今日は俺の誕生日。
偶然土曜日で午前中は練習だったけど午後はオフになった。部室開けた瞬間、クラッカーが鳴って少しびっくりしたけど祝ってもらって嬉しかった。
今は午後。光と家でくつろいでる。二人でベットに座ってたわいもない話をしながらのんびり過ごしていた。
「ユウジ先輩、誕生日おめでとうございます。」
「何回目やねん、でもおおきに。」
やっぱ恋人に祝ってもらうのが一番嬉しい。あ、小春も嬉しいで!
「プレゼントは何がええですか。」
「せやなぁ……なんもいらん。」
「え、ないんすか。」
「やって、光と一緒に居るからええ。」
「…なんや今日は素直ッスね。」
「っいつも素直や!死なすど!」
全く、俺を何やと思ってんねや。
ふいっと背を向けると光が後ろから抱き着いてきた。
恥ずかしくて暴れると更にぎゅっと抱き着いてくる。
「離せやっ!」
「じゃあプレゼントは俺からの愛で。」
耳元で囁かれた甘いその言葉に顔が赤くなるのがわかる。
くるっとおれを向き合うように座らせると、ちゅっとキスをしてきた。
「んっ……あほっ!」
「ユウジ先輩かわええ。」
恥ずかしくて伏せていた顔を上げると見えたのはいつものニヤリと笑った顔ではなく、ふわりとした笑顔。
顔がもっと真っ赤になっていく中で、やっぱかっこええと思った。言ったら調子乗りそうやから言わないが。
でもこれだけはいえる。
「…今日は最高の誕生日や。」
end
ユウジハッピーバースデー!
遅くなってごめんよ!
ずっと光とラブラブでいろよっ!
2010.09.11