茉樹と斗織は玄関まで走る。



そこには、扉を開けている丹那と、家の中を見ている男がいた。



「丹那っ!入れちゃだめ!」



茉樹が叫んだ。



丹那は後ろを振り向き、首をかしげる。



「あがらせてもらうよ」



「あっ」



男は、入って来てしまった。



「だめ逃げて!!!」



茉樹は慌ててリビングへと戻った。



声は届かない。



「燐っ丹那、出るよ」



殺されるところを見なくてもいい。



見たくもない。



燐は丹那を連れてリビングから出ようとした。



………そこで、男と鉢合わせる。



「あ………あ………」



「丹那っしっかりしろ!!」




[ 48/122 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -