南雲「今日からお前もオレたちの家族だ。オレのことは兄貴とでも見てくれりゃあいいぜ」
狩屋「………」
南雲「?」
狩屋「そんなこと、思えるわけないでしょ…」
南雲「…」
狩屋「大体オレヒロトさんがいるからついてきたのにヒロトさんあんまりここにいないみたいだしさっき大人のくせに子どもとガチな顔で戦隊ヒーローごっこに入れ込んでた変な人いたし。セリフ意味深でよく分かんなかったし」
南雲「お前結構言うのなオレ今驚いてるよ。あとその変人は高確率で風介だ、それがあいつのイイ所なんだから受け止めてやってくれや」
狩屋「…あなたは、」
南雲「ん?」
狩屋「あなたは簡単に受け入れられたんですか。あなたもこの園で育ったんですよね?そんな…現実すぐに、」
南雲「ああ、受け入れられなかったな、正直。でもオレの周りには病弱な幼なじみとか泣き虫とか寂しがりとかたくさんいて…オレが明るい雰囲気作らなきゃってさ、訳わかんねーけど責任染みたモン持ってて。…オレだって不安だった」
狩屋「………」
南雲「でもあのときはこうやって、話を聞いてくれる大人もいなかった。だからさ、お前はいいんだよ。いいんだぜ、全部オレがお前を受けとめる!」
狩屋「……!なんか…ふふ、子どもっぽい…」
南雲「なんだと」
狩屋「はー…ほんとに、」じわぁ
南雲「………」
狩屋「………うー…」ポロポロ
南雲「…よろしく、マサキ」撫で
涼野「あの子、晴矢とヒロトには随分懐いたみたいだけど私には全然心開かないんだ…」
瞳子「大体の子はあなたにはまず警戒から入るから地道にいきましょう」
南雲(24)と狩屋
(120209 19:49Thu)