好感度



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ピンポーン

万事屋のチャイムが鳴る

「ちっ、んだよー。今日は神楽も新八もいねーってのに…はーい どちらさん?新聞ならお断りだよ〜っと」

ガラッー・・・・ピシャン!!

「・・・・見なかったことにしよ。ハイ!おやすみ〜」

「あぁ?見なかったこととはなんだ??
俺がココに来たらそんなにおかしいか!!」

「・・・。」

「オイ!無視かよコノヤロー!!」

「まぁまぁお二人とも落ち着きなせぇ」

「俺は騒いでないけどね。何の用?総一郎君。」

「総悟です。旦那に用がありましてね」

「で用って何?」

「俺は無視かよコノヤロー!」

「で進めますけどね、アンタ何物でさぁ?」

「ハイ??や 俺はみんなのアイドル銀さんだけど・・」

「いやー旦那ってね、何かと謎が多いじゃないですかぃ
てな訳で調査に来たってわけでさぁ 
じゃ 俺は疲れてるんで頼むわ土方」

がちゃん☆

「・・・・ん?何?今のがちゃん☆って」

恐る恐る銀時は下をのぞいた・・・


・・・・
「あぁぁぁーー!!」

「ちょ 何これ!前にもこんなんあったよ!
ちょお前沖田君止めてきて!!」

「はぁ?これじゃ行けねーだろうがよ!
ってかちょ!待て!総悟!!」

そんな声も届かず沖田は走り去ってしまったー

「・・・どうすんの コレ?
お宅の子ちょっとハッスルさせすぎじゃない?」

「・・・総悟の野郎 アイツ次あったらただじゃおかねー!!」

なぜ そんな言葉を銀時が放ったか、それは今土方と一緒に手錠でつながれているから・・・
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土方目線

おぉ!ナイス!総悟ぉ!!
これはおいしい話だなー
ってアレ?
ナイス??
いやいやいや一応俺男なんですけど!
あっちも!!
・・・・・・・・・・

銀時目線

何これ!
ラッキー☆
ってオイオイオイオイオイ!!
何がラッキー☆だ!
一応俺ノーマルだからぁ!
・・・・・・・・・・

「「・・・・・・」」

長い沈黙がそこから10分続いた・・・

この状態を打破したのは子供の声

「あー!あのおじさん達変なことしてるぅ!
ねーおかーさん! 
見てみて!!」

「ダメ!見ちゃダメよ!!」

その声が合図になったかのように
この瞬間周りにいた者は全員こちらを見た。

「オイ。万事屋。お前コレどうすんだ??」

「それはこっちの台詞だよ!
なんでこんな野郎と・・・
しかもよりによって・・・」

そんな会話をしている間にも
周りの人の目線はこちらに集まるばかり。

「とりあえず、中入るか・・・」

「あぁ、とりあえずこれはヤバい状況だからな。
こんなとこ屯所内のだれかに見られたらー
って!オイオイウソだろ〜
アレ山崎じゃねーか!?
何やってんだアイツ・・・」

何にも気付かずに通りすぎろ!!!

ちっ
こうなったら
こうだ!

「え!ちょ何すんの土方君!!??」

この言葉が言い終わる前に土方と銀時は万事屋の廊下に倒れこんでいた

銀時目線

うぉぉぉ!
ちょヤバ、近いって・・・
うわぁあぁ!
うん。耐えろ!変なことするな!自分!
襲われてもいいーなんて・・・

あー これじゃ人間としてどうなんだ!
やっぱ耐えろ!!


土方目線

ふー これでバレずにすんだなー
よし!

・・・・あれ?今もしかして。。。

あれ? 万事屋が今下に居る。ハイ わかりましたよ。

でもって馬乗り。で万事屋が今こっちを驚いて見ている。

あぁぁ!!駄目だ、駄目だ
早くどかないと・・・!
人間としての道を踏みはずしてしまうぅぅ!!

「万事屋、ちょっとこの体制はやめるぞ・・・
のくからじっとしてろよ・・・」

「お、おぉ」

よいしょっと と土方がのこうとした瞬間
あせっていたのか、それとも手錠が短いせいなのか
思いっきりコケてしまった

しかも銀時の顔の上に自分の顔が・・・

そして 銀時の唇と土方の唇が ちゅ っといってしまった

「「えっ・・・」」

「マジか?」

「いやいや そんなの銀さん認めないから〜
不慮な事故だよな。
なぁ土方君?」

「っ・・・」

駄目だ、この体制に今の顔は相当きた。

プチッ その時土方の中で何かが切れた音がした

「ごめっ、万事屋、許せ・・・」

「えぇっ!ちょ!土方っ!」

その時後ろから声が・・・・

「あっれぇ???土方さんと万事屋の旦那ぁ。
何してるんですか??」

「「・・・・山崎ぃ!?」」

「えっ、いやこれは土方君が・・・」

「オイ!お前俺のせいにすんな!!」

「・・・じゃあその手錠なんですか?

「こ これは沖田君が「総悟が」」

「ふぅーん。まぁいいや 
ところで土方さん
調査は・・・?」

「!!!!!」

「旦那も・・・
何の調査受けてるんです〜?」

ニヤニヤ笑いながら山崎はこの後も二人に質問をしていった

「はぁ やっと質問終わったか。
・・・あの、さっきは悪かった・・・」

「あーうん、じゃ許すからこれ取って。」

「・・・。」

その後手錠は沖田の手によって取られ、
二人は家に帰って次の日の朝を迎えた。

この事件があった夜に土方は沖田に怒鳴りに行って
さっきの写真をばらまかれたり

銀時は万事屋でいつものようにTVを見たり
新八と神楽の帰りを待っていたり

普通の生活を送っていた。

ただ違うところは
土方は銀時に対して
銀時は土方に対して
妙な好感を持ったことである。

次の朝ー

「銀さん!!ホラ神楽ちゃんも早く起きて!!!」
新八の声が万事屋に響き渡る

神楽は起きる様子もない。
銀時にいたっては聞こえないフリ。

「ハァ・・・毎朝毎朝!アンタらいつまで寝てんですか!!
早く起きてください!!」

「銀さん二日酔いでしんどいんだよー。もうちょい寝かして〜」

そんなことをいいながら内心ばれていないかヒヤヒヤしていたのは言うまでもない

「・・・・。はいはい、もう好きなだけ寝てればいいですよ。僕はしりませんからね!」

end


 

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