らんちきパーティー

「り、凛さん…やっあん」
「嫌? 気持ちいいの間違いでしょ、ほら」
「んんっ、あ、あんう」

窓ガラス越しの二人の行為を見つめる男五人。

「はあ〜なんや癒されんなぁ」
「可愛い組がにゃんにゃんしてるっていいよねー!」

絆と駆はテンションが上がってるようだ。

「…可愛い」

ぽうっと一人耽っているのはハヤト。

「俺にはよく分からん」
「放っておけ。自分じゃあんな顔させられないからこんな仕組みを思い付くんだろう」

クールに構えるのは聖と貴人だ。

「言ってくれるやないの? 俺のテク見たことないやろ、聖」
「俺に振るな。言ったのは貴人だろ」
「同意した聖も同罪やで?」
「…っ! 止め…っ、ん」

聖をソファに押し倒し、手を出す絆。
貴人、駆がやれやれと見守る形となる。

「ていうかこの三人が残るって外れってやつ?」
「凛と美々が一緒にいるから…仕方ない」
「俺はお前らでも構わないが? ここにいる奴らとは相性がいい」
「…まさかそれが基準で呼び集めたとか?」
「あくまでテニスがメインだ」ホントかなぁ、と駆は疑いの視線を送る。

「そんなことはいい、風見は交ざるのか?」
「俺は入ること決定なのか…まあハヤトの顔、綺麗だし嫌いじゃないけどさ」

駆が右手に、貴人が左手にキスをする。

「俺は…どっちでも」

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