※ 幽霊話
※ べつに怖くも何ともないです
※ それでも苦手な方はバックぷりーず


銃口は2人に向けられた

ぜろご



 その日は、久々に神崎が寧々の家に一人きりで遊びに行った珍しい夏だった。1LDKの狭い空間。関東なだけに何とかエアコンだけはあるけれど、殆どが寧々の持ち物で埋れた狭い部屋。この部屋に来るのは何度もあるが、神崎一人だけで来るのは片手で数える程しかなかった。もちろん、神崎としても自分の女の部屋に行きたくないわけじゃない。むしろ行きたくて堪らない悶々とした夜もあるのだけれど、それを前面に出すのは気が引けるし、下心がないわけでもないだけに、自分から言い出せるはずもない。神崎がいくら頭が悪かろうが、モラルがないというのとはまた別の話。だが今日はたまたま流れで寧々の部屋にやって来た。やらしい下心はまったくなかったけれど、意識してしまえばいくらでも邪な気持ちなど、生まれて生まれて仕方がなくなってしまうものなのである。そんな神崎の様子を察したのか、寧々は唐突に、
「ちょっと。コンビニまで付き合って」
 神崎が返事する前に、反射的に腕時計を見るとまだ九時少し前だった。早く帰れという暗なるメッセージの時刻なのかと感じながら神崎は頷きながら身支度して立ち上がった。寧々の家からコンビニまでの道のりは本当に短い。時間にして長く見積もっても五分とかからないだろう。そこで別れの挨拶を言って別れることを理解して、神崎は次のデートへと思いを馳せる。だが、言い出す言葉を見つけられず別れるのだろう。いつものデート風景と変わらない。結局神崎という男は不器用で、女に慣れてなくて鈍臭い所がある。そういう情けないレッテルのある男なのだろう。半ば諦めにも似た感情を溜息と同時に吐き出し寧々の様子を見ながら、外へと続くドアを開けた。外気がムワッと熱を伝えて不快。可能ならばこのまま寧々の部屋で過ごしたい、と願った。口にすることのない願いはただ通り過ぎる一台の車とさして変わりがない。ただ意味もなく通りすぎるだけ。個々にしてみれば意味はあるのだろうが、誰かの主観によればなんの意味もないそれ。
「お待たせ」
 短い挨拶と共に、あと数分で別れねばならない恋人が笑顔を見せる。寧々は邪気というか、冷たさのない笑みをあまり見せない。彼女自身はそんなつもりなどないのかもしれないから、神崎からそんなことを言ったこともないが、神崎はそれを夏目と城山にボソリと告げたことがある。大森寧々の笑顔は大抵とても冷たいような気がする、と。それを聞かれたら寧々はきっと怒るだろうし、それが元で別れ話などされても嫌だと思ったから、あえて彼女自身には言えるはずもない。夏目と城山は笑って答えた。どちらの反応も似たようなものだった。
“美人の笑顔は冷たく見える。それだけ首ったけということなんじゃないか”
 そんなことを言われてクールでいられるわけもなくて、とりあえず二人ともポカリとやったのだったが、今こうして純粋そうな笑みを見てしまうと、やはり彼らの意見がおかしかったのではないかと勘ぐってしまう。確かに寧々は整った顔立ちをしている。他人からは厚めの化粧に見られるそれも、本当はかなり薄いメイクだということも神崎は知っている。元が濃いめの顔をしているからよく勘違いされるだけなのだ。確かに冷たい印象を与える顔だろうとは思うが、常々見て見慣れた神崎がそう思うのもおかしいと感じる。
 寧々が先に発って歩き出す。別になんということもない夜道。だがまだ九時を回る少し前という時刻。コツコツと舗装された地面を叩く冷たい音がどちらの耳にも届く。いくらか寧々の方がテンポが早い。神崎はいつもと変わらずダラダラした感じで歩く。神崎が下を見たら道路の白線がぼんやりと幽霊みたいに浮かんでいる。だが進行方向の遥か先は闇でよく見えなかった。夜なのだから当たり前である。
「コンビニって、そこのだろ」
「そう。でも……」
 寧々が言葉を途切れさせる。近くのコンビニはどう考えても五分までかからない。だからこそ神崎は帰れと言われているような気がしたのだ。足を進めるごとに耳に届く音の、一つ一つが別れの時を刻んでいるのだと思うと、今夜はひどく名残惜しいような気がした。その思いが伝わったように寧々が言葉を切ったから、神崎は足を止めて寧々の方を見た。俯いた彼女の表情はよく見えないが、歩幅が先よりもずぅっと狭まっている。もしかしたら、寧々も神崎と同じように別れが名残惜しいのかもしれない。そう取られてもおかしくない今の構図に、神崎は言葉を紡ぐべき否か迷ったまま、そこで寧々の姿を見ていた。言葉を発するほどに彼女の気持ちを測れないでいる。そんな神崎を見限った時という支配者は、寧々の顔を上げさせることに成功した。
「この辺、出るっていうのよ」
 意味不明な言葉と共に、寧々がまっすぐに神崎を見ながらその手を握った。神崎が見た風景は、電灯のない暗い夜道だった。おかしい、いつの日かに通った時は電灯の明かりが灯っていたはずなのに。それをいう前に寧々の手が静かに、しかし確かな質量を帯びてぎゅ、と神崎の手を握り締めた。
 まじかよ。
 その握り方で察した。出る、というのは幽霊の話だろう。目に見えない何かを恐れる寧々。それが何であるか、分からないからこそ怖いのは間違いない。それはまた神崎も同じ思いを抱いているから。目に見えないものに勝てるはずがないと思うから、だから怖いと思うのである。だが、そんな者が実在するかどうかすら定かではない。実在しないものに恐れることこそ情けない。そう思いながら神崎は精一杯強がった笑みを浮かべた。声が震えてしまったかもしれないが、歩いていたせいということで流してくれればご愛嬌。
「…あっそ。バカクセ」
 そう神崎が発したあとに、握った手の強さが少しだけ増した、ような…気がした。少しでも頼りにしてくれているのだろうか、そんな都合のよいことを神崎は心の中で問いかける。もちろん寧々には聞こえないけれど。手を握ったまま、明るさを振りまくコンビニの見える場所へと辿り着いた。そこでようやく問いかけた。どうして、二人しかいない道で声をかけることができなかったんだろう? 今よりも声はかけやすいはずなのに。自問自答に答えてくれる誰かは、自分以外にはいるはずもない。だから答えはなかったけれど。
 コンビニに入る手前で寧々の握る手が離れていった。それはまるでごく自然なことのように。寧々の後に続いて、神崎もコンビニに入る。自動ドアの向こうから冷たい空気が頬を撫ぜる。冷房の冷たさが懐かしい。何を買うつもりなのかと後ろから覗き込んだら、意外にも色気のない無印良品のノートを手にしている。
「なぁ、そんなモン買いにきたのかよ」
「そーよ。悪い?」
 トゲのある言い方は実に寧々らしい。
「言えばいいだろ、こっちァ学生なんだからノートなんざ白紙のヤツ余ってっし」
 そういえばそうだった。はたと今気づきました、みたいな顔をして寧々は神崎の言葉を否定も肯定もしなかった。どうせ元々勉学に励むつもりで入ったわけではない学校だ。劣等生なのも分かり切っている。同じ石矢魔高校の出に勉強をする脳みそを持つ不良などいない。
「あと、晩ごはんも買うのよ。あ、なんか食べる?」
「…別にあるモンでいーんじゃね? グルッチ買うわ」
 そう言って神崎は背を向けて目当てのものを探しに行った。幽霊が怖いのならここで帰れと言うはずもなかった。なら、帰るタイミングはいつになるのだろう。ヨーグルッチを探しながら、ふと、そんなことを思う。ほんの一瞬だけ忘れかけていた邪な気持ちが蘇るが、それをヨーグルッチが拭い去った。会計は神崎が全部出した。別にいいと言う寧々は無視した。久し振りに二人だけでブラついているのに、こんな時に金ぐらい出してやらないでどうするのか。高級店にきているわけでもないのであまりカッコつかないが。しかし、本当に必要なものしか買っていない。食べ物とノートとシャープ芯。寧々は何かを物を書くつもりだろうか。神崎は意外な気持ちで、手にしたコンビニ袋を見つめた。その手は来た時と同じように握られている。
 来た道を辿るように、暗い道を歩く。その夜はとても静かで、世界には二人の他には自然しかないようだった。月は薄曇りの翳りでぼやけて浮かんでいる。満月でもなく、大きめに欠けている。だから下界は暗い。電灯はチカリともしない。確かにこの道を一人で歩くのは怖い。怖いと言われると伝心してしまうのがおかしいが、怖いような気になってくるのが不思議だ。そう考えるのが嫌で、かっこ悪くて、それを認めたくないから、神崎は口を開く。
「ここの電気いつから切れてんだよっ、電気屋電話するヤツいねぇーのかよ」
「…節電、とかじゃないわよね」
 後者だったら文句を言っても復活しない恐れがあるため、暗いままの可能性だってある。それは嫌だと寧々も神崎も感じている。実は二人ともオカルト話は苦手なのだ。黙ると足音だけが響いて、また怖いような気がしてきた。そんなうすら寒い気持ちの中、急に寧々が何かに気づいたように「あっ!」と驚きの声を上げた。握る手に力が込められている。何が起こったか分からず、問い掛けるが答えはない。進行方向に目を凝らしても闇しか見えないままだ。「なんか……フワァ〜って。人…?」寧々は何かを見たらしい。だが言葉は曖昧だ。いそうだと思っていたから見えたような気がしたのかもしれない。だが、寧々が見たことを全否定するのも如何なものか。だが余計なものは見なかったことにした方がいい。二人とも怖いのだし。
「ビ、ビビってんじゃねぇよ、らしくねぇな。ンなモンいるわけ………」
 バッチリ声が上ずって震えていたが、武者震いということにしておけば問題ない。神崎は無意味な見栄を頭に思い描く。神崎も寧々も見ている時に、急にバチッという音と共に電気ではない何かが閃光のように光った。一瞬だけそこが明るくなったが、それは一秒にも満たない時間。これは何だ? 神崎がない頭で考えてみたがこんな現象は知らない。未知の世界はやはり近くに存在しているというのか。神崎は驚きのあまり絶句していると、寧々が悲鳴に近い声を上げて抱きついて来た。役得、と言いたい所だがすでに逃げ腰だった神崎はバランスを崩して、その場に尻餅をつく形で倒れた。もちろんしがみつく寧々も一緒だ。その時だけは怖いとかそんな気持ちよりも寧々の体を思って、ちゃんと地面にダイブしないように抱きとめる。背中に痛みが走るが、大したほどでもない。軽く打ったくらいで騒いでいたら何もできない。そんな温室育ちではない。とりあえず反射神経バンザイ。ケンカもゲームもこれがないと勝てないし。
 しばらくそのままだった。寧々の柔らかな体が、何も見たくないと現実逃避して縮こまって震えている。生温い風のせいで汗臭くないか、気になったので神崎は寧々の頭を撫でながら顔だけ少し起こす。何分経ったか知らないがあの怪奇現象は起きないでいるし、そのまま家に帰った方がよさそうだと判断したからだった。二回目のあの現象を目にして平静を装っていられるほど神崎も強くはない。
「帰った、方よくね?」
「……そ、そうね」
 顔を上げた寧々は、意外にも泣いてはいなかった。ただ怯えているのは確かである。手を離そうとしない。立ち上がると、神崎は体の痛みに顔を歪めたが、きっとこの暗さで分からないだろう。そう思ったが夜目が利くことに気づく。何分もいれば目が慣れるものなのだ。体の痛みは大したものではない。多分擦りむいた背中と、倒れたままの格好で動けなかったために固まった体を厭わず立ち上がったことに対する痛み。数秒でどこかに吹き飛んでしまうような微かな痛み。日常に転がっている程度の痛み。それだけだ。寧々が謝った。
「ごめん」
「気にすんなって」
 帰り道は行きよりも大分早歩きで、二人の息遣いもだんだん早くなっていく。どちらもビビっていることは明らかだった。すぐさま玄関のドアを閉めて、寧々は鍵をかけた。そうしてようやくほーっと溜息を吐く。時計を見れば、まだ九時を少し過ぎた夜も中盤に差し掛かった頃。本当に数分間のうちのことだったのだと思った。
「神崎」
「ん」
「ありがとう」
「…お、おう」
 素直な寧々には何となく拍子抜けしてしまう。いつもみたいに掛け合い漫才みたいな方が緊張しない。意識してしまう。忘れていた思いも蘇る。気を紛らわすためにコンビニ袋の中身を分ける。転んだ時にひしゃげたヨーグルッチが無様な有様になっている。似合わないノートとシャープ芯を寧々に渡す。寧々の選んだコンビニ弁当はヨーグルッチに比べれば五体満足で生きているという感じ。ただし、ほふく前進したみたいなボロっちい感じは拭えない。中身が寄っている。神崎はぶつくさ言いながらヨーグルッチにストローを差して飲む。寧々は買ってきた割には食べようともしない。ノートとシャープ芯の方を先に手に取って、カバンにしまい込んでいる。
「似合わねえ」
「うっさいバカ」
「何に使うんだよ?」
「メモすんのに使うに決まってんでしょ、頭湧いてんじゃないの」
「……………」
「ホラ、バイト先変わったばっかりだから…。メモしとかないと覚えらんないし」
「大森ってよぉ、…がんばり屋だよな」
 あまりそういう所を見せない方だが、時にふと感じることがある。姐さん、姐さんと慕われるのも納得がいく。寧々は前から努力家だ。ずっと。今でも。そういう所もまた魅力的なのである。そんなことを思っていると自覚してしまうのは何だか照れ臭い。言われた寧々も恥ずかしそうに、だが満更でもない様子で笑う。褒められることは嫌ではないけど、慣れていなくてこそばゆい。しかも褒めた相手が神崎だというのもまた一因だ。
「あんたの方こそ、怖がりのクセに。頑張ってくれちゃって」
 知られていた。またかっこ悪さ指数が上がる。そんなもの誰も測っていないが。神崎は盛大にヨーグルッチで噎せた。それを見た寧々がからかって笑う。
「でも怖かったわよ。もうさ、なんか…見えたし。あんたも見たでしょ、バチッてあれ、ラップ現象とかってヤツじゃない? 嫌な汗かくし、食欲なんてブッ飛んじゃった。シャワー浴びてこよ」
「…よし、俺も浴びよ」
「覗いたらコロス」
 寧々の目が思っていたよりマジだったので、一緒にノリよく立ち上がった神崎だったがおとなしく引き下がった。元よりジョークのつもりなのに怖い…。



「分かりやっす」
「…ほぇ?」
 ボンヤリしたままの神崎を嘲るように濡れた髪を拭きながら寧々が笑う。出てきた途端その態度ですか。あーハイハイ慣れてますよ。ちょっとだけ神崎はやさぐれた。心の中だけで。
「見惚れてたっしょ」
 う、と言葉に詰まる。否定するには嘘をつかなきゃらならないし、目の前の女はそれほどキレイだ。神崎が心の中では肯定していることを寧々は知っている。
「今日は、助かったからサービスしてあげよっかなぁ〜」
 わけの分からないことを言いながら、寧々は神崎から見えない後方へ移動した。寧々の手が神崎の背を広く撫でる。どうせなら後ろから抱きついてくれた方が雰囲気も出るというのに、などと神崎は考えてみる。そのつもりはないらしかった。ふぅ、と耳元に寧々の息が掛かって驚く。体が驚きのため固まる。振り向かなくとも顔が近いのが分かる。
「さっき、転んだ時、庇ってくれてありがと。手当てする。見せな」
 神崎の返事など寧々は待つ気もなかった。後ろに回ったのはそのためだったのだし、強引に服を捲り上げる。そっと寧々の細い指が、適度に鍛えられ筋肉ののった背中に触れる。神崎は観念したようで、特に何も言わない。そこの一部が僅かに擦りむき傷が点々としている箇所がある。さっき地面に擦った部分だろう。大したことがないのも予想通りだった。そこにピンポイントで触れても、神崎は驚きもしない。他にも細かな傷跡が顔以外にもあるのだと寧々は気づいた。小さな頃からきっとケンカばかりしていたからだろう。
「さっき、ちょっとカッコ良かったよ。だから…お礼」
 擦り傷をワザと爪弾いて痛みを与えてやる。その直後、そこを舐める。汗でちょっとしょっぱい。神崎が息を呑む。お構いなしで、また舐める。擦りむいた皮が唾液で見えなくなる。少しだけ赤い点が背中には残る。また舐める。
「おっ、…おま…!な、な、な、なに」
 完璧に声が裏返っている。いちいち反応するのが分かっているので、ついついからかいたくなってしまうのだ。慌てて体ごと振り向いて、真っ赤になった神崎が寧々を見ていた。
「その程度の傷なら舐めときゃ治るわよ」
 神崎は溜息をつきながら服を正した。今時珍しいほどの奥手。がっついてこない。このシチュエーションなら他の男ならば押し倒してくるのが定説だろうに。
「鳥肌立ったぞ、くそ女」
 真っ赤な顔を俯かせてそう言った。







 結局その日、あのままいたらなるようになったかもしれないが、急くこともないだろうと思ったのだ。神崎は別の道を通って帰って行った。あの道が怖かったのは言わなくてもバレていた。かなりビビりながらわざとデカイ声でヨーグルッチの唄(神崎作)を歌ったり、暗い所は駆け足で行ったりしたが、それを認めるのはかっこ悪いので黙っておくことにする。

 次の日、夜になると暗い道を恐々見にいってみると、そこには電線が垂れた箇所があった。どうやら放電する時があるらしかった。もちろん線が切れているので電気はつくはずもない。ネタが割れてしまえば心霊現象でも何でもなかったということだ。近くにはコンビニのゴミが散乱していたし、寧々が見たという白いフワァ〜っとしたものは、おおよそコンビニ袋か何かが風で飛んだというのが真相ではないか。呆れながら溜息を吐く。それを報告するために寧々に電話した。
「そんなことだったの…あーそう、ビックリして損した。ムカつく」
「電気屋に電話しねえとな」
「昨日も言ってたけど、それは電力会社に電話しなきゃダメよ」
「なにっ…、そうなのか!?」
「知らねぇのかよ」
 だが、本当はどちらも思っている。騙された感は拭えないけれど、昨日みたいな夜も悪くない。意外な所も知ることができたし、良い部分を見ることもできた。心臓に悪い出来事はできるならあまりしたくはないが、悪いばかりではないのだから大目に見てやろう。そう思った。悪くない地味な夏の思い出。


12.08.24

こんなベタ中のベタ書いたの久しぶりかもです。ハズいっす、、、

本当は幽霊ネタではなかったんですが、唐突に抱きつかせてやるか。とベタに走りました。
目指したのは雰囲気小説というか。内容はほとんどないんだけど、ほんわかする、みたいな。

これ幽霊ネタにしたからオチれてるんですもん。でも最初はそういうグダグダを書こうとしてましたからね〜
絶対サゲで頭抱えてただろうな。


自然な会話と、二人の姿に感じることがあれば。

2012/08/24 12:15:53