※涼南要素アリ





「茂人っ茂人!!」


バタバタと騒がしくやって来た幼なじみは、オレたちがエイリア学園として活動していたときはプロミネンスを率いるマスターランクキャプテンとして、バーンとしてエイリア学園のトップにいた。そんな幼なじみはオレの幼なじみかで本当に良いのかと思うほどに、明るくて、少し乱暴なところもあるけどとても優しい子だ。


「…晴矢」


オレの幼なじみ、南雲晴矢。

エイリア学園が出来て、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきた仲間たちと離れ離れになり敵対しなければならなくなったとき。プロミネンスとしてオレは晴矢の率いるチームに入ることが出来た。昔から病弱だったけれど、晴矢の大好きなサッカーを一緒にしたくてずっと晴矢とサッカーだけはしていた。時々倒れる時もあったけど。晴矢とサッカーがしたかったから。
バーンになって、それでもオレたちの前では晴矢は晴矢のままだった。
仲の良かったみんなが離れ離れになって泣いていた杏や華を少し乱暴な言葉だったけど慰めてくれた。不安で怯えているオレたちにいつも、オレが守るからと言ってくれた。


晴矢はオレの自慢出来る最高の親友、幼なじみ。
どんなときだって、オレの傍にいてくれた。オレもいつか、晴矢のようになりたい、って。晴矢はオレの憧れでもあるんだよ。だから、さ。



「風介っ…ふうすけがっ」



晴矢の好きは、オレも好き。
晴矢の嫌いは、オレも嫌い。
晴矢の幸せは、オレも幸せ。



「オレのこと、好き、って、」



晴矢がバーンだったとき。
オレは晴矢に頼ってばかりで、何も出来なかった。晴矢の隣には、いつも居てくれましたね。


「ふふ、」

「なっなんだよ?」

「そのくらい知ってたよ。風介も晴矢も両想いだってくらい」

「は、え!?」


これからは隣にいるのはオレじゃなくなっちゃうけど。こうやってすぐオレのところに相談に来たりするのはオレだけの特権だから、これだけは譲れないよ。


「おめでとう、晴矢」












この短さ…
茂人のキャラがいまいち掴めない
なんか突発的だなぁ


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