旧24
04.21


今日は帝丹高校の健康診断の日だ。私がこの日をどんなに待ち望んだ事か。

彼と出会ったのは約一年前、彼が高校一年生の時のだった。
私が待つ保健室に入ってきた彼を見た瞬間私は医師としての己ではなく、1人の男として彼をみていた。
正直今までずっと帝丹高校の専任医師として沢山の生徒の心音を聴いてきたがあんなにも緊張したのは初めてだった。男にしては白くすべすべの肌にサーモンピンクの控えめな粒を見た時には危なく直接手で触れてしまう所だった。
その日からこの時をずっと待ち続けていたのだ。


「次の人どうぞ。」
「失礼します。」


あぁ、やっと…会えた。
去年よりやはり少し大人びた彼はそれはまた強烈な色気を放っていた。


「さぁ、其処に座ってシャツのボタン外して。」
「はい。」

まさか自分が欲望の対象としてみられているとは思わない彼は何の躊躇いもなく白いYシャツのボタンを外していく。

「あの…先生?」

彼の動作、其処から覗く去年と変わらず綺麗な白い肌、触れたくなる二つの粒に目を奪われ全てのボタンを外し終わってもなお動かない私を少しおかしく思ったのか不思議そうに彼に呼ばれた。
いかんいかん私とした事がこんな事で怪しまれては一年間楽しみにしてきた時間があっという間に終わってしまうではないか。

「あぁ、すまんね。」
「いいえ。」
「じゃあ心音聴かせて貰うけどあんまり緊張しないでいつも通りにしていてくれよ。後少しヒヤッとするが我慢するんだよ。ジッとしてればすぐすむからね」
「え、あ、はい。」

緊張してるのは私の方ではないか。此方の心音が聞こえないか心配な程に高鳴る鼓動が耳に煩く普段はそんなに喋ることがない私が言わなくてもいいような事を言ってしまう程饒舌になってしまっている。
あまりの緊張で震えそうになる手をもう片手で押さえながら聴診器を彼の胸にあてる。
ドクンドクンという彼の心臓の音にすら興奮する。なるべく不自然な動きをしないように自分の欲望を必死に抑え彼の素肌の上に聴診器を滑らせる。
やはり少し冷たいのか時折ピクンとする彼の仕草がまた堪らない。あぁ、この子を組み敷いてその白い肌に噛み付いたらどんな声を出すんだろう、どんな顔をするんだろう。
そんな欲望と葛藤している所為かはたまた緊張の糸がほつれてしまったのか決して触れないようにしていた筈の粒の上を聴診器が掠めてしまった……

「ぁ…////」

すると彼の口から甘い声が聞こえてきたではないか。
その恍惚な声に私の理性が崩壊しそうになったがふと思い出した。
去年も確か…いや去年は私の意思をもって彼の頂きに触れた時はこのような声は出さなかったはず…。では何故?
そしてたどり着いた答えを私は否定したくなった。この子の身体を私以上に知っている輩がいるだなんてそんなのあってはならない事だ。この子の身体のことは私が一番に知っていないとダメなんだ!!
そう思ったら身体が勝手に動いていた。
彼の細い手首を掴み椅子から引っ張り上げベットへと投げ飛ばすように押し倒し、ずっと頭の中で犯し続けていた彼の首筋に吸い付く。







ってとこまで書いてこれ需要ねぇな。ってのとこの後恐らく新一が急所蹴り上げて終わるだろうなってので書くのを断念しました^^^^^^
なら書くなって話だがリハビリかねて。お目汚しすみませんorz




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