「意外と……似合ってるな……」


「意外と……似合ってるな……」

……え?
みんなもぽかーんと口をあけつつも黙って頷いている。
まるで赤べこのようだ。

「あら、……思った以上に似合ってるじゃない」

なんつーことを言うんだ、ゆりのやつ……。
もう、恥ずかしいとかを通り越して逆に何処が恥ずかしいんだ?くらいになってきている。
でも流石にこのままはどうかと思う……。
早く脱ごう……。

「もうこれで満足しただろ? じゃあ俺着替えるから……」

「うーん……。……音無くん! ちょっと待ちなさい!」

ゆり……?
顎の下に手を置いて何やら考えているようだ……。

「もうすこしそのままでいなさい」
「なんでっ!?」
「ちょっと……いい作戦を思いついたのよ」





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