スピラ。
ジェクトはザナルカンドから、『シン』とかいう化け物にいつの間にか連れられて来ただけ。そんなどこぞとも分からない所の宗教だなんだと、知る由もない。
ただ、
分かるのは、ブラスカという皆に崇められてナギ節という『平穏』をもたらそうとする男が、見も知らぬ男であるジェクトを助けた、というだけのこと。
ちなみに、ジェクトからすればアーロンという堅物は気に食わない。そう、何だかんだとジェクトに反論してきて面倒だからだ。
だが、旅というのは不思議なもので、ウマが合うも合わないも、いつの間にか床を共にしていれば吹っ飛んでしまうもので。好きだ嫌いだより、この旅を終わらせることのほうがずうっと重要なこと。だが、それと同時に彼らを仲間として一緒にいることに不思議と心地よさすら感じ始めていた………
長い一本道。遠くはよく見えない。ただ、クリスタルな綺麗な道が広がっている。マカラーニャの森である。
美と隣り合わせにある寒々しさにジェクトは腕を摩って、僅かに不安げな目をしている。目指すはマカラーニャ寺院。
「ブラスカよう、安心しろや。ま、この俺、と。アーロンのクソ真面目野郎の力がありゃあ、問題なんざねぇだろうさ」
ジェクトなりの褒め言葉であることを、アーロンも知っていた。だから、何も言わない。本当はジェクトはすごく照れ屋で、自分の思いをうまく伝えられない、不器用な男でありる、それだけなのだ。
冷えた道は、ザナルカンドへと、彼らを誘(いざな)う。
…………
エロ前哨戦。
ジェクトは最高色っぽい(ジェクトのテーマ含む!)
マカラーニャ寺院はベベルから近いから………ううん、人となりは分からない、かなあ?
いや!ユウナを預けてから旅立ったと仮定すれば中盤だよな?
ブラスカ一向物語、プレイしてみたいっす。
書いてみて思ったのは、ジェクトってZシドみたいな話し方?…や、シドのが言葉汚いけど。
話としては、ゲームで語られてるから小説向きではない。ロープレは。
イラスト中心にいきたいですな。
2009.1227
(ケイタイ作成)
(続)考えるより先に行動すべき。へ
配布元:Abandon
最後の一人になった君へ より
2009/12/27 09:58:38