サソデイ(NARUTO)0


いきなり隣に座ってきたかと思えば、何を思ったかオイラの右手の上にそっとその造りものの左手を置いてきた。本当に、そっと、まるで壊れ物を扱うかのように。いや、というよりも怖がっているかのように、だ。

「どうした旦那」

それでもやっぱり無表情で、何も考えていないかのようだった。いつもの旦那だ。

「別に」

冷たい、

「そうかい。うん」

「ああ」

冷たい、指だ。
高めの体温であるオイラと違ってただ機械的な温度。そんなこと知ってる。そんなこともう知ってるけど。

冷たいよ。

「ごめんな」





暗い…
サソデイは最近シリアスばっか考える

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