ステッドラー(STAEDTLER) シャーペン 2mm 製図用シャープペン オールブラック 925 35-20B :Amazon.co.jpステッドラー(STAEDTLER) シャーペン 2mm 製図用シャープペン シルバーシリーズ 925 25-20 :Amazon.co.jpステッドラー(STAEDTLER) シャーペン 0.3mm 製図用シャープペン ナイトブルーシリーズ 925 35-03N :Amazon.co.jpステッドラー(STAEDTLER) シャーペン 0.5mm 製図用シャープペン オールブラック 925 35-05B :Amazon.co.jpステッドラー(STAEDTLER) シャーペン 1.3mm 製図用シャープペン シルバーシリーズ 925 25-13 :Amazon.co.jp
ステッドラー日本が1990年に発売した製図用シャープペンシルが925シリーズ、製図にも筆記にも適する傑作シャーペンのひとつです。日本製。
長くまっすぐなスリーヴ(ガイドパイプ)と芯硬度表示を備え、0.3〜2.0六芯径を揃えています。
替え字消し(替えゴム) 92R。
今回新たに買ったのは0.9と1.3mm。付属芯3本〜1本。
店頭購入。ラベルに芯径表示が無く1200表示、おそらく2020年前後生産。

真鍮チャック、スリーヴ長4mm。1.3スリーヴは少し先細り。
.9芯繰出し量約0.85mm、ノック負荷約860g、残芯12.5mm、がんばれば9mmほどまで短くできます。
1.3芯繰出し量約0.7mm、ノック負荷約1,230g、残芯10mm、1.3のノックの感触は重いというより堅い。
ステッドラー1.3芯は
コクヨ1.3芯より硬くHBらしい書き味。
芯室(インナーチューブ)内径4mm。.9芯が8本入ります。
古い製品では4.2mmの場合があります。

.3〜.9までは同仕様ですが、1.3及び2.0は芯室内径も異なり、前者では替芯を直列に二本、後者では一本だけ入れられ、さらに真鍮製のため他より重い。
また1.3と2.0には消しゴムが付きません。
芯補充口を狭めて芯漏れを防ぐ製品が増えましたが、本品にはなく、芯交換が容易です。
製図に使うなら芯をHや2Hに換えてしまうので地味に便利。

口金には芯径を判別できる線刻があります。.3と1.3、2.0除く。
これは925シリーズ以前、1980年代には同社製品に導入されていました。
また別売口金もあり、不運にもスリーヴを折ってしまっても、部品交換により継続使用できます。

グリップが短くときどき弛むのが欠点。
長いグリップを好むなら
プロユース171、
パイロットS10、
クルトガメタル等を薦めます。
やすりみたいと言われる滑り止め(ローレット)ですが、こんなアルミ製やすりなんか甘いと言われるでしょう。
が、
三菱Eノックと並べてポケット携帯したらその合成樹脂軸を削っていたので、やすりと言われたら、あっはいそうですと答えようかと思いました。

でもこれくらいがいいです。
滑り止め保護のためポリエチレンシースに入れて売られ、それで携帯していいと思います。バカにされるらしいんですけど推奨します。

ノックボタン天頂部に芯径表示。芯径により文字が色分けされています。
以前は黒軸925 35も芯径識別色で印刷されていましたが、現行品は銀色925 25のみ。ただし1.3と2.0除く。

芯硬度表示は3H〜2B (Fあり)全芯径共通(2.0除く)。
以前あった4Hが消え2Bが加えられました。
2.0のみ芯硬度表示ラベルが異なり4H〜2B (Fなし)です。
同社2.0芯にはFが無い(以前はあった)けれど他社製にはあるんだからここにこそ加えてほしい。ここも共通であって欲しかった。
金属外装にしては軽く扱いやすい。
パイロットS10や
プラチナ万年筆プロユース171のほうが重い。
ポケットクリップは短め。それでも手に干渉することがあります。
一応脱着できますが、クリップを外すとよく転がります。
◆字消し92R、5個入
突き針(クリーニングピン)付きなのがえらい、本当にえらい。
同社
字消し77R53によく似ているけれど互換しません。
925 25年表(私家版)

1990年発売、アルミ合金軸925 25が銀色軸、その黒軸が925 35で当時1,000円税別。
半額の廉価版925がアルミグリップとプラスティック軸。
いずれも.3〜.9四芯径
黒軸は2000年?に製造中止、シルバーシリーズと呼ばれるようになる。

2000年代、口金ねじにOリングが付いて弛みにくくなりました。
1,200円税別に値上げ、廉価版925はゴムグリップへ変わりました。

2004年925 25 F9油性ボールペン発売
2.0mmも同年発売だったような気がします。
2010年、発売20周年記念で青軸925 35Nナイトブルー発売
2015年10月?1.3mm追加
2019年10月925 35Bオールブラック復活1,500円
2021年2月425 25 F-9ボールペン発売、400番台は同社ボールペン品番
2022年6月925 25、1,300円税別
2023年4月925 25、1,400円(1,540円)

製図に使う線幅がiso 9175及びJIS B 0001規格で定められ、そこには1.4があっても1.3はありません。
iso 9175は製図ペン(製図用シャーペンではない)用規格を兼ね、0.13mmから始まって2.0mmまで九線幅あり、約√2倍で太くなります(√2を公比とする等比数列)。
また線幅にはそれぞれ識別色が割り当てられ、925 25のノックボタン芯径表示や
925 75の尾端はその規格に沿って色分けされています。
規格制定が1988年、それ以前から存在したシャーペン芯径は厳密に規格に合わせられず、近い芯径があてられました。当時新たに設計されたシャーペン芯径は無かったと思います。

ドイツ製製図用シャーペンに0.3を0.35、0.9を1.0と表記する製品があるのは、この規格に合わせた呼び寸です。
ステッドラーが規格から外れた1.3mmを採用したのは、製造委託先や調達元の都合か、それとも1990年代末に1.4mm芯を売り出したファーバーカステルへの対抗か不明ですが、近い芯径ではあります。
→ファーバーカステル エモーション ウッド&メタル 138330ただ1.3と1.4は互換しません、たとえ0.1mmの差であっても。
同社製品で9から始まる品番はおおむね日本支社が開発か製造を担当した製品です。
ステッドラー本社(ドイツ)の製図ペンやシャープペンシルが700番台、製図用シャーペンは770シリーズでした。
発売時なかった1.3と2.0だけ例外が多くて、この二芯径が特別であることがわかります。
そして他のシャーペンにはあまりない二芯径を追加発売したことから925 25/35が売れ筋であることもわかります。
製図がすでに電子化され、教育の電子化も進む今日、製図用シャーペンの前途は明るくありませんが、製品自体は十数年、うまくすれば数十年もつでしょう。
近所の文具屋で買えた.3mmシャーペンが廉価版925だったため、よく使っていました。
925 25と中身が同じで少し細く、グリップの菱目ローレットが一部のみ、胴軸が合成樹脂製でした。
今回で休止します。
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