※リハビリ文
※致してるだけです(ゆりでs…
ココから一応つながり


うすももいろ




 キスだけでもドックドックと心臓の音が脳みそに届くくらいに高鳴っているというのに、気づけば早くもブラウスのボタンが静かに外されていた。葵としては嫌ではないけれど、単純にいいというわけではないつもりだった。何より段階を踏むということが必要だと思われたからだ。慌てて、平然を装って言う。
「ねっ…、ねぇ?こういうの、ってまだ、ちょっと早い、って思わない?」
 葵自身としては平然を装っているつもりだったが、発した己の声があまりに震えていたことと裏返ってしまっていたことでまったく意味のない努力だったのだと気づかざるを得ない。だがそんなことを、いちいち気にしているわけにもいかず咳払いをしてなんとかやり過ごそうとした。すべてが無意味だと葵が悟ったのは、その次の瞬間のこと。

「早いも遅いもないと思いますけど」
 淡々と語る唇は葵の唇に深く吸い付いて、気づけば肌蹴たブラウスの脇から両手を差し込んでブラジャーのホックを外してしまった。その直後くらいに唇が離れて透明の糸が艶めかしく2人の間を伝う。少し動くとブラジャーがずれ落ちてしまうのが分かっていたから葵はへたに動くことができないでいると、それはいとも簡単に掴んでベッドの近くに放り投げられてしまう。思わず、あっ、と高い声が洩れてしまうと冷酷な笑みを浮かべて千秋が笑った。小さくかわいい、と言うとそこにちゅっ、と卑猥な音を立てて吸いつく。そうされると、嫌でも自分たちがしている行為がなんたるかを思ってしまう、考えてしまう。
「キスだけじゃ、私は足りないんです」
 唇を離した千秋がまっすぐ葵を見下ろしながらそう言う。それは好きです、と言った時のそれと変わらず、胸がひりひりするほどにはげしく誠実だ。そういうことじゃ、と言葉にならない言葉を紡ごうとする唇に再び千秋が吸いついた。どくどくと脈打つこの鼓動を聞かれている。知られてしまっている。なぜなら千秋の手は胸元にあるのだから嫌でも伝うそのかすかな音。
 ゆっくりと千秋の手は胸元から離れて、へその下の辺りをゆうるりと撫ぜる。それと同時に千秋が上にかぶさるようにして、葵よりもだいぶ薄い胸を重ねるようにぴたりとくっつけた。そうすると葵だけでない、千秋の胸もはち切れんばかりに激しく鼓動を刻んでいるのだと分かって、葵もクスリと笑った。
 もちろんその直後に下生えの奥を直に撫でられてすぐに余裕など消されてしまうのだけれど。それでも彼女と一緒にいる時間を大切にしたい。そう強く願わずにはいられない。きっと、ずっともっと、彼女を好きになっていく。


12,3,16

企画文の続きというか(笑)
提出前に書いちゃってますけど、そういう意味合いのラブラブ 千秋×葵です。や、最初っから公式百合カプと信じて疑わなかったですけど何か?

でもね、寧々とかアギエルとかヒルダ相手でもぜんぜんいいよ!葵ちゃんは受けならばよしす!(てめーはダメだ。古市。)

そのへんは書いてみたいでっす!
つうか書けると思われ。近々書くかなー。
でも男鹿とか姫川との絡みも好きなのでした。ううん、、まとまらない!

題:

2012/03/16 00:12:59