwwwwww




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