その日、空は白かった
2011/09/03 01:44

『その日、空は青かった』
2011年執筆。新人賞に応募するも、データ破損により受理されておらず。まだまだ活躍してもらう気でいます。

この作品は、私が一番気に入っていると言っていいです。
執筆中のものを含めないとしたならば、最新作でもあり。

2010年の春に一作書き上げたきり、昔の作品の推敲やら短編やらばっかりで長編をちゃんとずっと書いていなくて、いい加減新作書かないと、と焦って書き始めたのがこれ。
ずーっと考えてたのに全然プロットが出来なくて、某イラスト系SNSを巡回しまくってたんですね。ほんとに何の方向性もなくて、学園ものにするのかファンタジーにするのかも全然わからなくて。
そしたら、「田舎の道をセーラー服で歩く女の子」の絵が出てきまして、これだ!ってなって、そこからはもう怒濤の勢いでしたね。
携帯でそのイラストを見ていたにもかかわらず、夜中の2時にベッドから飛び起きて夏歌聴きながらノートにがーっとキーワードみたいのをまとめて。
他にも色んな方のイラストからインスピレーションを頂きまして、それを纏めた結果今の形になりました。

ストーリーのベースはさっきのイラストなんですが、真白は「人気のない駅で佇む少女」みたいなイラストから生まれたんですよ。
そこから連想ゲームみたいに、まあ今となってはどう連想したのは私にも謎なんですけど…とにかくまあ、そのイラストがなければ真白は飛び降りもしないまともな女の子になっていたでしょうね。
「飛び降りをした女の子の下敷き」っていうネタは昔から何となく頭にありましたけど。


私は基本、やるなら完全ファンタジーか完全ラブコメでぱきっと分かれるタイプで、いきなり出てきて異能者バトル!みたいなのは絶対書けないと思うんです。
なので今回もファンタジー要素は一切なし、あくまでも現実の理論に敵った範囲でしか主人公たちは行動してません。

でも今回「田舎での青春」ってテーマが固まる前、ちょうど迷走しまくってた頃は何故か北欧神話にはまってて(笑)
ヴァルハラ!とかラグナロク!とかいうファンタジー一色のものを書こうかと思ってたんですよ。その影響でこのサイト名ですけれどもね。

だからその北欧話を迷走しながらノートにがりがり書いてたページにその空のキーワードとかを書き込んだんで、ページが凄いカオスなんですよ。
天使 ヴァルハラ ヴァルキュリャ 黄金の林檎 不死 暑い田舎 記憶 真白 って書いてありますからね。酷い。

でもこの北欧話を考えていなきゃ、真白の髪は白くなかったんですね。
その話では黒い天使と白い天使、みたいなことを考えてて、そこから真白のあの白さが思いついたわけですから。
でもそのファンタジーの理由なく白いってのはその空では通用しなかったんで、どうすれば髪は白くなるんだろうなんて考えて。ググって。

真白のキャラ自体はあっさりでした。
何と言ってもただの私の好みですから。
ちょっと電波入ってて、クールだとか無気力ではないのになぜかよくぼうっとしてるような。あと喋る時、舌足らずでもないのに何故か漢字じゃなくて平仮名っぽいとか。


次に思いついたのは一ノ瀬兄妹。
夜宵は真白の次くらいに好きです。あんな兄ちゃん欲しいですよね。
このへんは後々書くつもりですが、いつもあんな冗談混じりに今宵を溺愛しているだけなのに、本当はちゃんとずっと先を見据えてる当たりが。
心からのお疲れ様をあげたい人ナンバーワン。

人間関係を書くのが何より好物な私としては、こういう素直な子たちを書くのは凄く楽しかったです。
公開しているのはこれだけですが、このあとの話も膨大にあるんです。その空。
一見馬鹿やってるだけですけど、あの六人は色んなふうに恋愛感情が絡んでたりして。某駄目人間な人とかも。

そこらも追々書いてアップしていきたいと思ってますので、ゆっくりお待ちいただければと思います。


拙著をここまで読んでいただき、ありがとうございました!
緋絽



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