君が好きだ。

いつから、なんて分からない。覚えていない、きっとずっと昔から。
元気が良くて、でも結構ドジだったりして、それでも意地を張ってみんなに心配されまいとする姿は、今だって全く変わらない。本当は、とても不安で悲しい癖に。
それでも君は、とても優しいから。
傲慢なフリをして横暴なフリをして、隠れて泣いてる、知っているんだよ。

君を抱き締めて、大丈夫って言ってあげられたらいいのに。でもそれは、私には出来ない。私は君の忌々しい敵だから。目指すべき敵は同じだけれども、きっと君の一番忌々しくて、邪魔なのは私なんだろう。

(哀しい、な)

いつか、くるだろうか。
私が君に、想いを伝えられる日が、
くるだろうか。




ホログラムにさえ涙










みじか



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