「意外と……似合ってるな……」2
ゆりはにやっと笑いながらメンバーにこう告げた。
「オペレーション、スタート」
「……は?」
いやいやどう言うことだ?オペレーションなんてきいてないし……。
そのはずなのだが、ゆりがオペレーションスタートの宣言をするやいなやメンバーが俺の周りを取り囲むように移動した。
そしてそのまま半ば強引に校長室から連れ出された……。
そしてついた場所は……。
トルネードでおなじみの食堂。
そこにはなぜかガルデモのステージの用意があった……。
訳もわからず呆然とステージを見ていると……。
ガルデモのメンバーが近づいてきた。
「音無先輩! 似合ってますよ〜それっ!」
無邪気に言ってくるユイ。
顔がゆり同様にやついているが。
さっきも見てたじゃねーか……。
きっと俺の反応を面白がってるわけだな……。
ここは過度に反応しないほうが吉だ……。
「あー、そうか? それはありがたい」
「ほんっと にあってますよ〜」
「そんなに似合ってるなら…今日のライブに参加してもらっても大丈夫ですよね……?」
「ん? なんかいったか?」
「いえっ、なにもっ」
ユイがボソっとなにか言った気がしたが……。
気のせいか。
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