とある日常

「レスなんだ」

「…はっ!?」

何でこいつはこうなんだろう。久しぶりにアジトでばったり出くわすや否や、「聞いてくれよおぉ〜デイダラちゃ〜〜〜ん」なんて情けない顔して泣きついてきやがったから、何事かと思い、自室にて話を聞いてやっている訳だが、この銀髪オールバックは開口一番こういうのである。

「お前っ、またそんな話かよ!オイラにそんな相談されてもアドバイスできねえっての、うん!」

「わっかんねえよなー、俺の何がいけねえのか」

「人の話聞いてんのか、うん」

「だって俺、角都の機嫌損ねるような事何もしてねえんだぜ、おかしいよな」

「ああ、うん…もういいや」

気の済むまで言わせておこう。一通り不満を吐き出したら、勝手に満足して帰っていくだろう。こいつはそういう奴なんだ。相手をするだけ無駄だ、うん。

「おいっ!聞いてんのかよデイダラ!」

「あー、ハイハイ。聞いてますよ」

「ならサソリに頼んどいてくれるんだな!精力剤!」

「ハイハ…ってえええええええ!!!??」

「やっぱ持つべき物は友だよなー!その相方の頭が良ければ尚良し!」

「ちょ、ちょっと待て!いくらオイラでもそんなこと旦那に頼めねえよ!ってかてめえは旦那を何だと思ってんだ!うん!」

「え?何でも屋?ドラ◯もん的な」







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ここで終わってた…せっかくなのであげました




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テーマ「人外ファンタジー」
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