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03 朝の日課 1

額に何度目かのキスを落とされて、やっと目を開ける。

「ロー、気持ちよかった?」
「…ん、うん…」
「じゃあ、おれのも同じようにして」

そう言うペンギンの笑顔が、とても柔らかいもので。
要求はとても卑猥なものなのに、その笑顔に絆されてつい頷いてしまった。

握らされたままだったペンギンのものをもう一度、しっかりと掴んで、ゆっくりと上下に扱く。
昨夜ははじめてのセックスに夢中でそんなことを考える余裕なんてなかったが、
改めて握らされると自身のものよりも随分大きくて太いことがわかった。

――これが、昨日おれの中に挿入ったんだ。
それを自覚した途端に、顔が赤くなるのがわかる。

恥ずかしい、おれ、朝から手だけでイかされて、その上ペンギンのを握らされて…
なんだか自分のやっていることが無性に恥ずかしくなって、
思わずペンギンの顔を見上げると、
柔らかな笑顔はそのままで、ほんの少しだけ顔が赤くなっていた。

「ロー、どうした?」
「あの、ペンギン…、おれ」
「手でできないなら、口でもいいよ?」

思わず、耳を疑った。くち、で…?

「昨日、おれがローにしただろう?あれをやるんだ」

――それとも、このまま手で続ける?口の方が早く終わるよ?
耳元で囁かれるペンギンの言葉が、恥ずかしさで正常に動かなくなった脳に直接響く。
気付けば、もう一度「口でやる?」と聞くペンギンの言葉に頷いていた。







改定履歴*
20100408 新規作成
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