What's this world?



世界観


旧暦2120年に起きた第三次世界大戦及びそれに伴う天変地異により地球は一度滅びかけた。海に沈んだ国、核の冬、絶滅した様々な生物。それらをまとめて、生き残った人々は戒めを込めて大災と呼んでいる。大災の結果か世界には不思議な力を持った者や架空の存在だと思われていた生物が確認され、科学とともに呪術も研究されるようになる。
大災から幾年か経った頃、「世界の中央」と称される地を「ニムロドの子」と自称する人々が治めだした。彼らは世界の再建と呪術の体系化を目的とし、知識を収集するために世界中から書物を集め学校を建てた。能力に秀でた者、異形に魅入られた者、知識を求める者を学校で教育し、共通語を広め、旧暦2342年を新暦1年と制定し、世界の統一をはかるそれをニムロドの子らは「バベル計画」と名付けた。しかしバベル計画はニムロドの子ら以外には隠されている。
新暦5年に「世界の中央」は正式に「空白の国」と名を改め、いち国家となる。「シンアル」という真の名を隠すためである。
そして新暦230年、バベル計画は新たな動きを見せる。

バベル計画、それは神に対する挑戦である。




空白の国


大災以前で既に古代と呼ばれていた時代から残る地名である「シンアル」が真の国名である。
人が住める地区は四角く区切られており、AからZまでの26ブロックに分けられ更に1ブロックを縦10横10の通りが通っている。A-1-1が一番治安がよく、Z-10-10が一番治安が悪い。
ニムロドの子らが治めるこの国では本名を隠し、「空白の国」内でのみ本名と同じように作用する通称を使わなくてはならない。通称は入国する時点で登録されるため、誰かと同じ名前であることはありえない。




エウニル


「空白の国」唯一の学校である。知識と技術の宝庫であり、在籍するに相応しい資格さえあれば無一文であろうと入学が許可される。全寮制。
3年制の基礎科の後に希望者のみ3年制の専攻科へ進める。基礎科1年は16歳、専攻科3年は21歳が原則である。
学科は呪術科、降霊科、術具科、予言科、占術科、薬学科、歴史科、生物科、神学特別科、特殊能力科がある。
術具や薬を売っている購買もあるが、学生間での売買もされている。




















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テーマ「人外ファンタジー」
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