今日、私達は星月学園を卒業する。
明日には、寮を出なければならない。
錫也と付き合ってからというもの、こっそり蟹座寮に忍び込み錫也の部屋で遊ぶのが日課だった。
一緒に勉強したり錫也の作ってくれたご飯を食べたりお喋りしたりキスをしたり…そうやって時間を過ごしていたが、まだキス以上はした事がなかった。
でも、今日は違った。
キスをしながら、錫也の手が私の胸に触れた。
手のひらで柔らかく包みこんで、持ち上げるようなその感触に自然に体がぴくりと跳ねる。
「やっ錫也…」
「嫌…なのかな?」
「…嫌じゃ、ないけど」
「俺はお前が嫌がる事はしたくないんだ。だから、嫌ならちゃんと言えよ?…俺にこうされるの、嫌なのかな?」
「そういうの、ずるい…」
「どうして?俺はお前としたい…。ずっとそう思ってたんだ。…お前はどうなんだ?」
「…っ」
「言わないと、分からないだろ?」
「…錫也…、私も、錫也としたい」
「よく出来ました」
「んっんんっ」
「可愛いな…」
「やっ、あ」
錫也は胸を優しく撫でる。
「お前、いつの間にこんなに大きくなったんだ?」
胸全体を確認するように揉む。
「っ、あ」
「ずっと触りたいと思ってた。触れたくて仕方なかったんだ…」
「や…恥ずかしいよ…」
「恥ずかしがらないで…もっとよく見せて」
「んっ」
錫也が私の服のボタンを外していく。
胸が少しずつ露わになっていって、冷たい外の空気に触れる。
ボタンが全て外れされて、錫也の視線を感じる。
「見ないでっ」
恥ずかしくて胸を隠す私の手を、どかすように両手でシーツに縫い止める。
「綺麗だ…」
そのままそっとキスが落ちる。
「…っ」
柔らかくて優しいキス。
「優しくするから…心配しないで。俺も初めてだから、痛い思いさせるかもしれないけど…その時はちゃんと言えよ?」
錫也の真剣な瞳。
「…うん」
「好きだ…」
「…うん」
「…お前は?俺の事、好き…?」
「錫也…なんか慣れてない?」
「お前…慣れてるわけないだろ?俺だってもうどうにかなりそうだよ。だけど、お前を傷つけたくないから、必死で頑張ってるんだよ?」
「そっか…」
「全く、そんな事言う奴は、お仕置きだ」
錫也の顔が近づいてきて、またキスをされる。
「んっ」
今度は深く重なる唇。
「…っん…」
「ふ…あ」
唇が離れると、錫也に間近で見つめられて照れてしまう。
「俺は、お前を抱きたい」
錫也の真摯な気持ちに心臓が飛び跳ねる。
「う、うん…」
胸が苦しいくらい、錫也が好きだ。
「大丈夫だから、安心して」
優しく髪を撫でてくれる、錫也が好きだ。
「なぁ、答えて」
「…ん?」
「お前は俺の事好き?」
「…うん」
好きで好きでたまらないくらい好きだよ。
錫也への気持ちでいっぱいだよ。
「俺に抱かれたいくらい、好き?」
「…うん」
恥ずかしくて、また心臓が高鳴る。
「良かった…。俺も、大好きだよ…」
「んっ…ん…」
唇が重なって激しいキスをする。
キスをしながら、 錫也は私のブラを上に捲りあげ、胸に直に揉んできた。
「やっ…あ」
「お前の胸…すごく柔らかい…」
「んっ…恥ずかし…っ」
「恥ずかしくなんかないよ…綺麗だ」
「…そんな事っ…な」
「本当にヤバいくらい気持ちいいよ…」
錫也の荒い息が、私の胸にかかって…。
「んあっ…」
「お前も、気持ちいい?」
「…っ…」
私は思わず泣きそうになる。
「そんな顔して、本当にお前は可愛いな」
胸を揉みながら乳首を人差し指でくりくりといじられる。
「っ…や…」
「嫌じゃないだろ?」
何度も乳首をこねられ、私は自然に声が出てしまう。
「…んんっ…はぁっ…」
片手で胸を揉みながら、今度はもう片方の胸に口付ける。
「…っ…ああっ…ん」
声を抑えようと手の甲で口を押さえるけど、錫也に手を取られてシーツに縫い止められた。
「声…聴きたい」
「んっあ…やぁっ…」
錫也に乳首を吸い付かれ、舌で転がされ、頭がおかしくなりそう。
「ヤバ…我慢出来ない。…下も触っていい?」
「…えっ…」
「大丈夫だから」
そう言いながら錫也の手はスカートをたくし上げ、下着の上からそこを撫でる。
「ひゃっ…あっ…ああ…」
そこを何度か指でなぞり、下着の中に手が入ってきて、入り口に触れた。
「やっ…だぁ…」
「嫌…?嫌ならやめようか?」
「意…地悪…っ」
「ふふっ、意地悪じゃないよ。お前が嫌がる事はしないって言っただろ?」
「やっ、めない…で」
「分かったよ。続けてあげる」
「っ…」
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