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ずっとこのまま -4-

いつもは一度着たら、朝の目覚めの紅茶の後にしか脱ぐことのない夜着。
ベッドに自分と向かい合って座る男の手がそのボタンに触れ、
肌触りのよいそれがするりと自分の肩を滑り落ちてゆくのを、
シエルはまるで夢の中の出来事のように見ていた。

「坊ちゃん?」
「…」
「そう緊張なさらないでください」
「…痛いか?」
「そうですね、少しは」

自分をじっと見上げ、震える声でそう尋ねるシエルの心に潜む
ほんの少しの不安に気付いたのだろう。
セバスチャンは緊張を和らげるようににこりと笑ってみせた。

「大丈夫です、できるだけ優しくいたしますから」
「いい」
「坊ちゃん」
「おまえの好きにしていい。おまえになら、何されても…いい」
「…イエス、マイロード」



頬から首筋、そして鎖骨を経て胸、腹部へ。
大きなてのひらと唇から与えられる刺激はシエルの緊張を解し、体温を高めていく。
ほっそりと伸びた脚の間に体を滑り込ませ、臍と腰骨へキスをして、
そのまま下腹部へと唇を滑らすと、慌てたシエルが声を上げた。

「やっ、セバスチャン…、待って、そんなとこ」
「…恥ずかしいなら、目を瞑っていてください」

先程までのキスで既に立ち上がりかけ、先端に先走りが光るものを
そっと指で撫であげて、次の瞬間ぱくりと口に含む。
舌と唇で愛撫しながら、唾液で濡らしたひとさし指を入り口から中へと侵入させ、
内側をゆっくりと解して気持ち良いところを探るように動かせば、
シエルの口からは悲鳴とも嬌声ともつかない声が上がった。

「あっ!だめ、そこ…」
「…ああ、坊ちゃんの気持ちいいところはここですか?」
「ぁ、やぁあっ」

中を弄る指が一本から二本、二本から三本に増え、
それがある一点を擦った瞬間に高い喘ぎ声が上がった。
咄嗟に閉じようとするシエルの脚を手で抑えると、
すっかり大きくなったものを丁寧に舐め上げる。

「あっ ん、ぁ、―――っ!!」
「…っ」
「はぁ、ぁ、セバスチャン、ごめ…」
「上手にいけましたね、坊ちゃん」

初めて与えられるあまりの刺激に、シエルはあっけなく達してしまった。
セバスチャンは、口で受け止めた精液をこくりと飲み込み、唇をぺろりと舐め上げる。
そうしてびくびくと痙攣するシエルの腰を抑えたままもう一度だけそこにキスをすると、
ようやく中途半端に纏っていた服を全て脱ぎ去った。
大きくそり返ったものが視界に入ったのだろう、シエルは途端に目を逸らす。






更新履歴*
20110128 新規作成
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