退院後の生活は・・・


「……」

『ロー、いい加減に放そうか』

「断る」

『…』(イラッ



先月心臓の手術を受け3週間もの家を開けていたせいか、帰ったら帰ったで私の携帯である、ローが拗ねて放してくれないのです。
ルフィのところに預けたのがいけなかったか。

「拗ねてねェ」

『拗ねてるよ!後ろから抱き着くな力強めるな痛い吐く』

「吐かねェよ」

くっくっと後ろから笑っているようだが、見えるわけがない。
すると何か違和感を感じたのか背中をぐいっと肌蹴させた。

『ぎゃあっ!?』

「相変わらず色気ねぇな…お前」

『ううううるさいっ!何なんだよいきなり引っ張んな寒いわ』

「…これ」

『聞けこら』

「なんでちちバンドつけてんだ?」

『乳バンドではない、言い方可笑しいから…あー心臓手術した際に胸骨も広げなきゃいけないから人工骨折してるんだよ、だからそれの押さえ』

「……じゃねぇかよ」

『は?』

「ヤれねぇじゃねぇか」

『…』

「まだ1ヵ月も経ってねぇから仕方がねぇが…名前は??」

『おっとぉ、ローの充電まだだったよなぁ…ヤるか?充電』

「……いや、まだいい」

『寝ろ』

強制的に電源を落としてやった。


動かなくなったローを横目に再び襲ってきた痛みに胸を押さえ、再度痛み止めの薬を飲んだのだった。
というか、動いていいと言われたあと2か月後大丈夫だろうか…おれの貞操…はぁ

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