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05 朝の日課 3

「ロー、キモチいいよ」

その言葉に恥ずかしさも忘れて夢中でしゃぶっていると、
おれの口の中で一段とペンギンのモノが大きくなった。
同時に、また先走りが出てくるのが解る。

あまりの大きさに少しだけ息苦しくなって、一瞬だけ息継ぎのために口を離すと、
ペンギンの大きな手がおれの髪に添えられて、優しく頭を撫でられた。
舌や頭を動かすたびに耳に届く水音と、
ペンギンが時々漏らす声だけがおれの聴覚を支配してゆく。

どうしたら、もっとキモチよくなってくれる?ペンギンをキモチよくさせたい…。

「っく、ロー、そのまま…」

告げられた言葉の意味を一瞬理解できずにいると、頭を掴まれてそのまま引き寄せられる。
おれは、びくびくと大きく震えるソレから、喉の奥に当たりそうな勢いで吐き出される精液を、目を瞑って夢中で受け止めた。

初めての味と、初めての匂い。
どうしていいか解らなくて、涙目になりながらペンギンを見上げる。

「ん……」
「そのまま、飲んでごらん」
「―――んっく、ふ…」

もう言われた事に逆らうなんて少しも思い浮かばなかったおれは、
暖かくて苦いそれを少しずつ飲み込む。
ただ、ペンギンに褒めて欲しかったから。

最後に、唾液と精液でぐちゃぐちゃに濡れた先端をキレイに舐めると、
ペンギンは優しく笑いながら、飲み込みきれず口の端から零れていた精液を拭ってくれた。

「上手にできたね」
「ん、ほん と…?キモチよかった?」
「うん」
「よかった」

ペンギンは、おれを抱き上げて膝の上に向かい合わせに座らせるとゆっくりキスしてくれた。
自分の出した精液の味に、苦いね、と言うので、お前の味だろ、と返す。

ゆったりと流れる、幸せな時間。
ペンギンのことを少しでも気持ちよくさせられたことが、ただ純粋に嬉しい。

「明日の朝もしような」
「…え?」
「これ、日課だから」
「は?」
「だって、大きくなったままなんて歩きにくいだろう?」
「いや、大きくなったってコレはただの…」

慌てて否定しようとする言葉は最後までは言わせてもらえなくて、
代わりにキスでふさがれた。

「約束だから」

にこりと笑ってそんなことを言うペンギンは、やっぱりずるいと思う。









改定履歴*
20100410 新規作成

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