一日お世話になります
気温が軽く30度を超える夏がやってきました。


「びーがー(溶けるぅー)」
「きいろちゃんは暑いのが苦手ねぇ。ほらほら、氷枕敷いておきなさい」


いつも通りお散歩をしてはみるものの、暑すぎてそれどころじゃない。でもお家に居てもご飯ないし暑いし何よりつまらない!だから意地でも散歩だ!なんてしてたらある日道端で意識ぶっ飛びました。それからは心配したまこちゃんが私の散歩ルートに住んでる方々に見かけたら声をかけて欲しい、と一軒一軒挨拶しに行ってくれたそうです。ほんとあの方旦那さんに欲しい。うちの相方は何してるんだちくせう。


「あら!今日は神田さん家に居たのね〜」
「確か昨日がお隣だったから、今日はうちかしら〜なんて思って連れてきちゃったのよ。可愛いから見てて飽きないわ〜」


外は暑いからうちに来なさい。なんて声をかけてもらえるようになったのもたぶんまこちゃんのおかげ。商店街沿いだと店番したりもするんだー!











「きいろちゃん!僕たちねーリレー泳ぐことになったんだよ!」
「ちゅーう?(リレー?)」
「僕はブレスト!こんな感じ〜」


なぎちゃんは私の前でブレストとやらを披露してくれている。あれか、平泳ぎか、かえるさんかな?!


「ぴっぴかー?(怜ちゃんはなに泳ぐの?)」
「僕はですね、一番美しいバ「怜ちゃんはバタフライだよ!」


こんなやつー!ちょっと渚くん?!
二人は喧嘩しながら泳いでる。あれが…バタフライ。バタフリーのが可愛い。


「ここんとこは倒れたりしてないみたいだね。」
「ぴかぴー!!(まこちゃんのおかげ!!)」
「この辺じゃきいろちゃんを知らない人居ないですもんね〜こないだ八百屋行ったらきいろちゃんが店番しててびっくりしましたよー!」
「鯖生活からきいろちゃんが脱出できて一安心だよ…」


まこちゃんの大きな手が頭を優しく撫でる。うんうん、この温かさが心地いいんだよね〜ねえはるちゃんや。君も鯖焼いてないで私のお世話してくれ!




夏猫のねごと


20140711 by花畑心中


prev next

bkm