150mm定規に120mmノギスを組み合わせたもの。本体に記された品名はスライドルーラー。
2015年9月発売、中国製。
四色あり。無色透明は意外に見づらくて、ほかの色を選んだほうがいいかもしれません。

ノギスは厚さや直径を測る器具です。
たとえばボールペン替芯の直径やペン先径(ティップ径)を測って、
三菱シグノRT1替芯がJISゲルK型で
パイロット ジュース替芯がJISゲルL型であるため互換しないことがわかりますし、シャーペン芯径も測れます。

くちばしのような出っ張り(外測用ジョウ)で計測物をはさんで測ります。
部品にガタツキなく悪くない精度なのですが、アクリル製のため剛性が低く、先端bで測ると0.1mmほど小さな数値が出たりするから、なるたけ根元に近い部分aで測ります。
副尺で1mm以下を測り、最小計測値0.1mm。計算尺と同じく対数を応用したしくみじゃないかな。


ジョウで計測物を挟んだら、
1) 副尺(バーニヤ)の0が本尺のどこにあるかを見ます。
2) 本尺は23〜24の範囲、つまり23mm以上24mm以下。
3) 副尺目盛りと本尺目盛りが合っている箇所を探します。それが5なら、0.5mmを意味します。
よって、十円硬貨は23mm+0.5mm=23.5mm。
本尺と合っている副尺目盛りが0だったら23.0mmになります。

比較に並べたのはミツトヨのバーニヤノギス。


定規はインクエッジなし、グランドポイント(ゼロスタート)。JIS1級金尺と並べても遜色ありません。
学生向け商品と思われるんですが、厚さを測りたい需要を思うと、実に酔狂な商品。これを買うような人間には期待がもてる。