書きながら芯先を尖らせるクルトガアドバンスM*-559の上級品。芯径0.5mmのみ、2020年1月発売、日本製。
ノック負荷約580g、芯繰出し量0.6mm前後、残芯長14mm、付属芯2本。
替えゴム シャープS。
クルトガエンジンは20画一回転、M5-559と同じもの。
ポケットクリップ付け根からペン軸先端まで126mmというのは、ワイシャツポケットの深さとだいたい同じ長さ。
金属製クリップとパイプスライドにより携帯しやすいシャーペン。
元製品クルトガアドバンスからペン軸形状が変わり、口金に加えグリップが金属化されました。後軸も金属製に見えますが合成樹脂。
そのため重心位置が前寄りで、芯先が自然に下を向きます。
左から同社シグノ307ボールペン
クルトガアドバンスM7-559本品
ゼブラ テクト2ウェイパイロットS10 HPS-1SR-TL7 前方が太く後方が細いのは往年のつけペン軸や同社シグノ207 / 307そしてパイロットSシリーズのような扱いやすい形状で、M*-559より運筆しやすく感じます。
ただパンチング加工されたグリップの範囲が狭く、私の場合は滑り止め加工されていない箇所(グリップ中央付近)を握って書くことになりました。もう少し後方まであったらよかった。
無意味ですがM*-559と口金互換。
この口金は、極端に短く握る者にも合うんじゃないかと思います。
残芯長14mm。がんばれば4.5mmまで短くできますが、14mm未満ではクルトガしません。
内筒(芯室)が揺れて音をたてます。M*-559ではよく抑制されていたのにちょっと残念。
◆替えゴムシャープS、SKS φ4.5mm×8.5、5コ入り
同社クルトガシリーズ(
ハイグレード除く)や
スタイルフィットマイスターUE5H-508、ジェットストリーム4&1と互換。
やはり消しゴム受け座に切り欠きなし。あまり使わないほうがいいようですが、消しゴムの消字力そのものは良好です。
ゴムグリップ好きには薦めませんけど、良品に感じます。クルトガ機構はやはり私に合わないのですが、ペン軸形状が私の好みに合いました。
購入前は、M7-559と中身が同じはずだから、分解して.5mmから.7mmへ換えてやろうと思ってましたが、いざ買ってみると後軸を外せなかった。
いつか.9mm化されたらよいと思います。
赤い軸色は、同社従来品やWeb公式プレスリリース画像で見られるほどおいしそうな色合いではありませんでした。わずかに紫を反射する。
使用につれて金属部品の色合いが変わってWeb画像のようになりましたので、ちゃんと使うのがいいようです。なお合成樹脂製後軸は変わりません。
黒軸(ガンメタリック)は鉄釉陶器のようで、青は雑味がない色合いで、他の軸色もおすすめします。
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