「僕の名前は、シラー。まぁ、よろしくしている場合じゃないけどよろしくね」
庇った子供を、子供の中に戻す。子供の肩にいるのは小さなヒーロー達だ。確か、ディスクと言われるそれに閉じ込められてるんだっけ。世紀の発明が悪用されるとは、油断ならない世界だな、うん。
「ねぇ、なんでマスターはダークサイドに堕ちてるの?というか、マスター若返ってるじゃん」
「マスター、ってどういうこと?」
「僕に戦う術や生き方を教えてくれたのは彼女なんだよ。今は聞く耳もたずっぽいけどね」
ライトセーバーを起動させれば目つきが変わったマスター。
「うーん、本気のマスターに僕がどれくらい通用するか。なんか解決策考えといてね、アベンジャーズさん」
そう言ってアタールの構えをとる。久々だからね、どこまで持つか。眉間にしわを寄せて、マスターをみる。元に戻す方法はないんだろうか。
「まぁ、試しはなし!やるか、やらないか!やるしかないっしょ!」
そう言って地を蹴る。やるしかない。
トライなし、やるか、やらないか
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