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トップアイドルのひみつ -5-

「あ、う、HAYATOぉ……」
「音也くん、痛くない?」
「だいじょうぶ、……きもち、い」
「可愛い……ね、もう平気かな。ボクも、音也くんの中に入りたくなってきちゃった。だめ……?」

 俺の膝と腰から何度か力が抜けて、座り込んでしまいそうになるのをHAYATOに支えられて……を何度くりかえしただろう。切羽詰った顔で請われるように囁かれて、正直俺も限界だった。言葉がでない代わりにこくんって頷くと、HAYATOは俺にだけ見せてくれる笑顔でふわっと笑ってくれる。大好きな恋人の、いちばん好きな表情に、胸の奥がきゅうっとくるしくなった。

「音也くん、こっち」

 促されるまま震える手をHAYATOの肩に置いて、後ろに力が入り過ぎないように深呼吸をする。俺の腰を掴んだHAYATOの手にぐっと力が入って引き寄せられた瞬間、おしりの穴にあたっていたHAYATOのものが俺の中に入ってきた。

「あ、――んんっ」

 先端の大きく張り出した部分を飲み込んだ瞬間、思わずはぁっと息が漏れる。同時に俺の鎖骨あたりにも熱い吐息が触れて、HAYATOもおんなじなんだ、きもちいいんだって思えてそれがすごく嬉しい。

 HAYATOは今、どんな顔しているんだろう。
 顔が見たくなって、いつのまにか瞑っちゃってた目を開けると、熱っぽい目で俺をじっと見上げてたHAYATOと目があった。目の先15センチの距離にある宝石よりもきれいな深い藍の目を見ながら、ゆっくりゆっくり、腰を引き寄せられるままに愛しい熱を飲み込んでく。

「ん! は……ぁ、」
「ふぁ、きもちいいにゃあ」

 ようやく全部飲み込むと、いつもより熱いHAYATOの肌に、それよりもっと熱い俺の肌がぴとってくっつく。それを合図に、結合を確めるようにぐっと突き上げられるんだ。これはHAYATOのクセ。今からセックスするんだよ、って宣言されてるみたいで、恥ずかしいけど嬉しくて、腰の辺りがぞくぞくしてしまう。

「HAYATO、あう、はやとぉ……」
「あんっ、音也くん、動いちゃだめ、ボク、いっちゃ…」
「だぁって、HAYATOと一緒にきもちよくなりたい」

 ここが鍵の掛かってない楽屋だってことを気にしているのかな、せっかく始まったセックスは、普段とは比べ物にならないくらいに穏やかなものだった。ゆっくり出し入れされて、その焦らされるような感覚に我慢できずHAYATOの動きにあわせて自分でも腰を上下させた。たっぷり使ったローションが溶けて奏でるぐちゅぐちゅって音と、HAYATOのきもちよさそうな声が耳に届いて、俺の欲が煽られてく。

「あは、HAYATOの、俺の中でおっきくなった」
「あぅ、だって、音也くんのなか、あったかくてきゅうきゅうしててきもちいいよお……っ」

 挿れた時だって大きかったHAYATOのものは、律動を始めるとあっというまにがちがちに大きく太くなった。その素直さが可愛くて愛しくて、俺は目の前にあるHAYATOのくちびるにキスをする。迎え入れてくれたHAYATOの口内にある舌は、あったかくてきもちいい。それを噛んだり吸ったりしてたら、俺のも最高におっきくなって、HAYATOのおなかに擦れてとろって先走りが零れちゃったのがわかった。

「ふあ、俺も、きもちい。ね、もっと、動いて……?」

 もっと、もっときもちよくなりたい。だいすきなHAYATOの熱を、俺の一番奥で感じたい。
 ね、HAYATOお願い。ここが楽屋だとか、衣装が汚れちゃうとか、そんなのとりあえず忘れて、一緒に気持ちよくなろ?






改定履歴*
20120512 新規作成
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