▼白石謙也
!先輩×後輩パロ
「白石ー!お客さんやで!」
お昼、弁当を食べ終わって友達と雑談していると、クラスのやつから言われた。またか…と思い教室のドアまで行くと、そこにいたのは緊張している女子ではなくニコニコと俺が大好きな笑顔を浮かべている後輩だった。
「謙也どうしたん?」
「白石先輩!あの、今日の放課後の事なんですけど、」
「あぁ、どこ行くか決めたん?」
「はい!やっぱタコ焼き食べたいと思て。」
そう言って、眩しい笑顔を見せる。
かわええなあ…。あかん、謙也を押し倒したい…!
なんて思いは心の内にしまい、きちんと受け答える。
「ええで。部活終わったらやし遅くなってしまうんやけど大丈夫なん?」
「全然大丈夫です。…むしろ白石先輩と長く居れるし…。」
「…っ!」
なんて嬉しいことを…!堪えるんや、堪えるんや蔵ノ介!
謙也は小さく呟いたが俺には聞こえていた。けれど、聞こえないふりをしてわざと聞き返す。
「ん?」
「え、あの、なんでもないです!」
顔が真っ赤になる謙也。
かわええかわええかわええっ!なんちゅー兵器や!反則やろ!
なんとかギリギリの理性を保ち、わしわしと頭を撫でてやる。すると気持ち良さそうに目を細める謙也。
もう堪えられへんと思った俺は謙也の腕を掴もうとするが、タイミング悪く予鈴がなる。
ちっ、最悪やわ…。
離すのは嫌だが、謙也が先生に怒られるのでしかたがなく離す。
「あ、もう行かんと、俺はこれで。」
「…おん。」
「じゃあまた放課後、よろしくお願いします。」
「こちらこそ。」
軽くテンションが下がり、そのまま返す。あーあかん、午後もたへんわ…。
「白石先輩……、」
「なん?」
急に名前を呼ばれ返事をする。が謙也は俯いている。
「大好きです!」
それだけいうと謙也は流石はスピードスター、すぐ走り去ってしまった。
最高の笑顔と最高の言葉の爆弾を落として。
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ただ謙也に"白石先輩"と呼ばせたかっただけです^ω^今考えたら"蔵先輩"でもいいな…。とにかく後輩謙也かわいい(^p^)
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