未来なんて誰にも分からない。いつどこで誰と出会って誰に恋に落ちるのか、そんなことは私たちには分からないし、分かろうともしない。未来が見えてしまったら、そんな考えはいらない。何が起こるか分からないから、私たちは今日も生きてる。 運命などという言葉があるように、運命というものがあるのなら、彼と私が出会って恋に落ち、事故で記憶を無くしてしまったことも、運命と言えるのだろうか。 色の無い世界はとてもつまらない。身体がそう言っている。私は早くきれいなあの色を取り戻したい。 運命は、私をどこに導いてくれるのだろう? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− あとがき 最後まで「冬のひまわり」を読んでいただき誠にありがとうございます。寒いこの季節に一つ少し切ない話を、と思い書き始めたものなのですが、いかがでしたでしょうか… 無くした色をひとつひとつ集めに行く、それがこの物語の主題です。旅に出るような気持ちで大切な何かを探しに行く。 中途半端なとこで終わりですが、もしも機会があれば、続きを書きたいと思います。 長々と失礼しました。 20121214 |